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建築を学んでいてよかった

大は小を兼ねる。
最近はこれを実感する。


私は大学で建築を学んでいたのですが、
建築は、環境、過去、未来、いま、構造、使いやすさ、、、
などなど
これらを考慮して、
現代に意義あるものを作っていかなくてはなりません。

また大学の課題はどれも自分1人で取り組むので、
プレゼン資料、模型、ダイアグラム。。。
それらの見せ方を全部自分で決定しなくてはいけません。

だからこそ、作業量が多すぎて
課題提出が近づくたびに寝れない日々が続くのですが、、、

その当時は、これが何に繋がるとか、意味があることなのかとか
あまり考えずに夢中で取り組んでいました。

今、その世界をでてみて俯瞰的に眺めてみて思うのは、
建築を学んでいてよかったということです。

『世の中に何かを作ること』
それは形があろうとなかろうと
デザインするということは
いろんな条件に答えていく
という作業になる。

その規模が大きくなるほど条件が多くなるから、大変になる。

最近思うのは、その大変な作業のおかげで
ものの考えかたの癖がついたというか、
自然と、ものの魅せ方やらそれに必要な条件やらがわかる。

それでも、まだまだなので苦労する部分はありますが。。。

ロゴを作ったり、チラシをデザインしたり情報をまとめて魅せる分野のでデザインなら大体は応用が利くと感じています。

今までも知人や、その繋がりで頼んでくれた方のブランドのロゴや名刺、そのた販促物を作ったりさせていただく機会がありました。

ただイメージを作るだけじゃなくて
その人の考えや、
潜在的な思考のくせ、
ブランドにかける想い、
これからやりたいこと、
どんな人に向けているのか

を次々と聞いていくことから始めました。

そのブランドの内容によっては、受け取る人が共感できることに重きをおくのか、あるいはその主催者を引き立たせるイメージを作るのか。それぞれ方法が変わってきます。

デザインする過程が、そのブランドコンセプトを明確にするコンサルになる。そこに自分の意義を感じています。

建築設計をやったからこそ、網羅的にそれらの手順が可能になったのだと思います。


やりたいことが湧いてこなけばまずは大きな分野に足を踏み入れてみる
あるいは専門性の高い分野を突き詰めるにしても、大の部分を学ぶことは大いに役に立ちます。

そんなこんなでオススメの一冊。
『時間のなかの建築』

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現代の建築の多くは、その存在をあまり長い期間で計画されていないように思います。ただ、時間をかけることで生まれ表現は、人間には想像できない圧倒的なものを含んでいることがある。

2020年2月20日

随時デザインや企画のご依頼を受け付けております。
フリーランスで活動しているため決まった形を設けていないので、
きになる方がいらっしゃいましたら直接ご連絡くださいませ。

いただいたサポートは、花と民芸の表現の追求にあてさせていただきます。