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『特別な一人目』を読んで長男に思うこと

先日、Twitterを見ていたらとある漫画が目に入りました。

タイトルは『特別な一人目』です。詳しくはぜひ読んでほしいのですが、一人目の子供に対する特別な感情が描かれています。

家族の体調不良により、1週間ほど仕事を休んで家にいたのですが、これを読んで長男に申し訳ないなと思うばかり。

次男が高熱を出したので、妻も僕も次男のお世話優先。「あそぼ」とニコニコしながら寄ってくる長男に「ちょっと待ってて」と言って、YouTubeを見せてばかり。

あろうことか寝ている次男を心配して寄ってきた長男に対して、「寝てるんだからあっち行ってて」なんて言ってしまう僕。起こされたくないという感情のまま、こちらの都合で長男に冷たい態度をとってしまいました。

多少散らかしながらご飯を食べることだって理解しているはずなのに、汚されると「ちゃんと食べて」と怒ってしまうし。

最近、長男が「ぱぱごめんなさい」と口にする回数が増え、それだけ怒ってしまっているのだなと反省しています。それでも健気に「ぱぱ」と寄ってくる長男ですが、本当はどんなことを思っているのでしょうか。

我が家は年子なので長男が妻と僕を独り占めできたのは、わずか1年ほど。急にお兄ちゃんになった長男が赤ちゃん返りして甘えてきた時に「寂しい思いをさせないように」と決意したはずなのに。忘れるもんですね人間って。

今日もおでかけするつもりで着替えさせたままシフトの勘違いに気づいて出勤してしまうし。ニコニコしながらリュックを背負った長男の期待を大きく裏切ってしまいました。

なんだかいつも余裕がなく、いつまで経ってもまともな父親になれません。おままごとのような生活をしていると怒られたことがありますが、本当にその通りなのかもしれませんね。

あと数年すれば学校の友達優先になって、親元から少しずつ離れていくだろうに。今しかないのに上手く接してあげられない自分の不甲斐なさが嫌になりますね。書いてて泣きそうになるくらいには申し訳なさがあるはずなのに。

次男には申し訳ないけど、僕にとって長男は特別です。初めての育児でたくさんの経験をさせてくれたし、妻が次男の出産で入院した時は1週間2人きりの生活だったし。2人で出かけることが多いのも長男だし。完全母乳の次男はやっぱりママっ子なので、必然的に長男との時間が増えるというか。2人の子供に優劣はないですが、特別な感情がないわけではないというか。

帰ったらちゃんと遊んであげようと思います。

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