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「内側に篭もる時間」を増やせば増やすほど、内向型人間は幸せになれる


2024年が始まって、3ヶ月が経とうとしている。

2024年はフッ軽を目指す!

と書いたけど、既に「この目標はちょっと自分には合わなかったな」と感じている。(早すぎ😂)

というのも、「フッ軽を目指す!」精神で1月にギア全開で活動したところ、初っ端から飛ばしすぎたのか体調を崩した。

体調を崩したのをきっかけにメンタルの調子も悪くなって、鬱々とした2月を過ごしてしまった。
しかもこの期間、「なんでこんな立て続けに?」というくらい、微妙にモヤモヤすることが立て続けに起こった。一つ一つは大したことなくても、連続して起こるとダメージを受ける。

そういうこともあり、もう1度自分にとっての幸せとは何なのかを考えてみた。


これは単純に「旅行に行くこと」「美味しいものを食べること」みたいな分かりやすいものじゃなくて、他人から見たら「なんじゃそりゃ」と思われそうなことも含めて、「この時間が一生続いてほしい」と思うような出来事を、どんどんノートに書き出して行った。

そうして見えてきた自分にとっての一番の幸せとは、「内側に篭もる時間を増やすこと」だった

これは「誰にも会わず一人になる、家に引きこもる」という意味もあるけれど、それだけじゃなくてもっと精神面で、「自分の心の内側や、感情に浸る時間を増やす」というか。



例えば、私はライブに行くことが好きだ。
昔はとにかくライブへ行く回数を増やしたいから、片道3時間かかるライブ会場へ日帰りで行ったり、夜行バスで帰ってそのまま仕事に行ったりしていた。「余韻に浸る時間を作ろう」なんて全く考えていなかった。回数さえ増やせば良いと思っていた。

だけど、数年前に気づいた。
もちろんライブ自体は楽しいけど、それ以上に、「ライブの次の日にしっかり余韻に浸る時間を作って、感想を書き留めたり、あそこが良かった、ここが良かった、と思い返す時間」こそがすごく幸せなんだと。

そして余韻にしっかりと浸る時間があったライブは、数週間も経ってもまだ幸せな気分が続いている。しかも何年か経ったあとでも、ライブで起こった印象的な出来事や幸せな気持ちを覚えている。

逆に、余韻に浸る時間がなくてすぐ日常に戻ったライブは、幸せだった時間がすぐに途絶えるからか?ライブの余韻はすぐに消えるし、数ヶ月経てば、どこが良くて感動したのか忘れてしまう。

もっと具体的にいうと、メモなどに記録しておけば「こういうことがあった」という出来事は残せるけど、その時に感じた「幸せな感情」はもう全く思い起こせない。

だからライブ「まで」の時間は頑張れるけど、ライブが終わった「あと」の時間は、一気に燃料切れになる。そしてさらに大きな燃料を求めてしまう…。

私にとってはライブが顕著だけど、楽しかった旅行とか、感動した映画とか、全てに同じことが言えるし、とにかく余白というか、そのあと内側に篭もる時間を作ることが私には必要だった。

ーーー

他人といる時って、別に誰かに強制されたわけでもないのに、無意識に他人に行動や考え方を合わせてしまう時がある。

自分はじっくり考えながらゆっくりなペースで動きたいのに、近くに素早く動いている人がいると「自分も早くやらなくちゃ」とせかせか行動するようになったり。 
(しかも仕事だと、ゆっくりじっくりやる人より、素早く動いている人の方が評価されやすかったりするから、余計に厄介だ)

自分(少数派)はAの生き方こそが幸せだと思ってるのに、周り(多数派)に「Bの生き方こそが幸せなんだ」と言っている人がたくさんいると、自分も多数派のBの生き方を目指さなきゃいけないような気がしてくる、とか。


文章にすると「自分がないのか?」てくらいあまりにもしょうもなくてびっくりするけれど、人ってそんな単純なところがある。
一つ一つは小さなことでも、自分を偽る回数が積み重なると、人は少しずつ病んでいく。


正直私は、週5・8時間の仕事を何週間も何週間も連続してこなす、ただそれだけで少しずつメンタルが病んでくる。ひどいときには体調にも変化が出てくる。
別に大変な仕事でもないのに、どんだけ社会不適合なんだよ、と笑ってしまう。でもなるべくその状態を避けるように、数週間に1回、平日に休みを取っている。そうじゃないと自分が保てないからだ。

多分人より、自分を自分に戻すのに時間がかかるタイプなんだと思う。


思い起こせば一人暮らしをしていた頃は、特に何かしたわけでもないのに、突然すごく幸せな気分になれることが多々あった。
晴れた日に窓から風が吹いてきただけで、「あ〜なんかよくわからないけど、今すごいめちゃくちゃ幸せだ…」みたいな。笑

そのときは「私ってよっぽど一人の時間が大好きなんだな〜」くらいにしか考えていなかったけど、恐らく自然と楽しかったことの余韻に浸る時間が増えたり、自分を真っ平らに戻す時間がたくさんあったおかげだったんだろうな。

あとは単純に、絵を書いたり、文章を書いたり、ネイルをしたり、自分に似合うメイクとか髪型とか永遠に試し続ける時間とかも、内側に篭もる時間と言えると思う。誰に見せるわけじゃなくても、そういう時間ってとても幸せな気分になる。

ただ漠然に生きているとそういう時間って作りにくいから、特に私のような内向型人間(多分HSP気質もあり)は積極的に、一人の時間や内側に篭もる時間を作ることが、幸せに生きていくための鍵なんだと思う。

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というわけで、一番最初の2024年の目標の話に戻るけど、私は「すっごく興味があること」に対してはそもそもフットワークが軽かったわ
一人でどこにでも行くし。わざわざ目標にして気負わない方が良かったのかもしれない。

わざわざ目標にしてしまうと、強く興味があるわけでもないことにまで手を出して、余白がなくなって疲弊してしまう気がする。

少し話が変わるけど、2月の鬱々としていた時期に、BUMP OF CHICKENが「ホームシック衛星2024」という2008年に行われたホームシック衛星2008のリバイバルツアーを行うことを知った。
orbital periodという私の大好きなアルバムを引っ提げたツアーだ。


これを知ったとき、「ちょっと行ってみたいな〜」じゃなくて「これは絶対に今行かなければならない」という謎の使命感に駆られた。こういうときは大体、すんなりチケットが取れる。

まだツアー中だからネタバレや詳しい感想は書かないけど、本っっ当に行って良かった。
BUMPのライブに行ったのは初めてだったんだけど、この時歌われたすべての曲が今の自分の心のピースにピッタリとハマったというか…。ライブ行ってからというものの、もうBUMPしか聴けない体になってしまった。(?)

と、同時に、「そうだよな、これで良いんだよな〜」と思った。どうせやりたいこと、行きたいものは、勝手に体が動いてしまうんだから。

そうやって自然体で生きていければ。


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