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名古屋、嫌?

先日、ツイッター上で「名古屋に転勤は絶望」というブログに反論する記事が話題となっていた。「絶望」という発言は個人的には愛知県民をバカにするようで気持ち悪いし、滋賀県在住時代は地理的に近いから校外学習や家族と名古屋方面に頻繁に行っていた。ファン的には名鉄電車、名古屋の地下鉄もけっこう好きだし、「いったい何が悪いねん」とさえ思う。

当のブログには

「住みづらい」「買い物が不便」「店が少ない」「楽しいところがない」「文化的なものがない」「仕事以外のことをすべてあきらめる人生を強いられる」

とあった。東京の雰囲気に慣れ過ぎたり、都会育ちの人からしたら、よく聴く話のようにも思う。ただ、あんな大都市をそんな風に全否定しているのはちょっと感情的過ぎると思う。

愛知の思い出

過去に僕は、小5の校外学習で豊田市のトヨタ自動車の工場を見学、家のリフォームで新たにソファを調達しに名古屋栄の「IDC大塚家具」へ、開館したての「リニア・鉄道館」、高2の校外学習で名古屋市内2ヶ所の大学に訪問。さらに、個人的に名鉄、地下鉄、愛知環状鉄道(愛環)、リニモ※1、「ゆとりーとライン※2」などに乗車したりもしているなど鉄な思い出もある。加えて、北海道への修学旅行は行き帰りともに関空でも伊丹でもなく、中部空港から乗って、当時最新で話題を集めた「ボーイング787」に友人とともに興奮したのを覚えている。それぐらい、愛知県に身近な僕から言わせてみれば、「絶望は無い!」ときっぱり言える。
↓「リニモ」で撮ったコラージュ写真

↑「ゆとりーとライン」のガイドウェイバス(大曽根駅にて)

※1…藤が丘駅(名古屋市名東区)と八草駅(豊田市)を結ぶ路線。モノレールのような車体でリニアモーターの力で浮いて営業運転する磁気浮上式鉄道。2005年『愛・地球博』では会場輸送で活躍した。
※2…大曽根(名古屋市東区)と小幡緑地(同市守山区)を結ぶ路線。見た目はバスだが、ミニ四駆のような専用軌道を走る「鉄道」として分類される。軌道を降りて一般道に路線バスとしても乗り入れている。

湖北に近い

名古屋方面を始め、岐阜県内など東海地方で就職、進学する人は滋賀県湖北、彦根など湖東地方では珍しくない。米原からは新幹線でひとっ飛びみたいなもんやし、名古屋行きの特急「しらさぎ」、朝晩には名古屋方面へ向かうオレンジ色の快速、新快速、特別快速が多数設定されているぐらいで、距離でも関西の中心都市大阪より名古屋が身近だったりし、愛知に住んだことがない僕だが、そんな不満げな人はあんまりいないように見て取れる。長浜、米原に比べたら文化的充実度が高いのもあるし、「日本ガイシホール」「日本特殊陶業市民会館」などライブスポットも充実している。

今回の名古屋、愛知に関わらず、馬鹿にしたり、マウント取るような争いは珍しくない。でも、そんな醜くて傷付けるようなことは、故郷、ゆかりのある人にとっちゃ許せないと思うし、それは故郷の良さをよく確かめず、漠然と否定しているようにも思う。僕だって滋賀とか長浜をそんなこと言われたら、ギタギタにしてやろうかと思ってしまう。ちょっと感情が過ぎたが、愛知ホンマにええとこやと思う。ビジターなりの意見だから住んだらまた変わってくるかもしれない。ただ、住む予定がないのでまた、ビジターとして訪れることになるだろう。個人的には近鉄の名阪特急「ひのとり」に乗ってみたいし、リニア・鉄道館にあおなみ線で乗って再訪したい。

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