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職歴ロンダリング記〜前史/中高時代

さて普通、職歴は最終学歴を卒業してから以降をそういうのでしょうが、私の働く意義に対する見方を振り返るためにも、働いてお賃金をいただいた経験全て網羅していきたいと思い、中高時代から記載していきます。
前置きはこちら

私の実家は、私が小学校5年生の頃から自営で居酒屋を経営していました。父が板前で母が調理補助、母はやりたくなかったそうですが、結局閉店するまでやっていました。
当初から日曜日はいつも午前中の仕込みは兄弟全員で手伝っていました。父も、生家が居酒屋で、多分同様にしていたのでしょう。私も特に違和感なく手伝ってましたし、仕込みが終わってから回転寿司などに家族で出掛けていたりしたので、それはそれで毎日夜は家にいない両親との家族団欒だったのだと思います。

営業時はホールスタッフは近所の大学生などを雇って2、3名で回していたのですが、私が中2か中3になったころ、たまに足りなくなったことがあったようで、手伝って欲しいと言われました。中学生に居酒屋で働かせるのもどうよ、とは思いますが、まあ家業なので、というわけで時折手伝ってはバイト代を戴いていました。
高校生にもなるとバイト歴も長くなり、通常のバイト代、下手すると割り増しくらいのバイト代を戴いていました。
5時半から11時で5000円、時給約900円です。地方の居酒屋バイトだと今でもこのくらいの時給ではないでしょうか。恐るべし失われた30年...

多い時は月6万円くらいいただけることもあって高校生にしては裕福なお小遣い事情だったかと思いますが、私は当時少女漫画にどハマリしていて、毎月「りぼん」「LaLa」「別冊マーガレット」「別冊少女コミック」を購読していたくらいでした。当然、単行本も山ほど買います。
「りぼん」といえば、当時は250万部の部数を誇る日本最多の少女コミック誌だったわけですけど、それを支えていたのが「星の瞳のシルエット」「ときめきトゥナイト」「ハンサムな彼女」あたりでしょうか。そして今に続く「ちびまるこちゃん」が始まった時代で、対として「お父さんは心配症」があった時代。
70年代の少女漫画は「24年組」の活躍などで評価も高く評論なども多数あると思うんですけど、売上規模で見た全盛期はやはりこの「りぼん」が250万部を誇った時代かと思うので、そのあたりの漫画も再評価していただきたいところ。
やっぱり最強は「星の瞳のシルエット」だと思うんですが。

岡田あーみんはホントは「ルナティック雑技団」のほうが鋤、いや好き。

「LaLa」は当時だと「フルーツ果汁100%」「So What?」とか。「CIPHER」も「月の子」も好きだったなー。

「別冊マーガレット」は、「POPS」とか、「海の天辺」とか。藤村真理さんの初期の作品も好き。

「別冊少女コミック」といえば何と言っても「BANANA FISH」でしょう。
あと日本に恵方巻きを広めた「× ―ペケ―」も別コミか。

で、だいぶ話はそれましたけど、そんな感じで漫画ばっかり買ってたのでお金は全然貯まらず(今もその傾向は変わらない)見かねた母親が野村證券で扱ってた多分金に投資するファンドを買いなさい、と言われ10万円ぐらい買ってました。しかしなんで金だったんだろう。当時なら中期国債ファンドとかでも良かっただろうに。

ただそれも、高校3年生のとき「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」にどハマりし、高3の夏休みに「大学の下見に行く」と言いながら夏コミケにて同人誌を買い漁り散財してすっからかんになったのでした。勉強しろ。

当然、勉強しないまま大学受験期に突っ込み、もともとの志望校の水準には到底及ばず、泣きながら北関東の国立大学になんとか入ったのでした。

というわけで中高時代のバイトを振り返ってみましたが、結局バイトしては漫画を買って散財しての繰り返しで、全くもって「将来に備えよう」などとは思っていなかったし、ましてや家業を継ぐための修行、とかそんなつもりもなかったし。今思えばちゃんと勉強しとけばよかった、とは思います。
「勉強はできるうちにしておいたほうがいいわ、あとになって気づいたって遅いわ」

そんな傾向のまま、大学生活に突入するのでした。


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