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胴体と腕はつながっている、でも別物 ダンス基礎基礎WS Part 2 第2回 「アームス」レポート

ロルファーユキ先生によるダンス基礎基礎ワークショップ part 2、第2回のテーマは「アームス」でした。

基本が大切 そもそも腕って…

バレエを習い始めて私が最初に戸惑ったのは腕のポジションです。

脚の動きができないのは想定内なのですが、一見簡単そうに見える腕の動き、先生のようにきれいにできない!

腕で円を描くようにするアンバーというポジションも、肩がもりっと盛り上がってまるでボディビルダー泣

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なんで私だけこんなにかっこわるいの!と、あまりのできなさ加減が衝撃的でした。

それもそのはず、長年のデスクワークのおかげか、当時の私は猫背で肩が中に入ってしまっていたため、基本的な腕の動きができる準備が整っていなかったのです。

ワークショップは、「そもそも腕ってどう動くんだっけ?」という復習から。

そして肩甲骨を安定させ、肩関節から腕を使うエクササイズをいくつか行いました。

バレエを始めた当時よりずっとうまく腕を使えるようになっている、と自負のあった私ですが、今回行ったエクササイズの一つで、もしかしたら腕の付け根の靭帯を伸ばし過ぎているかもしれない、それで背骨の胸の部分(胸椎)が無駄に反りやすいのかもしれない、という気付きがありました。

この発見のおかげで、

胴体と腕はつながっている(ここまではよくわかっていたつもり)、でも、胴体と腕は別!という新たな感覚を体に落とし込むことができました。

一見腕とはあまり関係ない動きが!

さてその後受けたバレエのレッスンですが…

シソンヌ、アンボワテといった、一見腕とは関係なさそうなジャンプがうまくできた気がします!!

いつもは跳ぶ脚を頑張っていると「腕ってなんでしたっけね?」状態になるところ、腕の伸びが上体の安定につながって、より軽いジャンプになった感じです。

前シソンヌは進行方向に伸ばした腕、後ろシソンヌ、アンボワテは片腕アンオーにした腕が、上体を安定させたままいい感じに上に引き上げてくれてとても跳びやすく感じました。

さらに、早いテンポでジュッテをしながら腕を動かすのがとても苦手だったのですが…

腕を動かしても体幹部がぶれない感じで、自分比ちょっとまともになったように思います!

知っておくことの大切さ

コンテンポラリーや新体操のように、通常の人間の可動域をやすやすと越えていくタイプのダンスと違い、バレエの基本の動き、特に腕は自分の可動域の範囲内で行うことが大切です。

そうすると、どのポジションの腕も自分の視界の範囲内にあることがわかります。

例えばアンオーの腕は真上ではない。

よく、おでこの前、などと言われますが…

腕の可動域を考えると、背骨を反らさずに上げられるのがこのあたりになります。

同じように、セゴンの腕は真横ではない。

おおきな木の幹を抱くように、などと言われますが…

真上と同じく、腕の骨がくっついている肩甲骨は真横に広がっているわけではないので腕は真横には広げられません。

15度ぐらい前になります。

この角度がセゴンに広げたときの腕の角度です。

解剖学的にどうなのか、自分はどのくらいまでできるのか、を理解していると、無理をすることが減り怪我も防げますし、さらにできる範囲でいかに美しく見せるかを追求することもできます。

そして、自分の可動域が狭い場合、それがトレーニングやストレッチで何とかなりそうであれば少しづつチャレンジすることもできます。

ダンスは内なるものの表現なのだから、そんな頭でっかちに考えたってちっとも上手くならない、なんて言う人もいるかもしれませんが…

表現を支えるための技術、そして技術を支えるための知識です。

頑張る方向性を間違えないように!!

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