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もし抱っこ紐をどれにするか悩んでいるのならば!!ベビーラップ(抱っこ用の布)について

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私は抱っこ紐を選ぶときに、ベビーラップを選び、バックル式キャリア(エルゴのようなもの)は持っていません。

ベビーラップとは、幅約65~70cmくらいで、長さは巻き方や抱っこする人のサイズによるのですが、3mから5mほどの長い布です。(英語ではWoven Wrapと呼ばれたりもします。)

ベビーラップのことは妊娠中に読んだ若林理砂先生の『マタニティ古武術』で知りました。いわゆるエルゴのようなバックル式の抱っこ紐より腰も肩も楽と書いてあって、そんなものがあるんだ!だったら絶対そっちの方がいいじゃん!と思い、調べて、愛用するに至りました。

これを読んで少しでもバックル式キャリア以外にも抱っこ紐の選択肢があるのか!と知って、興味を持ってもらえたら嬉しいです。

ちなみにバックル式キャリアで肩や腰がつらい場合、装着がうまくいっていない場合があるようです。ぜひいちど装着の仕方が正しいか確認してみてください。この投稿がわかりやすかったので、リンクを貼っておきます。

私の使い方(購入から使用開始の生後1ヶ月〜1歳ごろまで)

調べた結果、サイズはベースサイズと呼ばれるサイズ(私は5、夫も5でした。4.2mです。)のものが一枚あればよいとのことでした。布の厚さ(g/m2かgsmで表されます。1平方メートルあたりの布の重さです。)は慣れるまでは厚いと扱いにくいので、200g/m2以下のもの、素材は綿100%の柔らかくて洗濯も簡単なものを選びました。

私がその時点で知っていたメーカーはDidymos(ディディモス)だけだったので、その日本代理店のサイトと一生懸命にらめっこして、デザインと条件に合うものを探しました。ちなみにDidymosはベビーラップの最初のメーカーで、初心者に巻きやすい布がたくさんあります。また、日本語でのベビーラップについての情報もきちんと提供されています。Didymosで購入すると日本語の説明書とDVD(DVDの内容はYoutubeでもほとんど見られますが英語だった気がします)が付いてきます。この説明書は最初の頃は何度も読んでいました。(その後、世界にはたくさんのメーカーがあることを知り、布の素材やデザインもたくさんあって一枚では満足できなくなってしまいましたがそれはまた別のお話。)

大切に選んだ一枚はこちら、リスカ・スメラルドです。

これを兄が抱っこ紐なんか好きなやつ買ったるわ!と言ってくれたので、頼んで買ってもらいました。

それから妊娠中はDidymosで買うと付いてくる巻き方のDVDや巻き方のYouTubeを見てイメトレとたまにクッションで練習をしました。ベビーラップにはたくさんの巻き方があるのですが、フロントラップクロスキャリー(Front Wrap Cross Carry、FWCCと略されます)が基本の形です。

この方は有名な方でいろんな巻き方も紹介されています。同じ巻き方でもいろんな人のを見るといろんなアドバイスがされているので自分の中でイメージがしやすくなります。ぜひ巻き方の名前でYouTubeで検索して色々な人の巻き方を見てみてください。

私はだっこはほぼこの巻き方しか使いません。逆に言えばこの巻き方さえできればオーケー!きれいに巻けると、肩だけとか腰だけに体重がかかることもなく、背中など体全体に分散されて、本当にフィットして、らくちんです。それから赤ちゃんの背中からお尻のラインがキュートでナデナデしちゃいます。

ベビーラップは生まれた直後から使えますが、私がラップも赤ちゃんも初心者だったので巻く余裕はなく、生後1ヶ月くらいから少しずつ巻いてみていました。ちなみに同時期から夫も一緒に練習していました。

昼寝の時間が決まってきてから、一歳すぎぐらいまではお昼寝の寝かしつけはこれを巻いて、起きやすい子だったのでそのまま録画したドラマを見ていました。途中で起きたら少し立ってトントンしてあげたらまた寝てくれます。素手での抱っこで寝付いて布団にたとえおろせても、数分ですぐ起きちゃった場合、また素手での抱っこでウロウロして寝かせる、のは本当に大変です。それが何回もとなったらメンタルも腕も地獄です。

しっかり寝ついたなぁという時は、大人が少ししんどい体勢にはなりますが、一枚の布なので布から出すことなくそのまま布団におろすこともできます。(赤ちゃんを出すのではなく大人が脱出する感じです)

2歳過ぎた最近は昼寝に関してもだいぶ乱雑においても起きることもなく、夜も30分とかで起きていた時もあったのですが、すぐ起きることもなくなってきて、感慨深いです。

夜は基本的に添い乳でごまかして今に至りますが、たまに夜中に目が冴えてしまった時や、夜泣きでおっぱいはもう飲まず大泣きのときにラップで抱っこすれば泣きやんで寝てくれることもたくさんありました。何度感謝したことか!ちなみに一度でも役に立ったいろんなグッズにはめっちゃ感謝しています。たとえ数万円で数度だったとしても!!!

赤ちゃんの泣き声はなかなかつらいです。そんなときに、ベビーラップで巻いたらなんとかなる!っていう方法を持っていれば、気持ちに少し余裕が生まれるかな、と思います。

ちなみにおんぶ(赤ちゃんの腰が座ってからできます)も出来るようになると楽しいです。歩きやすいですしね。

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ベビーラップのよいところ

・抱っこおんぶする人にとっても赤ちゃんにとっても快適であること

・どんな体型の人でもぴったりに巻けるところ

・道具というより、服装の一部のように色や柄を選び纏う楽しみもあること

1つ目に尽きるかな、と思います。

ベビーラップを使っての抱っこやおんぶはベビーウェアリングと呼ばれて、ベビーキャリアと呼ばれるものの赤ちゃんを運ぶための道具という意味と比べると、赤ちゃんを身にまとう、着るというと少し変ですが、共にあって共に過ごす、一緒に経験するためのものという意味合いが強いです。私はそういう考え方も好きです。

また、赤ちゃんにとって安心で快適な姿勢(背中がゆるやかな「も」の字のような?カーブを描く、膝の位置がお尻の位置より上がり足がM字になること)でだっこできるのも魅力の1つだと思います。

私にとってもう一つの楽しみはかわいいラップを探してネットを見ることです。自分のものじゃなくて、使うものだから!みたいな言い訳で楽しくネットショッピングしています。いい息抜きになります。

ベビーラップの難しいところ

習得すれば快適ですが、少し練習がいるので、なかなか人にオススメしにくいです。

少しオススメしてみたこともありますが、自分もまだうまく巻けてない中で教えるのも下手だったり、遠くの友達だと布とYouTubeを教えてそれ以上してあげられなかったりして、あまりうまくいきませんでした。

でも何かを上手になるってとっても楽しいことですよね!私もうまく巻けると嬉しいですし、もっとうまくなりたいなと思います。うまくなるとさらに快適になるので!

私は初めからベビーラップでいく!と意気込んでいたので、ラップしか持っていなくてそれを練習するのみでしたが、他の抱っこ紐を持っていて、それで特に困っていない場合はラップに挑戦しようとはあまり思わないかもしれないですよね。買わなきゃいけないし。赤ちゃんが大きくなってきて肩や腰が辛くなったり、2人目以降で困ってたどり着く場合が結構多いみたいです。

私は最初はほとんど独学でしたが、その後調べて何回か講習を受けました。その度になるほど!となってコツがわかり、巻くのがさらに楽しくなりました。一度は講習を受けることをオススメします。DidymosではSkypeで受けられる講習もあるみたいです。少しずつベビーラップを教える資格をお持ちの方も増えてきているので、習う環境は整ってきつつあります!

もっと拡がればなぁと思いつつ、圧倒的に周りに使っている人がいないと、使ってみての感想も聞けず、なかなか手を出しにくいのかなぁと思います。今はなんでも口コミを調べてしまいますよね。Instagramなどで検索すると、結構たくさんのベビーラップ愛用者がいますよ!

それから私は人と違うことは嬉しいタイプなのですが、人と違うものを使うことはあまりしたくないという人にはこの普及率だと使うのは難しいのかな、、

でも、お家の中だけでも十分活躍してくれますよ。私は平日ほとんどお外へ行かないので。月齢が小さいうちは遊ぶのも時間を持て余しがちですが、いろんな巻き方してみるとかで少し時間を潰せます。でも寝ちゃうから時間には気をつけていました。

一枚布なので、一枚で色々兼ねられる!

寒ければ赤ちゃんにかけられるし、自分の首にも巻けるし、敷物にもなるし授乳ケープ的にも使えるし、椅子にくくりつければチェアベルトのようにも使えます!

リングスリングもあるよ!

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リングスリングとは、短いベビーラップの片方の端に最初から二つのリングが付けてあるものです。赤ちゃんの抱っことおろすが頻繁になる時期や、パパッと巻きたいときにこちらもとても便利です!チェアベルトとしても使いやすい!

見た目が片方の肩だけに負担があるように見えますが、そんなことはなく、背中に布が広がっているのでこちらも上手に巻けると快適です。

ほかにもonbuhimoやmei taiなどもあるよ!

腰紐はないリュックのような形のおんぶひも(onbuhimoで検索すると出てくる気がします。海外でonbuhimoと呼ばれる形のもの。生まれてすぐは使えません)や、

肩用と腰用の紐が分かれていてバックル式キャリアとラップのハーフのようなメイタイ(mei taiとかmeh daiと綴られる)と呼ばれるものもあります。これはベビーラップほど技術はいらないけれど、ベビーラップの快適さに近いものがあります。

さらに肩用は布だけど腰はバックル式などもあります!(Half Buckle Carrierと呼ばれたりします。メイタイのくくりに入っていることも多いですが)

もし抱っこ紐をどれにするか悩んでいるのならば!

ぜひ選択肢にベビーラップも入れてもらえたら嬉しいです。お値段も、エルゴなどと変わらないか、少しお買い得のものもあります。(ベビーラップは物欲がある人だとたくさん欲しくなる場合もありますので、お買い得という点は実はあまり強くは推せません。夏用!とか、短いサイズ!とか買う理由は無限に探せてしまうのです。)

私なりにベビーラップの魅力と実際の使い方を紹介してみました。少しでも使うイメージをしていただけたら嬉しいです!!そして赤ちゃんとの生活に取り入れてもらえたらもっともっと嬉しいです。

※Facebookにベビーラップの情報がまとめられているページがありました。そちらも是非参考になさってください!↓



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