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小説を書き始めてみた

妻と子供たちが寝静まった午前1時。ふと思い立ってパソコンに向かう。眠気もあったが、僕以外が寝てからでなければ自分の時間が確保できない。慢性的な寝不足なので睡眠時間を確保することを諦め、思いつくままに小説を書いてみた。

本来であれば綿密にプロットを組んでから書き始めるのが正攻法だろうが、あいにく締切まで時間がない。このままいくと間に合わずに応募できないまま終わる可能性があるので、流れを掴むためにも書きたいように書いてみた。

小説を読んでいると書けそうと思うが、いざ自分で書いてみると「これでいいのか?」という疑念が1文ごとに頭の中を支配してくる。プロットを組んだらこんなことはないのだろうか。はたして書いているのは小説なのか、日記なのかわからなくなる。こんなもの小説ではないと突っぱねられるかもしれない。

2時間ほど書いた結果は約2600文字。これが早いか遅いかは基準がないから全くわからない。苦労して捻り出したような、スラスラと文章が出てきた気もするような、書いている時の感覚すら曖昧だ。でも少しだけ楽しかった。

公募に挑戦などと現実を見ずに軽々しく口にしていたが、小説を完成させるだけでもすごいのかもしれない。「応募しました!」とSNSで発信している人のすごさを実感した。見るのとやるのでは全然違う。現実は甘くなさそうだ。

そろそろ産みの苦しみを味わえるスタートラインに立ってみよう。

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