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フルマラソンは年二回までにしましょう。

 先日、神戸マラソンがありましたね。
 写真は(紛らわしいですが)昨年、2022年大会のものです。
この画角から撮っているということはつまり、大会には参加していません。
 エントリーこそしたものの足を傷めてしまったため、1万7千だか8千円を溝に捨てて指を咥えて見ていました。

 今回は、”フルマラソンの理想的な出走頻度は年2回だ"、と超個人的に結論付けたことについてです。
 1回だとモチベーション維持が厳しいが、3回は多すぎるだろうと。
 もちろん目指すところやそもそものタフさ等々、人によって状況は全く変わり、一つの正解はありません。
 私の手元のトレーニング本なんかは「年3回」出走する前提で練習スケジュールを組んでたりもします。
 が、我々が大会の上位数%に入るような戦闘民族でもない限りは、2回くらいがちょうど良いんじゃないでしょうか。

 なぜかというと。
①前後の調整・回復期間でむっちゃ時間取られる
 マラソンがある毎に前2週間の調整期、後1週間(或いはそれ以上)の回復期間が必要になります。
 シーズンが11~3月の約20週として、3つも出走すれば8週、2/5も調整と回復にとられ、肝心のガッツリ走り込む期間が思いの外減ってしまいます。

②3回のマラソンをいい具合の間隔で配置するのはむちゃ難易度高い
 手元のトレーニング本には11,1,3月末にマラソン出走と書かれており、ふむふむと思うのですが、実際にそんないい具合の間隔で出走するのは困難を極めます。
 よさげな大会は割と日程が近い、あっても友達と予定が合わない、全国どこへでも飛んではいけない(金銭的に)、そもそも去年とは違う大会に出たい、そして何より、落選する。

③もってくれおれの身体! となる
 無理して3回ねじ込んだ結果、大会間の間隔がやたら近くなってしまい、途端に身体的負担が増します。

④金かかり過ぎ
 言わずもがなです。
 コロナ前ならいざ知らず、きょうび3回も出走すればエントリー代だけで大変なことになります。

フルマラソンの非日常感が削がれる
 これが一番、致命的だと思っています。
 私が思うに42kmぶっ続けで走るという尋常でない行為になにより力を与えてくれるのはフルマラソン本番のお祭り感、非日常感であって、そのためにも我々はあまりフルマラソンに慣れ過ぎてはいけません。
 決して、マラソンを(非日常寄りの)日常にしてはいけません。

 かく言う私は昨2022年度シーズン、3回フルマラソンにエントリーしました。
1.横浜マラソン(10/31)
2.神戸マラソン(11/20)
3.びわこマラソン(3/12)
 2.を良い感じに配置することができず、結果、横浜マラソン出走中も神戸のことを無視できず、横浜の大会目標は「無理をしない」に成り果てました。

 しかし、”無理をしない”フルマラソンてなんだ?
 フルマラソンをフルマラソンの練習にするなんてナンセンスでは。
 非日常感に浸り心と身体を高揚させ、今日まで走って来た練習の成果を存分にぶつける。自分の限界に挑戦する。
 それこそがマラソンの良さで、マラソンに出る理由なのに、自ら謎にブレーキをかけてしまい、本当にもったいないことをしたと思います。
 それもコロナ明け3年ぶりの、非日常感マシマシの貴重な大会だったのに。

 しかも、無理せず走ったつもりが結局足を傷めてしまい、神戸マラソンは棄権するという、昨シーズンは本当にくそしょうもない一年でした。

 というわけで、”11~12月に1回、2~3月に1回で年二回マラソンに出るのが、年間を通じて動機を維持し大会の非日常感も維持できる、一番丁度良い頻度だ”。
 と、私は思います。
 「実際に3回出走してから言えや」といわれそうですが。
 今年は奈良マラソン(12月)と大阪マラソン(2月)に出走します。


 なお、昨年横浜マラソンに出て1年を棒に振った話はこちら。

[直近の練習メモ] (メッセージ性はない)
・5km×2 セット間休憩:音楽2曲分 4'24"/km,  4'27"/km
・20km  4'43"/km 

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