【入院対策】親が入院した、その時すぐにやるべきこと
80歳を過ぎた高齢の父が緊急搬送されて入院。そんな経験から得た教訓。この記事をご覧になる方は時間が限られていると思うので、最初に結論から。
①病院に直接連絡を入れること。
②病院に直接行き、医師と会話すること。
③キーパーソンを自分にすること。
④病院に介護認定など対策について相談すること。
⑤市区町村に介護認定の申請をすること。
以下にそれぞれ出来る限り簡潔に解説します。
①病院に直接連絡を入れること。
私の母70歳後半は「父が入院したが大丈夫」と言いましたが、結果的に大丈夫ではありませんでした。親というのは心配をかけたくないという思いから言いがちです。数日後、母からのレポートが少ないので、病院に連絡したところ医師から最初から息子さんと話したかったとのこと。母にもそう言っていたらしいですが、母が止めた様子。まずは1次情報を得ること。仕事と一緒でした。
②病院に直接行き、医師と会話すること。
父と対面すると大丈夫ではありませんでした。意識朦朧として廃人状態。。。母が見舞った2日前はそうではなかったらしいですが、数日で容体は急変するものです。また、医師と会話することの重要性は入院直前の生活レベルを伝えることと求める回復レベルについて認識を合わせること、また私たちが重要な意思決定をする上での前提情報を得るためです。医師も複数の患者を診ており、病院の体制などにもよりますが、一人当たりの患者に対する対応は手薄になります。まずは病院で急逝することがないような対応を取るところから始まります。急性期は入院直後の不安定な状態を脱することが最優先ですので、家族側が求めなければ最低限の対応になります。入院直前までの生活の様子をしっかり伝えることで可能であろう回復レベルを医師にも伝えつつ、家族側もそれが可能かどうかを認識する必要があります。また急性期では言葉の通り、急に容体が変わり、医師から仕事中であっても否応なく電話でこれから実施する医療に関する同意を求められます。口頭同意で処置を進めるのですが、家族側も事前に情報を得ていないと判断のしようがありません。そのため医師と会話することは重要です。
③キーパーソンを自分にすること。
病院や介護ではキーパーソンというものが設定されます。私たちのケースでは、入院当初は母になってました。携帯電話、固定電話にかけても老人は出ないことがありますが、急を要する場合に対応が遅れます。そのため、病院に行った際にキーパーソンは私で今後の連絡はまず私にお願いしたい旨を伝えました。もちろん家族内での合意が必要ですので、その点は家族内で協議してください。また、私はiPhoneユーザーでしたが、iPhone単体ですと着信に気付けかないケースが多かったため、すぐにapplewatchを導入しました。どんな状態でもapplewatchが振動で着信が分かるので非常に便利です。
④病院に介護認定など対策について相談すること。
最初に市役所に連絡をして介護に関する相談をしたいと言いましたが、市役所からは容体が安定してから連絡をしてほしいと言われました。一方で、介護認定には1-2か月がかかります。よって、病院の介護認定に詳しい方や相談員がいるので相談し、巻き込むことが重要です。私の場合は市役所に同じことを言われたら〇〇病院から介護認定の手続きをお願いしたいと言ってくださいと力強い言葉をもらいました。同時に、病院所定の用紙で介護認定に必要な情報(病院名、住所、医師名など)が記載された用紙を渡されました。
⑤市区町村に介護認定の申請をすること。
病院から頂いた用紙をもとに市役所に行くことで、窓口の方も直ぐに対応してくれました。また、介護認定の現場に立ち会うか否かについても質問があります。介護認定あるあるらしいですが、その日に限って頑張ってしまう傾向があるらしいので、そうならないように当日立ち合いをおすすめしたいと思います。私の場合は事前に頑張らないという話しをしつつ、介護認定のその日も認定員が来る前に病室を訪問して念押しをしました。その点については両親に話して条件の良い介護認定レベルを得るために、いつもよりもできないスタンスで臨むように繰り返し伝えました。
仕事に育児に、現役世代で忙しい時期ではあるものの、初動や的確な情報収集の重要性を感じた経験が誰かの役に立てれば幸いです。
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