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リフィル処方を待ち望む、でもサイバー攻撃に警戒せよ

 デジタル行財政改革会議が取りまとめる内容に、リフィル処方が盛り込まれる方向とのこと。これは歓迎したい。私は内科と整形外科に定期的に通院しており、特に整形外科は薬をもらうために通院しているようなもの。コロナ以降は処方期間がそれまでの1ヶ月から2ヶ月に伸びて助かってはいるものの、3回くらいまとめて処方してくれたら本当に嬉しい。半年に一回くらいだったら喜んで診察受けるので。で、この処方箋ってデジタル化して、マイナ保険証に紐づけてくれるんだよね。間違っても紙のままとか言わないでほしい。何ヶ月も保管しておける自信がない。

デジタルといえば、YouTube含めてあまり動画を見ないので、ニコ動、ニコニコ動画のことなどすっかり忘れていたけれど、先日大規模なサイバー攻撃があってサービスが中断中。ニコ動はもとより、運営元のKADOKAWAのサーバが全面的に攻撃を受けたらしく、出版物の配送やKADOKAWAから各所への支払いに関する決済にも影響が出ているとか。完全な復旧までは約1ヶ月かかる見込みとのこと。特にニコ動のサービスについてのダメージが大きいっぽい。
時折、ランサムウェアによる身代金攻撃などがニュースになることはあるが、あれはメールなどをトリガーにした社内システムへの攻撃。このようなWeb上の外部サービスについてはDDoS攻撃などによる一時的なサーバダウンはよくあるが、長期ダウンは珍しい。日経の記事によると、攻撃を防ぐためにサーバ間の物理的なNW接続を外すことをしなければならなかったとあり、さらに複数のサービスを再構築しなければならない、とも。それってどうなのと思う。外部向けのサービスの場合、NW構成は多段で防御できるようにするのが普通だし、サーバ上のサービスはシステム構成含めてバックアップとってあるんじゃないのか。
システム設計、構築、運用のいずれもが相当にいい加減だったということは容易に想像がつく。これまで何事もなくきたのが不思議なくらい。
あまり報道になることはないが、日本の行政機関、企業のサーバは常に不正アクセス、サイバー攻撃を受けている。日々きちんと対策をしていないとあっという間にダメージを受けかねない。私たちの便利なネット生活はそうしたセキュリティ対策を縁の下で支えてくれている人々のおかげで成り立っているのだ。ITシステムの運用技術者、セキュリティの技術者の待遇はもっとよくしたほうがいいよ。

リフィル処方箋、誰がどうシステム作るかわからないけど、どこかネット上のサーバに置かれるんだよね。大事な個人情報、しっかりしたセキュリティで守ってほしい。私の処方箋の情報が漏れたってどうってことないんだけど、サービスが止まるのが困るんで。


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