4度目のひのとりと昭和な近鉄特急
大雨から運転見合わせまで、いろいろあった名鉄旅。名鉄名古屋駅まで無事に戻れた僕は近鉄特急で京都へ戻ることにする。
駅弁などを買ってたら、時間があって少し撮った。近鉄沿線とて、名古屋線の一般車両はいずれも京都方面では見かけない電車ばかりだ。路線網が広いと需要の特徴が異なるもんだ。ちなみに京都、奈良方面では沿線人口やラッシュが多い特性から、車幅が広い設計になっている。
ひのとり68列車
そうしているうちに「ひのとり68列車(JRで言う68号)」が入線。通算4度目、もうすでに飽きが来そうだが、ひのとりだとそれがやめられない。
コーヒーはその理由の最たるところの1つ。新幹線のバラエティには劣るかもしれないが、値段や挽きたてというクオリティはバカにはできないおいしさだ。ただただコーヒーオタクなだけかもしれない。
遠目で前面展望
今回の席は先頭車両。最前列ではないが、通路から運転席展望を眺められる。また、プレミアムシートなので快適な座席だ。
名古屋コーチンとりめし弁当
余裕持って名古屋駅に来れたので駅弁もゲット!JRのコンビニで買った名古屋コーチンの鶏めしだ。左のサラダはバランスのため
鶏めしの上にはつくね、鶏チャーシューなど鶏尽くし。
名鉄でも、阪神でも
ディスプレイ画面を見てると、阪神電車でもダイヤが乱れ、奈良線や京都線方面が遅延や運休していた。どこで起きるか分からんもんだ。その流れ弾を受けたの如く遅れるなんてことも。山陽電車が走る兵庫県から来た遅れが近鉄名古屋線に波及することもなくはない。
プレイリスト@2024
何度も同じルートでプレイリストを作っているが、作ってる時期によって僕が何にハマってるのかがよくわかる。「リュックと添い寝ごはん」「tuki.」など最近ハマったのもあれば、「ヨルシカ」「ずとまよ」のように不変なのまで。僕の音楽遍歴の全てと言ってもいい。
大和八木駅
約1時間半ちょっとで大和八木に到着。ここから京都行き特急へ乗り換える。
昭和の近鉄特急「サニーカー」
やってきたのは「サニーカー」。1980年代にデビューした近鉄特急で2024年現在最古参。さっき乗った「ひのとり」は2019年製、2020年デビューで最新車両。乗り換え先の車齢のギャップがとてつもない。
古めかしい車内
リニューアルもされてはいるが、車内設備のくすんだ感じが古めかしいし、電光掲示板も号車表示のプチサイズのみ。その他の情報は表示できない。慣れない人は音声だけが頼りなのは少し心許ないが、一挙に新型にしても懐が厳しい。
扉はお風呂扉のような折り戸タイプ。放送では「扉は内側に開きます。1歩離れてお待ちください」と注意喚起。足元にも折り戸デンジャーゾーンが塗り分けられている。1歩下がる目安だ。
座席に至っては初見が戸惑いそう。座席のリクライニングはつまみを上に上げるタイプだし、テーブルの引き出し方も少し違う動き。こういう特急が令和にでもいるのは驚きだ。
プレイリスト
昭和世代の特急だけど、僕が聴いてる音楽はゴリゴリのZ世代。こういうレトロ風情漂う列車で聴く「ずとまよ」「ヨルシカ」などが1番好きだったりするし、そういう感覚は超現代っ子な僕だ。
ミャクミャク電車
大和西大寺駅に到着。奈良方面ホームには大阪・関西万博のマスコット「ミャクミャク」のラッピング電車がいた。
近鉄では大阪線、奈良線方面で見かけることができ、奈良線では阪神電車による「ミャクミャク電車」もやってくる。他、関西の大手私鉄3社やJR大阪環状線、阪急阪神系の中小私鉄「能勢電鉄」「神戸電鉄」でも見られる。デザインは会社により微妙に異なるが配色は共通している。
遅延の残り香
大阪難波方面の列車を待って出発、「ひのとり」で知った阪神電車の遅延が残り香として影響を受けた。
丹波橋駅で下車し、自宅へ帰った。
初っ端大雨、踏切事故、最後の最後で他線から遅延の余韻を受け取ってしまうところまでいろいろあった。しかし、こんなハプニングもまた一興だし、関西とは違う鉄道文化でいい意味でショックを受けたのもよかった。そう思うとまた関東行きたいなぁ。
ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。