成瀬が辿った道を行く(膳所編)
宮島未奈作の短編集『成瀬は天下を取りに行く』その続編『成瀬は信じた道を行く』を1回ずつ読破した僕。本を読んだら今度はやることは決まっていた。
成瀬が辿った道を行く!!
てことで、作中で登場した場所を巡るデジタルスタンプラリーに参加することにした。アプリ「まちのコイン」で行われ、チェックインすることにご当地デジタル通貨「ビワコ」が貯まる仕組みだ。貯まったビワコは滋賀県内さまざまなお店で使ったり、寄付できたりする。
琵琶湖線
手始めに琵琶湖線に乗って膳所へ向かう。琵琶湖線の電車は何種類かいるが、基本的にこの顔が多数派だ。
座席レイアウトはどいつもこいつも茶色い2人がけが線路と平行に座れるようになっている。この座席に成瀬を始め、多彩な登場人物が座っていた。何万回も乗ってきた形式だが、ここまで詳しく説明するのは初めてかも?
膳所駅
京都から普通列車で10分。膳所駅に降り立った。
バイト時代
かつてはJRに身を置いて、京都方面行きのホームで立ち番のアルバイトをしていた僕。
厳しいながらも、今までやってきたことの中では比較的自己肯定感高く仕事できた。やることが少なかったり、多人数と連携を取らない環境、放送を褒められたこともあって、有意義にできた。いい思い出だ。
成瀬と島崎がお出迎え
改札を出て、エスカレーター前にどでかく「成瀬あかり」と「島崎みゆき」。このすみっこに1つ目のチェックポイントがある。
ときめき坂
駅を降りると「ときめき坂」の看板。ここから琵琶湖へ向けて下る。
京阪電車とときめき坂
最初に見える京阪電車の踏切。この踏切越しのときめき坂と電車のツーショットは絵になる。
セブンイレブンと大津高校
2つ目のチェックポイントは「セブンイレブン」。成瀬と島崎が立ち寄って、ガリガリ君とチョコミントアイスを買った場所だ。さすがにアイスという気温でもないのでお茶だけ買った。
コンビニの奥には島崎が通っていた「大津高校」がある。弓道部時代、近くの武道館でよく交流試合したのが懐かしい。友達はできんかったけど。
ときめき坂の小学校
ときめき坂にある小学校。作中では「馬場小学校」→「ときめき小学校」となっているが、本当は「平野小学校」。この界隈で小学校ここしかない。とはいえ、ジロジロ見ても怪しまれるから先を急ぐ。
プラージュ
坂を下りて3つ目のチェックポイント「プラージュ膳所店」。高1で坊主にして、髪を伸ばし続けた成瀬が高校の同級生「大貫かえで」の言葉に負けて、髪を整えた美容室だ。
ゼゼカラゆかりの公園
ときめき坂の終端部にある公園。ここで成瀬と島崎がセブンイレブンで買ったアイスを食べてた。
レイクフロント大津におの浜メモリアルプレミアレジデンス
その向かいにそびえ立つのが、「レイクフロント大津におの浜メモリアルプレミアレジデンス」もとい「シエリアシティ大津におの浜」。作中の名前は違うが「西武大津店」を取り壊した跡地に完成した15階建て新築マンションはまさにこれ。本当の名前が意外に短いが、長い方も本当の名前のように錯覚する。北大阪と兵庫県「阪神間」はこういう感じのホンマ多い。
フレンドマート大津打出浜店(大津テラス店)
横断歩道挟んだ西隣には「オーミー大津テラス」。この1階に成瀬がバイトしているスーパー「フレンドマート大津打出浜店」こと「フレンドマート大津テラス店」がある。ここもチェックポイントだ。
お客様の声と読者様の声
「やめたいクレーマー」にて呉間言実と成瀬が出会った「お客様の声」記帳台横には等身大で絶賛バイト中の成瀬と宮島未奈さんへの「読者様の声」記帳台が設置されていた。
先客を待って、時計を見ると滋賀県民お馴染みのアレがもうすぐ流れる時間であることに気づく。そして、ラッパの音ともに来た!
かけっことびっこげんきっ子
みんなあつまれ!へ、いわどう!
わんぱく坊やも仲良しも、ママの後からついていくー
はずむ心のーお買いーもーのー
へーいわどーーー!!
平和堂テーマソング『かけっことびっこ』。フレンドマートを名乗るが、平和堂系列である。これが毎時25分頃、55分頃に2回流れるのも平和堂と変わらず。
このとき流れたのは西川貴教さんのカバーバージョン!「しょーしゅーりきー!!」を彷彿とさせる歌唱は破壊力がある。初めて聴いた僕は「本家超えとるわ🤣」「この人超えるカバーはおらんわ笑笑」とびっくりした。こちらは毎時55分頃流れる。
テンション爆上げたところで台が空き、僕も書いた。住んでいないが膳所に1000回弱通った人間としての嬉しさを汚らしくもしたためた。これらメッセージは宮島さん本人に届けられる予定だ。
成瀬が食べた(?)おしゃぶり昆布
ついでにおしゃぶり昆布も買った。「ときめきっ子タイム」では「北川みらい」という小学生からインタビューを受けてるときに成瀬が食べていた大好物。かご上のポップでもそういうエピソードとともに値札が立てられていた。
僕の母親が大好物でいつもカバンにこれを忍ばせていて、もらったこともある。塩気と噛み応えがサイコーだ。
びっくりドンキー
5つ目のチェックポイントは県道沿いの「びっくりドンキー」。夏祭りの司会に抜擢された「ゼゼカラ」が打ち合わせを兼ねてご飯を食べていた場所だ。地元にも、京都の下宿近所にもあるお馴染みのチェーン店だが、聖地となると格が違う気がしてきた。
成瀬行きつけのパン屋さん
膳所エリア最後のチェックポイントは「よりみちパン」。ここの塩パンが成瀬の大好物だ。しかし、売り切れでクローズしていた。
膳所のスタンプをコンプリートしたところで「浜大津」へ移動する。
つづく
ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。