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できる時にやろう、と思えるようになった。

私は昔から真面目すぎる。
過度に真面目なため、それで自分が傷つくこともある。

今までは、使った食器を洗わないでおくなんて考えられなかった。
シンクに食器が溜まることを「悪」とさえ思っていた。
でも洗うことができないくらい体がしんどい時が続き、丸2日分くらい溜め込んだ。
そしたら、洗わないことに慣れることができた。

去年カウンセラーの先生に一度、
「あなたは一度とことん怠惰になる経験をした方がいいのかもしれませんね」
と言われたことがある。

その時は、
(いやいやそんなこと言われても生活しなきゃだし。2人で暮らしてて1人が何もしないわけにいかないし)
と思って、多少しんどくても頑張ってできる範囲の家事をこなしていた。

だけど今年に入ってそれすらもできない時が来て、ついに「とことん怠惰になる」ことができた。

そしたら不思議なことに、いろいろなことが楽になった。
私ができない時は、自然に相方に頼めるようになった(そして頼んだら普通にやってくれるとわかった)。
何かができなくても、大したことないと思える時が増えた。
体力の残ゲージを元に、やる/やらないを取捨選択できるようになった。

すごい。
私は今まですごく頑なだったんだと気づけた。
「"私が"やらなきゃいけない」
「できなかったら"私が"悪い」
なぜかずっとそう思って過ごしてきたけど、全然そんなことなかった。

おかげでだんだん、自分の動ける時動けない時のリズムをつかめるようになってきた。
まだ探り探りだけど、そうやって動いたり休んだりを繰り返しながら、生活の体力を取り戻していきたい。

とにかく無理せず、自分を責めず。
一時間後の私が穏やかな気持ちでいられる選択をしていこう。

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