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傷のお手当て わが家の場合 #2

投稿8日目。
昨日、おとといと、ケガについて書いてきました。
とっさの時のお手当て(突き指、捻挫など)と、わが家での傷の対処法について。今日はその続きです。

頭を打ったとき

これもドキッとしますね。何にどの部分を打ったかを覚えておきます。
木の床なのか、土なのか、コンクリートなのか、で違ってきます。
受診の目安は、意識がはっきりしているか、手足のしびれがないか、吐き気や嘔吐、けいれん・ひきつけ、顔色などを見ます。頭蓋内出血や脳挫傷を起こしていると危険です。

頭を打ったときのお手当ては、私は、ゆっくりその部分と、頭の反対側に手を当てるようにしています。手を当て、ポカンと何も考えずに呼吸していきます。子どもが眠ってるときに行うことも。
頭の前側を打ってこぶになった、などのときは心配ないですが、後頭部を打ったときは、念入りにお手当てします。後頭部を打った日は、入浴を控えるようにしています。これらは、野口整体の考え方によるものです(野口晴哉氏が提唱した、自然治癒力を引き出す整体法。いわゆる「整体」とは少し違います)。

骨折したとき、大きな傷

どこの病院に受診するかが大事だと思っています。
待ち時間や通いやすさもありますが、柔道整復師の方がいるかをひとつの目安にしています。整形外科は待ち時間が長いところもありますが、予約を取れたり、受付後いったん外出してもOKだったり、順番が近くなったら電話やメールで呼び出してくれるところもありますね。
中には、やたら薬をいっぱい出す、必要以上にレントゲンをたくさん撮るところもあるので、受診前にあらかじめ評判を調べておいたりもします。しっかりコミュニケーションがとれるところであれば、必要なさそうなときに「レントゲン撮らないでよければ撮りたくないです」と告げることで、尊重してもらえることもあります(1か月後に予後をみるときなど、あまり被爆したくないと思い、伝えたことがありました←あくまでも個人の感覚です)。

わが家で、ケガに薬を使うとき

とびひがひどい場合は抗生物質を塗ると書きました。
他に、どんなときに薬の助けを借りるでしょうか。

毒虫にやられたとき

それは虫に刺されたときです。
ハチやムカデ、毛虫。はたまた気づかないうちにできてしまった猛烈なかゆみと湿疹。過去、お医者さんに診てもらっても、何に刺されたかの特定はできませんでした。そんな時、出してもらう処置はステロイド剤です。

田舎に住んだり、外遊びが多い子どもと生活している以上、虫対策の処置を知っておくのは大事です。私も学童の草刈り中に、アシナガバチに刺されたりしました。

毒虫にやられたときには、とにかくまず毒を吸い出します。早ければ早い方がいいです。ポイズンリムーバーがあると便利です。私は、家用は緊急持ち出しのコーナーに置き、どこに行くにも車移動のこともあって、車にもう1つ常備しています。

虫刺され後のお手当て。何を塗る?

毒を吸い出した後、お手当します。あくまで私の個人的な経験ですが、シェアしてみますね。

  • ビワの葉エキス ビワの葉は毒を吸い出そうとしてくれ、虫刺されのかゆみや腫れが収まっていきます。

  • アロマオイルを用いる。手作りのバームやジェルを塗る。かゆみに対して即効性があると感じています。

  • 毒には毒で制す!? マムシ酒、スズメバチのチンキなど。次男はこの効き目が一番気に入っています。

  • ヘビイチゴなど入れたチンキ 春に作っておきます。リカーやウォッカに浸けるのですが、お気に入りは、ヘビイチゴ・ドクダミ・ヨモギ。アーユルヴェーダのレシピだともっと色々入れるようです。

  • 塩!夏は塩を持ち歩いています。ちょっと濡らして塩をすりこんでおくと、浸透圧の関係でかゆみ成分が出ていくのか、かゆみがおちついていきます。保育の仕事をしていたとき、自分に使いたいけど、万が一子どもたちの口に入っても安心というのがありました。

炎症を抑えるステロイド剤

一般的には、普段の虫刺されに塗る薬には、ムヒやウナやキンカンなどが有名かもしれません。私が小さい頃はこれらを使ってきましたが、ステロイド成分が入っていたり、どんな成分が入っているのかカタカナばかりで、どう働くのかよく分からないんですよね。
ステロイド剤が悪いと言っているのではありません。必要がない程度の炎症でも、何でもかんでも使う必要がある?と問うてみると、塗り続けるわけではないから、とか微量だから副作用は心配ないし、と思う前に、選択肢自体を見直してみては。便利だから、と、つい決めてしまうのも分かりますが、暮らしの中で選択するようになっていくと、なんといいますか、日々に幸せを見いだせるようになっていきました(これ、私の場合。自動化・効率化するところと、ちゃんと選ぶところと、メリハリを大事にしています)。ただ、選択するためには、ある程度の知識は必要になってきます。そうすると、依存ではなく自立していけるのかな、多少、地球や社会への負荷も減ったりするかなと思ったりしています。
話を戻しますが、アンチ・ステロイドなわけではなく、眠れないくらいひどいかゆみを伴う湿疹や、蜘蛛に咬まれて熱を持って腫れあがったときなどには、ステロイド剤は大変重宝しました。あまりにひかない湿疹のときに、バリア機能を回復するために使ったりすることもあります。

最初は、本当に効くのかな?と半信半疑でしたが、蚊にさされたくらいなら私はこれで十分!
今は、私は農薬がかかっていない葉っぱを手に入れるなどして、手作りしたものを、症状によって使い分けています。

ただ、いざというときのために、皮膚科で処方してもらった、強いステロイド剤も、捨てずにとってあります。緊急性があるとき、自分で対処するのに心配が少しでもあれば病院にかかるのはもちろんですが、手元にもあると安心です。これまでには、
・ハチに刺されたほか、
・湿疹が広い範囲に出てしまい、猛烈なかゆみを伴う
などがありました。

病院で出してもらうステロイド剤はおよそ5段階。私が処方してもらったものは、強めの物(上から2段階目のものだそう)は、顔には使えず、手足体に使うようにとのこと。皮膚が薄いところはNGと判断して、赤ちゃんや子どもに使うときは要注意です。
受診相談の電話があるので(小児救急電話相談(#8000))、困ったときは電話してみるのも手です。

消炎作用のある精油

使用は自己責任になりますが、虫刺されの時に私が使っている精油を少し紹介しておきます。グレードは、オーガニックのものや作られた過程が明らかになっているもの、または信頼できるメーカーなど、不純物がなく、きちんと育てられたものから抽出されたものを選んでいます。

  • 抗炎症作用・王道のラベンダー。あっという間にかゆみをおさまることが多いです。抗炎症・殺菌作用のほか、再生を促す働きもあるので、虫刺されのお手当てには相性がいいです。刺激が少なく、お子さんにも使いやすいです。

  • ティーツリー。抗炎症作用があり、虫刺されの治りを早めてくれるようですが、少しきついのでブレンドして使っています。

  • 虫よけスプレーに有名なユーカリレモン。抗炎症作用があり、虫刺されのお手当てにも有効ですが、肌への刺激が強めなので、少なめにしてラベンダーなどと混ぜて使います。

  • ペパーミント。主成分であるL-メントールが、スーッとかゆみやほてりを和らげてくれます。こちらもブレンドして使い、私は赤ちゃんには使っていません。

薬を内服するとき。レメディについて

ケガで薬を内服するのは、よっぽどのとき。
あまりにかゆみ・湿疹などの症状が引かなくて、抗生物質を内服するように言われることがありますが、そんなときは、ほぼほぼ受診しています。
もう一つは、痛みが強いとき。薬はなるべく飲みたくないと考えていますが、生活に支障をきたすくらいなら、薬のお世話になります。今は、カロナールやロキソプロフェンのほか、漢方もありますね。
(※自己判断で投薬するのは控えましょう。お医者様や薬剤師の指示を仰いでくださいね)

また、ホメオパシーやフラワーエッセンスのレメディも、お手当てや受診と併用したりします。ホメオパシーは、私はクラシカルホメオパシーを学びました(機会があれば、またいつか改めて)。「副作用がないからじゃんじゃんとって大丈夫」とは思っておらず、その時の症状に適した1つを選び、とってからしばらく様子をみて、どのように作用したか、精神的なところも含めてよく観察するようにしています。その上で、
・たいていのケガにはArnica。捻挫、出血性のものなど。ダラダラ流れてた血が、のんだ途端にピタリと止まったりするのを見ると、同居してる祖母もびっくり。目に見えないけど、やっぱり作用ってあるんだな~と、お世話になるたび実感します。
・虫刺されには、熱をもつかどうかや、何に刺されたか、その時の状態はどうかなどを総合的にみて、Apisなどをとります。
・精神的なショックが大きい時には、バッチフラワー(フラワーエッセンス)のレスキューレメディのチンキを経口摂取したりします。

※ご注意・お願い
本記事は、あくまでも子育て中の一個人の私が暮らしの中で実践していることです。参考にしてみる場合は、あくまでも自己責任でお願いしたく、いかなる責任も負いかねます。判断に少しでも迷う場合は、迷わず医療機関で受診をお願いいたします。

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