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岐阜羽島へ行って、トラブル巻き込まれ。

尾西線にふらっと乗って一宮までやってきた。ここからは岐阜羽島駅へ名鉄だけで向かおうと思いついた。が、道中ではハプニングにも巻き込まれる羽目になるとは。

一宮から笠松

一宮から笠松まで特急に乗車。空港からやってきたからかスーツケースを持った人がいるし、席はそこそこ埋まってた。

笠松駅

笠松に到着。ここから岐阜羽島駅に隣接する新羽島駅へ向かう。

またおった「金魚鉢」

止まってたのはまた「金魚鉢」こと6800系後期モデル。尾西線につづき本日3回目。
どんだけおんねん。

だが車内は2列座席。このタイプは本線向けの長距離仕様。快適性を重視したレイアウトになっている。ただし、向きをひっくり返すことはできず、固定されている。

いろいろいる羽島線

3150系
平成後期の車両
1800系
特急顔の増結車両だが、2両で普通列車もこなす。

走っているのはこれだけではない。最新の車両や特急の増結用も走っている。いずれの車両も2両だが、車掌乗務。ワンマン列車が多い尾西線に比べれば、恵まれた路線かも。

緊急停車からの…

そうして乗っていると急ブレーキがかかった。車掌の動きを見るからに緊急事態発生だ。

ただいま付近を走る列車から緊急停止信号を受信いたしました。

こういうときは事故や車両故障などSOSのサイン。二次災害を防ぐためだが、関係ない路線も止められることが多く、この路線なのか他のとこなのかわからない。嫌な予感をして心配していたら4分で運転を再開した。竹鼻線ではないのはわかったが、信号の発生元を調べるために名鉄公式サイトの運行情報を開いた。すると予感通りのアレ。

笠松〜岐南ぎなん間の踏切で列車と自転車が接触していて、運転見合わせとなっていた。これによって、笠松から岐阜、一宮方面が塞がれたことになる。
僕はこのあと名古屋からの近鉄特急を予約していたが、発車まで2時間あるし、最悪、新幹線で迂回できる。でも、17時再開見込みなら名鉄だけでもギリ間に合うかも。駅弁は諦めるかもだが。

田園を飛ばしていく
不破一色駅
フワちゃんのフワってあの漢字やって聞いたことある。
羽島市内の高架区間
新幹線が見えてくるともうすぐ終点

新羽島駅&岐阜羽島駅

そうして新羽島駅に着いた。

新幹線「岐阜羽島駅」とは目と鼻の先で乗り換えが可能になっている。1964年の新幹線開業時は単独駅だったが、近くを走ってる竹鼻線江吉良駅から線路を伸ばし、1982年に羽島線と新羽島駅が開業した。かつては岐阜羽島駅から岐阜市内へ直通できたが、現在は朝と終電以外は笠松駅止まりになっている。

よくあるホテルチェーンが全てそろってる。
こういうドクターイエローを一度でええから見てみたい。
いい感じのラウンジあんねや。

15分滞在して次の列車へ。笠松から先で身動きが取れないので、途中駅の廃線跡を見に行く。

江吉良駅

やってきたのは江吉良駅。竹鼻線と羽島線の境界駅だ。今でこそ分岐駅感は無いが、23年前までは南にも竹鼻線が伸びていた歴としたところだった。

竹鼻線跡

奥に伸びる空き地が竹鼻線跡

ここから南にある「大須駅」まで延びていた竹鼻線。羽島線ができてからはそっちがメインルートになり閑散路線に。2001年に廃止され、バスに置き換わった。

廃線跡にはソーラーパネルが設置されている。宮崎にあったリニアモーターカー実験線跡地と同じ使われ方でこちらも日当たり良さげ。

踏切は撤去されているが、草むらだけが線路があったことを物語っている。

昭和末期から2005年までに廃線、廃止、引退した列車を紹介するアーカイブDVDに出てきたことで存在は知っていて、ついに訪ねることができた。ごくわずかなところだけだったが、AR機能の要領で駆け抜けた軌跡を想像して歩くのは楽しいもんだ。

それはそうと僕は無事名古屋まで戻れるのだろうか。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。