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【兎草子】睡眠障害の薬をやめた話(24/08/31)

10年ほど前から睡眠障害に悩まされています。

睡眠障害と明確に気づかされたのは、会社のヘルス・メンタルチェックの結果。「面談が必要です」と産業医に呼び出され、生活状況や仕事の状況などいろいろと聞かれた結果、「睡眠障害なので薬を出しましょう」ということに。それまでも、寝つけない、夜中に目がさめる、ということは自分でもわかっていたのですが、まさか薬をもらうほどとは考えてもいませんでした。

処方されたのは、最初は睡眠を安定させる薬だけだったのですが、ほどなくして睡眠導入剤も追加されて2種類となりました。

少し話がそれますが、会社の健康診断とか人間ドック、そしてヘルスチェックとかって結構だいじだし、人間ドックを除くと無料でやってくれるので積極的に受けましょう。
この他にもインド出張の前に健康診断を受けたら、普通は「肝炎防止のためのワクチン打ってね」とか「胃腸薬持っていってね」という感じなのですが、私の場合は「高血圧ですね。血圧を下げる薬を飲まないと出張は認められません」と脅されました。以来、内科に定期的に通うようになりました。

その後、勤務地が変わったり、産業医が常駐しなくなった理で、まちの心療内科(と内科)に通うようになりました。

しばらくは薬を飲みながら、多少は睡眠が安定しているかなとも思っていたのですが、やはりなかなか眠れなかったり、夜中に起きてしまうことも多かったのです。
それで、心療内科で「薬を増やすことはできないのでしょうか」と相談してみると、睡眠を安定させる方はできるけれど、寝つきの方は無理だと言われました。でもって、一旦は納得してその服薬を続けていたのです。

ところが、家の者にこんなことを言われるようになりました。
「夜中に起きて食べるのはいいけど、こぼしたものは掃除しておいて」
「昨夜も冷蔵庫の中身を散らかしてたけど、ちゃんとして」

「いやそれ記憶ない」と言ったら、ちゃんと受け答えしていたというのです。

あー、なんということか。おそろしい。夢遊病者だ。

本当に、薬を続けるのが怖くなって、薬はきっぱりやめました。

以降、スマートウォッチで、自分の睡眠状態をこまめに確認して、なんとかリズムを作るようにしてみたり、枕やマットレスを見直してみたり、いろいろとしています。
家族にも協力してもらって、部屋にひとりで寝るようにもしました。家族であっても他人の音が気になって眠つけなくなる気がしていたので。

いまだに寝つきはものすごく悪いですし、連続して眠れるのは2時間程度。どうしても目がさめます。
不思議なのは、夜中に目がさめた時にトイレに行ったり、何か飲んだり食べたりした後はすぐに眠れることです。

つまり、長く起きていた後に眠ろうとしても、睡眠スイッチがなかなか入らない、一旦眠ることができると途中で目がさめても睡眠スイッチは入ったままの状態ですぐ眠ることができる、ということなのでしょうか。ちょっと謎ではあります。

どうやったら睡眠スイッチを入れることができるのか、いろいろ試してはみてはいますが、なかなかわかりません。何かいい方法があるといいんですけどね。



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