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0点を10点に

6月、私はどん底にいた。

5月半ば頃からゆる〜っと調子を崩し、
6月頭に個人的にショックを受ける出来事があり、
6月半ばにさらに大打撃を受け、

ここ数年で珍しくとんでもないほどのどん底を見ていた。

ご飯が美味しいって何!?楽しいって何!?レベル。
酷い時は毎日ずーっと泣いていた。
ただでさえ脱水になりやすい夏なのに。
(熱中症には気をつけたい)

そんな中私には分かっていたことがあった。

なんにもしないままでは、
後々自責の念にやられてしまう!!!!

こういう状況のプロとして、気持ちが沈んできたと分かったら、意図的に何もしない日やなんでも好きなことしていい日を作るんですけど、後々「何であんなことしたんみたいな気持ちになって、潰されかける、みたいなことになってしまうんですよね。いつもです。いつも。

もう一段階しんどくなるなんて避けたい。別に普通にバイトも大学もあるんだし、やらなきゃいけないことも、会わなきゃいけない人もいる。てかもう21歳だし。なんかちょっとは何らかで自分を律していたいんだよね。ね〜。

そこで計画したのが6月1日。

この1ヶ月だけでいいから、なんか続けてみるか。私、別に継続力ないけど。なんか……ほら……好きなことで……無理せず続けられて……時間はある程度調整出来ることで……。

例えば〜、毎日映画を観るとか〜。

毎日映画を観るとか!?

てなわけで、映画好きによる映画漬けの1ヶ月がスタートしました。

実家に帰った日は、親が寝る横でこっそり。
友達と遊ぶ日は、少し早起きして朝から。
何も手につかない日は、30分のショートフィルム。
映画好きの恋人と会う日は、一緒に観る映画をカウント。

……

そして、6月最終日。
タイトルのログをつけていた手帳のページが、
綺麗に埋まっていました。

「おお〜。」

なんかほんとに結構リアルに、ちゃんと感嘆の声出ました(語彙力)。

他のことは本当に何も出来なくて、意欲的にもなれなくて、最悪だった。
でも、でも映画を毎日観たから、頑張れてたね。
と、埋まった手帳を見て、自分を肯定できた気がした。

私の人生は、点の上乗せの連続でできている。
ご飯を作れた!早く寝れた!外に出れた!
人と話がスムーズに出来た!

でも、きっと時期によっては、何も出来なくて、
毎日が0点すぎて泣けるみたいな事もある。めっちゃある。

そんな時、0点のままで耐え抜くのもそれはそれでアリだけど、
その時乗せられる10点を見極めて、
6月の30日間の0点を10点にできた私は
今までよりは少しかっこよかった気がする。私的に。

7月時点で完全夏バテな私ですが、
今年こそは、できることの積み重ねで、自分を好きでいられる夏にしたいです。

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