見出し画像

動かす脚より…? ダンス基礎WS第4回 「タンジュ・デガジェ」レポート

ロルファーユキ先生の「ダンス基礎ワークショップ」、4回目のテーマは「タンジュ・デガジェ」です。

タンジュとは、つま先は床から離さず片脚が前、横、あるいは後ろに動くこと。

デガジェはその先、つま先が床から離れるまで脚を持ち上げます。

と書くと簡単そうですが、股関節からターンアウトした状態で膝は伸ばしたまま、最終的にはつま先も伸びる動きなのでなかなか大変です。

前回までに習得したポイント・フレックス、膝の伸ばし方、ターンアウトなどを総動員していよいよダンスらしい「脚の動き」に入ってきました。


脚の動き、大切なのは!!

脚が動くので、当然その動く脚に意識が向きますが…

大切なのは軸脚、動かさない方の脚です!!

軸脚がしっかり上半身を支えてくれないことには、どんなに動く脚を気を付けても思い通りに動かすことはできません。

さらにアームスや顔の付け方など上半身で表現することもままならなくなってしまいます。

ワークショップでは、片脚立ちになった時に重心がきちんと移動するか、骨盤が横や下にずれないか、そしてそのためにはどう意識すべきかなどのポイントを体に落とし込んでいきました。

先生にも、客観的に軸脚の真上に重心が乗っているか、骨盤がよい位置にあるかなどを厳しくチェックしてもらえます。

軸脚を上手く使えて骨盤が安定すると、動かす脚が自由になる感じを椅子を使って確かめたりもしました。

前回までのワークショップで、私的にずいぶん自信をもって膝を伸ばせるようになってきていたのですが

(膝を伸ばすの紆余曲折は前回のレポートをどうぞ!)

そのおかげで軸脚にしっかりと乗る感じも掴みやすかったように思います。


実際のレッスンでどう活きるか

さて、その後私がバレエのレッスンに参加してどうだったかというと…

言うは易し行うは難し!!

たまたま人数が少なくできる人ばかりのレッスンにうっかり参加してしまったので振り付けを覚えるのに精一杯。

いつもより早いテンポの音楽に四苦八苦。

軸脚に乗ることに意識を向ける余裕がなくなってしまい…

あれだけ軸脚の真上に乗れるように練習したにも関わらず、途中何度か先生に重心の位置を直されてしまいました💦

さらには、あくまでサポート役のはずのバーを無意識にがっしりと握ってしまい頼り切っていることを何度か指摘され…💦

軸脚でしっかり立てていれば起こり得ないことが頻繁に起こってしまいました。

それでもうまくいったこともあります。

普段めったにやらない軸脚ルルベでのジュッテが思いの外うまくいったのです。

これはまさに、うまく軸脚で立つことができたから!!

そんなこんなで軸脚に乗りたくてもうまくいかない!!でも意識はちゃんとしてますよ?という感じでわちゃわちゃ〜っと終えたバーレッスン後のセンターレッスン。

意外にうまくいきました。

回転などもいつもよりよい出来。

さらに、ファイイからのアッサンブレ、踏み切る脚がすぐに変わるタイプの連続ジャンプが気持ちよく高く跳べました!!

これは軸脚をうまく意識できたおかげで重心の切り替えがうまくいったからだと思います。

バレエではよく

バーレッスンでセンターで踊れる身体をつくる

と言いますが、まさにそのことを実感したレッスンになりました。


じっくり自分のペースで体の感覚を確認することと、音楽に合わせて「踊る」ことは別物なので、わかったからといってすぐにそれが踊りに活かされる訳では残念ながらありません。

しかしながら、ただやみくもに踊りのレッスンを重ねるのと、自分はなにが足りないのか意識しながらレッスンしていくのでは上達のスピードが違うのではないでしょうか。

また、自分なりの意識ポイントを持って日々のレッスンに望めば、例え亀の歩みだとしても自分の進化を感じることができます。

今の自分がどうなのか?

上達するには何をどう頑張ればよいのか?

そんなことを深めていけるワークショップ、

ダンスを楽しむ人だけではなく、ダンサーさんをクライアントに持つ運動指導者さんにもお勧めです。

私が参加している0期も残るところあと1回。

間もなく記念すべき第1期の募集が始まります。

是非チェックしてみてくださいね。

https://ameblo.jp/rolfer-yuki/entry-12649145382.html


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?