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インサイドセールスミッションの誕生

SmartHR にはミッション・ビジョン・バリューがありますが
実はインサイドセールスも独自のミッションを持っています。

今回は、それがどのような背景で生まれたのか、どのように作ったのかを書いていきます。

ミッション誕生の背景

2022年の上期に独自のミッションを作る話は始まりました。
その背景には、もともとあったインサイドセールスのグループビジョンが日常的に使われるほど身近ではなく、メンバーの行動変容につながっていないという事情がありました。

また意思決定や行動の軸を決めるために立ち返る背骨が定まっておらず、
それぞれが考える会社への貢献を実践した結果

  • バラバラの方向に進んでしまう。

  • 組織としての成果を出しづらい

という弊害も生んでいました
また、意思決定や行動の軸を決める際に立ち返る背骨のようなものが定まっておらず、会社に貢献する方法を個々で考えて実践している状態で、思いは同じだけどバラバラの方向に進んでしまう、その結果、組織としての成果を出しづらいという弊害も生んでいました。
合言葉を作ることで、考えや行動が同じ方向を向くこと、行動変容が起こることが必要でした。

社内にコーチングを教えてくれている豊田さんに聞いたところ、
ミッションなど、抽象度の高い合言葉が行動変容につながるほどのパワーを持つには、組織に参画している人が「その意思決定に関与した体験を持つこと」が重要とのことでした。

もし全員が参加できない場合は、経緯と結果が透明性高く丁寧に共有されることが最低条件になるとのことです。

当時インサイドセールスは40名ほどで、1日業務を止めることの影響は正直大きそうでした。
COOの倉橋さんからも「本当に全員でやる?」と、心配されましたが
最初で最後と決めて、合言葉となるミッションを作るための合宿の開催を決めました。

どうやって作ったか

合宿で決めたのは赤枠の部分です

今回は、SmartHR のサービスビジョンのように「唱えやすい合言葉」と、「その詳細」に分けてミッションを作成することにしました。

まず詳細部分を作成し、それらをまとめた合言葉を作るという流れです。

とった方法はブレストです。
グループに分かれ「どんなインサイドセールス組織でありたいか」を話し合い、理想像をそれぞれ作成しました。


作成した理想像を発表し、聞く側は発表内容の中で気になるキーワードをスプレッドシートにまとめていきました。

この集まったキーワードを網羅することで「全員が作成に関わった文章が作られた」という認識を目指しました。

詳細が決まった後は、唱えやすい合言葉を決めていきました。
ここでは個人ごとの提案と投票という方法をとりました。

三つの案が残ってほぼ同数票でした。
その三つの案の中から現在のインサイドセールスの状態に則しているもの、
合言葉として馴染みやすいものを選択し、インサイドセールスのミッションにしました。

完成したインサイドセールスミッション

それぞれの文章とその解説はこちらです。

お客さまは良質な顧客体験を経て、プロダクトによるサクセスストーリーを求めている。

多くの企業が、既成概念や慣習に縛られて
「これがあたりまえ」と
形骸化したやり方や仕組みを受け入れている。

その非合理を言語化し、
お客さまの最初のパートナーとして働く人の理想に向き合う。

インサイドセールスは、
お客さまがはじめて話す「SmartHRの顔」
私たちの対応でSmartHRの印象が決まる。

SmartHRの顔として、お客さまのことを考えきったか、
細部にこだわり、思いつくアクションをすべてやりきったか。
そこがSmartHRのファンになってもらえるかの分岐点になる。

知識・技術を常にアップデートして
全国のお客さまへ「サクセスストーリーへの第一歩」を
自らが提供しセールスへバトンを繋ぐ。


何か組織の課題を解決しようと考え目指す姿をイメージする時、

新しく入社してくれたメンバーになぜそうすべきかを伝えたい時、

自分の活動に意義があったのか振り返りたい時、

何か行動を変えようと考えどう変えればいいのか悩んだ時、

自分たちの仕事は何に繋がっているのか確認したくなった時、

こういった時にこのミッションに立ち戻って考えよう、という話をしました。

さいごに

今回このミッションを全員で作ってみて改めて確認できたことは、
SmartHR のインサイドセールスでは
商談獲得はあくまでも事業を成長させるためのプロセスである。という認識が揃っていることでした。

お客様に対して出来ることを増やしたい。
インサイドセールスであることにプライドを持って組織に貢献したい。

そういった考えを再確認できたことは大きな収穫でした。

ストーリーとしての競争戦略」で言う「組織能力」として、
商談獲得以外の能力を持つインサイドセールスを目指せることは非常に強いアドバンテージになると思います。

ただミッションは掲げただけでは浸透しません。
ミッションはそのことについて考えた時間が多ければ多いほどその人に浸透します。

組織として考える機会を作ることがミッション浸透のために必要です。
これからインサイドセールス全員でこのミッションを軸に行動していけるよう尽力します。


まだまだ歴史的なサービスを作るために足りないことが多く、組織の課題を一緒に解決するメンバーを募集しています。

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