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題... 富国強兵の焼き直しではダメ

◆ 私も、同感。的を射た分析だと感じます。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 日本の世界における地位、経済や科学技術は強国だが「政治は・・・」=中国メディア ⇒ http://bit.ly/2FYAQ0J     中国には大国意識を持つ人が数多く存在し、こうした中国人にとっては世界における中国の「地位」が大きな関心事であると同時に、ライバルとみなす国の地位も非常に気になるようだ。中国メディアの今日頭条は1日、「現在の日本の世界における地位はどの程度か」と題する記事を掲載した。   記事は、古代日本は中国の文化を大量に吸収した国であり、中国とは海で隔てられていたおかげで中国に征服されるのを免れた国家でもあったと主張、また近代日本は明治維新を通じて率先して工業化を実現し、清朝とロシアを打ち破ってアジアで最も強大な国家となり、「列強と呼ばれる世界でも少数の国」となったと説明した。   また経済規模や科学技術力、教育と文化については「強国の水準」であり、軍事力についても「強大」と評価したが、政治については各国の目に日本は「米国の従僕に過ぎない」と見られていると指摘、日本は米国の影響力から逃れることはできず「日本は決して正常な国家ではなく、日本の地位は米国の従僕というところだ」と論じた。


◆ なぜ、これほど冷静に日本のことを分析できるのか不思議です。

 長期間外国で生活していると不思議なことがおきてくる。良いところも悪いところも、冷静に自分の国のことを見ることができるようになるものです。
 自分が生まれ育った国に、妙な愛国心のようなものも芽生えてくる。反日的な国で暮らすと、嫌なことも多いためか、なぜかそんな感じになる。私も、そんな経験をしました。
 このメディアのコラムニストは、もしかして日本人なのですかね? ともかく、私は、このコラムの指摘は、的を射ていると思います
 自分の国を冷静に見るためには、3~4年ほど外国で生活するのもいいのかも。


◆ 確かに、富国強兵時代の日本は、すばらしい発展をしました。

 当時の国際情勢は、軍事力だけが絶対的な威力を発揮できる時代だったと思います。でも、そんな日本でも、アメリカと戦争をして負けました。
 第二次世界大戦の日本の人的損失は300万人前後(民間人も含めて)。一方のアメリカは、40万人強。日本はとてつもない犠牲を払って、“身のほどを知らされた”のです。[ #身のほどを知る ]
 戦争に負けた結果、“マッカーサー元帥”という、状況を冷静に判断できる人が日本を統治しました。それは、日本にとっては、このうえもなく幸運だったと思います。
 私は、マッカーサー元帥のおかげで、天皇制を維持することができたし、戦争を放棄することもできたのだと考えています。


◆ 今更に、結果的には失敗だった富国強兵を手直ししても、無意味と思います。

 安倍首相が推進する憲法改正や経済政策などは、私から見れば富国強兵の焼き直しにしか見えません。さすが、富国強兵の先兵となって活躍した岸伸介氏の孫。[ #富国強兵 ]
 でも、今は、そんな時代環境ではない。それより、私は、戦争に負けて“怪我の功名”的にめぐってきた幸運を、より積極的に展開する方がいいと思います。[ #怪我の功名 ]
 “今日頭条”が強調する“日本は、科学技術力や教育と文化では強国”という点を、さらに伸ばす国づくりが大切。それが、“生活文明郷”の国づくり。[ #生活文明郷 ] (→ 注1)

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●(注1)  “生活文明郷”については、2007.2.24のブログ『生活文明郷-ビジョン』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2TB6JS9



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