【合格する人はここが違う】③休み方が違う
こんにちは、山藤あるとです。
【合格する人はここが違う】シリーズ第3弾です。
今回は、休憩の仕方の話です。
多くの受験生に最後まで読んでもらえたらうれしいです。
休み方が違う
勉強量に対する意識の違いとも関連
合格する人はここが違うシリーズ第1弾の、勉強量に対する意識の違いとも関連しますので、先にこちらも読んでいただけるとよいかもしれません。
合格しない人の休み方
合格しない人は、勉強に対するやる気を回復させるために休みます。
合格できなかった頃の自分は、合格するにはたくさん勉強しないといけないと思っていました。
でも、勉強はしんどいのでなるべくならたくさんしたくないとも思っていました。
とはいえ、勉強しないことには合格もないので、したくないという気持ちにやる気とか意志力を使って打ち勝って勉強をしていました。
ただ、この状態は長続きしません。
なにせ、勉強しなきゃという気持ちと勉強したくないという気持ちが日常的にせめぎあっている状態なので、やる気の消耗が激しいからです。
(医学的にはやる気というものは存在しない、という記事も見たことがありますが、とりあえずここでは勉強するぞと気力を振り絞れる状態がやる気があるということにしておきます)
そのうち、気力を振り絞れなくなって、やる気を回復させるために休憩することになります。
どれくらいの時間の休憩をするかも、やる気が出るまで、という受け身な感じでした。
一度やる気が途切れると、勉強したくない気持ちになかなか打ち勝てなくなり勉強再開の気持ち勝負で連敗が続きます。
まだやる気の回復が足りない、とずるずる休憩を延長することもしばしば。
成績が思うように取れない科目や時期だと、敵(勉強したくないという気持ち)がどんどん手ごわくなり、気が乗らないまま勉強量を確保するための勉強ですませてしまいがちになります。
そのうち、気力を振り絞れない自分に落ち込み、卑屈になり、勉強したくない気持ちに打ち勝つこと自体を諦め、勉強しない時期ができてしまうこともありました。
頑張りのサイクルも比較的長めだったように思います。
月曜日は元気に勉強しているけど金曜日になるとちょっと気が抜けがちとか、専門学校のカリキュラムの予定がない日をがっつり休みにして一気に回復を図るとか、そういう周期でやる気が揺らいでいたと思います。
合格する人の休み方
合格する人は、勉強に対する集中力を回復させるために休みます。
勉強すること自体に抵抗感がほとんどないため、特にやる気を消費しなくても勉強はします。
解決したい課題もたくさんあるため、ひとつずつ片づけていくうちに自然と勉強量も増えていきますが、勉強が続くとだんだんと集中力が落ちてきたことも自覚し始めます。
科目を変える、同じ科目内でも分野を変える等、勉強内容を変えることで勉強に対する飽きのような状態もなるべく素早く回避します。
それでも思考力が鈍ってきたり、肉体的な疲労感もやってくるので、それを軽減させるために休憩は取ります。
ただ、疲労感等がなくなるまで、という休み方ではなく、時間を決めてその範囲内で回復できた分でよしとし、勉強を再開します。
休憩しすぎないように休憩をコントロールしようとしている感じです。
頑張りのサイクルは比較的短く、疲れを翌日に持ち越さないように意識しています。
毎朝勉強を始めるころにはいつもなるべく同じようなコンディションになっているように体調にも気をつけます。
ちょっとした休みをうまく活用することで、まとまった休みを作らないようにしている感じです。
振り返り・考察
振り返ってみると、合格できなかった頃の自分は、ガーッと頑張っては少し休み、を繰り返していました。
そのうち、少し休み、の部分がだんだん長くなり、最後は頑張れなくなって挫折するというパターンでした。
そこを気力で乗り切っている人が合格しているのだと勘違いしていたので、気力を振り絞れなくなった自分に自己嫌悪すら感じ、それがどうせ自分は頑張れないと自己肯定感も下げるといった悪循環に陥っていました。
すでに書いている通り、合格する人としない人では勉強で消費しているリソースが違います。
リソースの違いは下記の記事でも書きました。
合格できなかった頃の受験勉強に対するイメージを自転車でいうと、合格という山頂に向かって続く坂道をダンシング(立ちこぎ)で登り続ける、といった感じでした。
坂道を登るためには全力でこぎますが、ダンシングはいつまでもできるものではないのでどこかで足をついてしまいます。
呼吸を整えてまた走り出しますが、坂道なのでこぎ出すのも大変です。
休み方も、ある程度呼吸が整うまで、という受け身な休み方になってしまいます。
きっと、勉強したくない気持ちが坂道をイメージさせていたのでしょう。
同じように、合格した今の受験勉強に対するイメージを自転車でいうと、遠くにある合格というゴールに向かって、山あり平坦ありのコースをコンスタントに走り続ける、といった感じです。
コースの状況、自分のコンディションなどによって、ギアを上げたり下げたりしながら、なるべく疲労をためずに走り続けられるように調整します。
休むにしても、ギアを下げて負荷を下げたり、ペダルをこぐのを止めてしばらく惰性で進んだりといった感じで、足をつかないように休みます。
無理して走って失速したり、足をついてしまったりするよりも、コンスタントに走り続ける方が最終的に速く遠くにたどり着けると思っています。
まとめ
・合格しない人
やる気を回復させるために休む
やる気が回復するまで受け身で休む
勉強するまでにすでに消耗してしまい、同じリソースで勉強を続けようとするので長続きしない
休まざるを得ないほど消耗するので必要だと思って休んでいる
長丁場になるほどだんだん回復が追い付かず、まとまった休みを必要とする
・合格する人
集中力を回復させるために休む
なるべく短時間の休憩で済むように疲労等をコントロールしながら勉強している
勉強自体での消耗が少ないうえに、勉強しながら消耗をコントロールしようとしているので長続きする
まとまった休みを取る必要がないようにこまめに休んでいる
長丁場になってもそれほどまとまった休みを取らずに済む
同じ競技で戦っているのかと思うほど、頑張り方、休み方のアプローチが違うことが分かります。
合格する人も、瞬間的に無理をすることがないわけではありませんが、無理し続けているわけではない、ということです。
休み方の話ではありますが、そもそもは休み方に違いが出るほど頑張り方から違いがある、という話でもあります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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