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題... アメリカのひとつの文化のようなもの

◆ アメリカ製造業は昔からそうでした。

~~< 以下 引用 >~~   ■ ずさんな製造・管理で生産加速か=ボーイング「787」-米紙 ⇒ http://bit.ly/2UNQg0X     米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は20日、新型旅客機「737MAX」の墜落事故が相次いだ米航空機大手ボーイングが、最新鋭中型旅客機「787」を製造しているサウスカロライナ州ノースチャールストン工場で、安全性を損なう恐れのあるずさんな製造・管理体制の下で生産を加速していたと報じた。   数百に上る社内電子メールや内部文書、現・元従業員への取材などを基に伝えた。「787」の納入が大幅に遅れていた同工場では、従業員による問題点の指摘を無視し、「品質よりも生産スピードを重視する文化」があったという。


◆ アメリカの自動車の品質のお粗末さは定説でしたが、飛行機も同じらしい。

 アメリカの製造業が工程管理や品質管理がずさんというのは、もはや、“文化”のようなもの。それは、アメリカの製造業全般に関わる問題だと思います。
 もしかしたら、先日墜落事故で騒動になっていた最新鋭戦闘機のF-35も、これはボーイングではなくロッキードですが、そんな感じのずさんな管理で作られていたのかもしれません。
 要するに、アメリカの製造業には、多少の“不良”は許容してしまう文化があるのだと思います。“間違った合理主義”とでも言えるようなもの。[ #間違った合理主義 ]


◆ 昔は合理主義の象徴だった“フォード・システム”でしたが …

 私が学生の頃は、工場管理の常識として“フォード・システム”を勉強させられていました。フォード・システムは“標準化”と“流れ作業”がポイント。
 確かに、すばらしいシステムと思います。そのフォード・システムは、日本で独自に発展しました。各工程のロボット化と相まって、うまい具合に発展したと思います。
 でも、アメリカでは、いまひとつ上手には発展しませんでした。やはり、文化の違いが大きいと思います。[ #文化 ]
 私は、大切なものは品質的に信頼できる日本製かドイツ製を使いたい。車ならまだいいのですが、品質管理がずさんな飛行機は使うのがこわいと思います。
 アメリカの製造業は、日本の工場に特有の品質管理や工程管理さらには改善活動の技術者やコンサルなどを大勢スカウトし、正しいものずくり文化を定着させるのが良いと思います。


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