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題... 構造改革的なことをひとつくらいはやらないと

◆ やっと、その大切さがわかったのですね、安倍首相も。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 安倍首相、残り任期「リスク取り改革」=社会保障、多様性に対応 ⇒ http://bit.ly/2ofYBv2     安倍晋三首相は1日、東京都内で講演した。自民党総裁任期が残り2年であることに繰り返し言及し、「内向きな政局や離合集散に費やす時間などない。リスクを取り、さまざまな改革に挑戦しなければならない」と指摘。今後2年間の重点課題に少子高齢化を挙げ、「多様な学び、多様な働き方、多様なライフスタイルに対応した社会保障の三つの改革に挑戦する」と表明した。     自身が掲げた全世代型社会保障制度の実現については、「給付カットか現役世代の負担増かという二者択一の議論から完全に脱却する。現行制度にとらわれず、全ての世代が安心できる制度を大胆に構想していきたい」と述べた。


◆ そもそも、安倍政権は構造改革の小泉政権を受け継いで誕生した政権でしたが …

 結果的には、経済政策的な面では“守旧的な利権勢力を守る類の政策”だけで、構造改革的なことは何もしてきませんでした。“アベノミクス”は、その典型。
 アベノミクスは、野放図な円安と昔風の財政出動を推進して守旧的な産業などを支援するだけで、一番大切なはずのアベノミクスの核心の“成長戦略”は、全部が空振りでした。
 昨年は、そんな状況にしびれをきらしたIMFから説教される始末(→ 注1)
 そして、国民生活は、二極化が際立つ結果になりました。運良く大企業や公務員の仕事にありつけた人は、まだいい。でも、そんな人は国民のごく一部。[ #格差社会 ]


◆ おかげで、わが国には、新しいタイプの“貧困層”が増えてきました。

 新しい貧困層というのは、言わずもがな、そんな幸運にありつけなかった大部分の高齢者層です。[ #新タイプの貧困層 ]
 死ぬまでに2000万~3000万円もの貯金が必要と言われれば、必死に仕事をして子育てすることで国に貢献してきた高齢者層は途方にくれる。“社会不安”です。
 今更、間違いだらけの社会保障をゼロベースでやり直すことは、不可能。ならば、従来の社会保障を側面から補完する類の高齢者雇用助成制度でもやるしかない。
 隠れた人材を有効活用する“障碍者雇用の助成金”などはありますが、しっかりした“高齢者雇用”のための助成金はないのが現状。それは、“社会的要請”に他なりません。[ #社会的要請 ]
 そのうえ、それは、一石二鳥。年金などの給付が増えることもないし、労働者不足の解消にもなる。もし、財源などがないなら、消費税などを上げてもいいと思います。

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●(注1)  アベノミクスがIMFから説教されてしまったことなどについては、2018.10.5のブログ 『IMF専務理事からもお灸をすえられた格好です』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2mHculu


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