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父、YouTubeをやりたいってよ。

先日、実家に帰省した。ただ、母と妹が「みうらじゅんFES」を見に京都へ行くために不在になった。そんなわけで、父親と男2人でディナーに行くことになった。

行ったのは神戸三宮の展望レストラン。高級なイタリアンを予約したそう。ちなみに去年か2年前に母のバースデーを祝ったとのこと。

オードブル
トマトパスタ
こう見えて辛い。
フィナンシェとジェラート

父親主導でいろいろ喋っていく。その中で衝撃だったのがこのセリフ。

山歩きの様子をYouTubeに上げたいなぁ思って。

ITに精通してるとはいえ、意外な話が飛び出した。YouTubeとは言っても、Vlogみたいなもんだとは想像している。最低限、編集ソフトも購入しているそう。

これを聴いて僕は思った
あんなに思い込んでたのは一体何やったんやろ。

過去に父親から言われた言葉がキツすぎるというだけで追い詰められてきた僕。そういう父を見て、「やりたいことを許してもらえるわけない」なんて思い込みをしていた。声の仕事がしたいと思っても、現実的じゃないことを言われた過去も苦い記憶として残っている。

先月はこんなことも言われた。悪気がないことはわかってるし、現に何してるかなんて話していない。
「お前のせいでストレス抱えとんのじゃーーー!!」
と言ってしまえば簡単だが、相手が傷つくことがわかるようなこと。そんなこと言えるはずがない。

そんな父がやりたいことを口にした。なんとなく自分も負けてられない思いが少しにじみ出たような。成功の味を知ってる父と知らない僕という違いはあるかもしれないけれども。

普段、実家から最寄駅まで父親に送迎してもらってる僕だが、あまり話すことは少ない。やっぱり思い込みって怖いもんやなとは思う。そもそも他人や自分の幸せに興味がないし、闘争心もない。知らないことが多すぎる。

父がそういうなら、僕もラジオの世界目指してみるのアリやったりすんのかなぁ。もし成功したら、父は軽く超えられると思うけど。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。