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40人の神経科学者に脳のいちばん面白いところを聞いてみた 🧠
「40人の神経科学者に脳のいちばん面白いところを聞いてみた」を読み終わりました。
この情報は、著者が35組の脳科学者に「世の中へ1番語りたいこと」を聞いたエッセイ本で。著者自身も脳科学者であり、40人の専門家の意見を整理してくれました。
最後の、共通項のまとめが結構参考になったのでまとめていきたいと思います。
40人の神経が学者の共通項
1. 遺伝と環境の影響
複雑な行動性向は遺伝要素と環境要素から生まれ、遺伝要因はスイッチがオンになったりオフになったりします。
2. 脳の形成と変化
脳は生涯を通じて形成されていきます。
例えば、タクシードライバーの海馬が練習や経験によって大きくなるように、脳は変化します。
ただし、脳の成長は神経系の指示だけでは複雑すぎて間に合わないことも分かりました。
3. 体験と知覚
体験は脳によって作り出され、純粋な感覚は存在せず、脳が感覚世界から特定の側面を選択して味わうようになっています。
すべての知覚は脳によって選択と判断されます。
4. 無意識の働き
脳の多くの働きは無意識で行われています。
呼吸や嚥下など、生存に必要なほとんどの機能は無意識によって制御されています。
5. 人間関係への敏感さ
ヒトは非常に長い期間を社会集団の中で暮らしてきたため、人間関係に敏感です。
表情、口調、ボディランゲージに対する感受性が高いことが分かりました。
6. 無意識の支配
人々は自分自身を「極めて合理的」だと感じているかもしれませんが、実際には「無意識の進化論的な動因」に支配されていることが示唆されています。
個人的にためになったところ
40のエピソードから個人的にタメになったのも整理しておきます。
脳は変化に目を向けることが大切であり、変化をしないと脳は感覚を働かせないことが明らかになりました。
恋愛は生存本能から進化したことが示唆されています。
性的指向は家族環境ではなく、生物学的な要因で決定されることが明らかになりました。
じゃあどうする?
自分がこの本を読んでどうするかを書き出してみました。
1、脳が生涯、体験によって変化を続けるのであれば、体験を積極的にし続ける。
2、脳には衰えがないと信じること。
3、環境を変えることを受け入れる
遺伝のスイッチをオンオフさせることができるかもしれません。
そんな感じでまとめてみました!
この本は私たちの脳についての新たな理解を提供しています。
脳の神秘的な世界をさらに探求し、日常生活に活かしてみてください!
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