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世界が滲んで見えていたりはしていない


まだ眠りから覚めていない薄暗い街に飛び出す。
信号を5つ通過。まだ曲がってない。
昇る太陽。上がる体温。
すこし汗ばむ。キリッと冷えた空気が頬を撫でる。
すれ違うランナー。視線は合わせない。
きっとお前もそうだろう?

7つ目の信号を左折。まだ開店してないパン屋の前を通る。
今日も勝った。勝てるまで3ヶ月かかった。
もう焼きたて食パンの誘惑ともオサラバだ。

10こ目の信号、目印は角のコンビニ。
この先はもう数えない。
遠くに見える曲がり角。あれを曲がるとゴール。スパートかけるか少し考えてやめた。


『本気出せばもっとタイム縮められたな…フフフ』
そんな気持ちの余裕に合わせるよう、苦しさを堪えゆっくりと呼吸した。

グッドモーニング瑠璃色の地球!
今日も最高の1日を!!

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みたいな感じ???早朝ランニングとかやったことないから知らんけど。
たぶん気持ちいいんでしょうね。。。

わたくしは深夜の徘徊が好きでして。
道を照らすのは街頭ときどき窓灯り。なるべくコンビニと信号の無い道をチョイスして、すれ違うパトカーは良いアクセント。てかスパイス。
走らない。ただ歩くだけ。息が切れることもない。

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満月の夜。
すこし良いヘッドホンを持って公園へ。
寝静まった街、澄んだ空気、開放感と孤独感。この時間がとても心地良い。

ハッキリと影を落とすような月明かりの下、今夜用に作ったプレイリストとたっぷりのコーヒーで小一時間。
満月と音楽と過去や未来を行ったり来たりで小一時間。

ひとりっきりで小一時間。


あ、帰宅してもひとりっきりだったわ。

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