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『ヘタレの働き方:メンタル激弱でも仕事が楽しい人は、何を知っているのか?』の感想

今回は電子書籍で読んだ本で、ノーンさんの『ヘタレの働き方:メンタル気気弱でも仕事が楽しい人は、何を知っているのか?』です。

著者であるノーンさんが転職を10回にわたった末に楽しくできる仕事に出会えるまでの記録の本です。中にはかなり変なアルバイト先とかもあったりと波乱万丈な転職経験をされています。
その中でノーンさんが得られた気づきとなる言葉をピックアップしていこうと思います。(章もまちまちです)

第1章 私は社会不適合者(新卒で入った会社を退社~アルバイト時代)

『間違った方向に向かっていると、こんな風にストップがかけられることがあるんですよ。下手すれば命をとられることもある』(P17)

→アルバイト中の交通事故に遭ったことから。確かに迷走していると自分がなんで今ここにいるのか?と思ってしまうんですよね。しかし事故という形で止められるというのはちょっと避けたいですね…。

「お金が苦しいときほど、お金ではなく本質を見ることを意識しよう。お金が目にくらむと、本質が見えなくなる。」(P21)

→本来やりたい訳ではなかったグッズ販売の売り上げが伸びたことで、手を広げ過ぎてしまったことから。
 これは転職活動で中々決まらないと起こりがちな現象ですね。無職の状態が続いていくと、生活の心配から安心したいがために、希望条件が少し合わなくても仕方ないと妥協してしまいます。
私も現在転職活動中なので焦って決めぬよう、これは肝に銘じておきます。

「合わない職種、職場にい続けることは、お互いに不幸である。ストレスも溜まる。効率も悪い。」(P26)

→確かに自分に合ってないと思う仕事を、合ってない職場でするのは本当に苦痛です。職場にとっても適した人材ではなかったことになりますし、誰も幸せにならない状況に至ります。

第2章 苦手だと思っていたことを、本気でやってみたら面白かった(紙媒体からWEB業界に転身)

「『苦手だと思っていたものが、やってみると面白い』ことは往々にしてある。(中略)『進んで失敗する』くらいの気持ちで、新しい扉を開こう」(P31)

→ページ構築作業に苦手意識があったものの、実際にしてみると、コーディングが得意であることに気づかれた経験から。
 「黙々とタイピングすることも好きでした」とあるので、私もタイピングは得意なので、コーディングの才能発揮の可能性があるかも…?(コーディングとプログラミング言語の違いもよくわかってないです)

「正しい道を歩んでいると、邪魔が入らない。(中略)ただし、あえて『超えるべき試練』が与えられている場合もあるので、よくよく見極める必要がある。」(P37)

→派遣で短期の応援就業の予定が、上司からWEBマーケティング部へ推薦されて4年間勤務されたことから。
 それはノーンさんの能力や仕事の向き合い方を上の人が見ていてくれたからでしょうね、こういった事例はかなり異例だそうです。

「向いていない仕事は、『遅い、苦痛、不正確』
 向いている仕事は、『速い、楽しい、正確』(P41)

→自分が「この仕事向いてないかも…」と思うときたまにはもあるでしょうが、ミスを重ねることで常にそれを思ってしまいますからね。私は楽しいことや好きなことでもミスしてしまう方ですが…。(誤字脱字など)

(第3章 略)

第4章 大病、そしてふたたびの挫折で学んだこと(初めての異業種・異職種転職)

「いるべきでない環境にいると、メリットさえ、デメリットに変わってしまうことがある。それどころか、いるべきでない環境にとどまる『足かせ』となってしますことさえある。」(P68)

→職場環境を悪化させた上司ではあるが、リモートワークなどの労働条件に関する要望は応えてくれたりしたため、辞めるか迷ったことから。

この本を読んだ当時の私にはグサッと来た言葉でした。
職場の上司や職務内容、希望が叶わない異動など疑問視する点は多かったのに、「安定」というものについては、公務員の右に出るものはないと言っても過言ではないため、そのメリットを享受するためには仕方ないと諦めかけていました。

しかし、それは立場上の「安定」であって、勤務先・職務内容などを相手に委ねるという意味で「安定」が保証されているにすぎません。
立場の「安定」のために、私にとっての心の「安定」を捨てなくてはならない
、ということに気づき、それでは働き続けるうえで本末転倒だと考えて、退職を決意しました。

まとめ

その後も紆余曲折あり、ノーンさんは4章で入った職場を退職し、ライティングの仕事を始め、希望条件に合う本業と並行しながら続けていくことになります。

ノーンさんのすごいところは、文章を読むだけでも辛い職場を経験しながらも、今に至るまでのスキルを着実に身に付けていっている点です。
しかも元々苦手だったコミュニケーションも得意になっていくなんて、努力だけでできることではないと思うので、本当にびっくりします。

この本を読んで、転職回数・スキルや経験のなさをうだうだ悔やむよりも、
「どうすれば希望する仕事に就けるか、そのために今すべきことは何かを見定めたい」と思えるようになり、とても勇気をもらいました。
もちろんノーンさんだからこそできたこともたくさんあるので、私に同じことができる訳ではないですが、少しでも自信や経験に結びつけることができるよう、この文章を書いています。

とりあえず、今日気づいた自分にとって合っているかもしれない職種について調べてみようと思います。
それではまた明日。

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