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#003 会社名決めました

こんばんは、ふるかいです。
最近、起業に向けて心の進展があったのでシェアさせてください。

結論

 過去の起業ログは以下になりますが、結論約1年前に投稿した#001に進化して戻ってきた形になります。

 #001の税理士プランは勝ち確定が前面にでていたことで、「勝ち確よりも面白さが重要なのではないか?」と自問自答しながら、この一年間で「糸島で日本茶カフェをする」というところまで面白さを追求しましたが、どうしても(家族に十分な豊かな生活をさせる水準まで)稼ぐビジネスモデルを描くことができず、これは軍資金ができてからのアイディアボックスにいれておくことにしました(ITOSHIMA TEA GALLERY)

最近の本業と天職との出会い

 この週末はコロナでもインフルでも風邪でもなく、疲労の蓄積による発熱で久しぶりに39度を体験し、急遽会社もお休みをいただきました。
8年ほど続けた金融ディーラー時代に昼夜問わず高い緊張感の中でマーケットと対峙し続けたことで自律神経が正常に作用しなくなっており、もともと我慢強い性格も相まって、気が少し抜けると高熱を出す傾向にあります。。
 今回気が抜けた要因としては、自分のマーケット人生のケジメとして受験している「証券アナリスト試験1次試験の結果」が発表になり、無事合格していたことでしょうか(1次試験は3科目あり、今回で2科目合格。次は秋に残りの1科目を受験して、来年6月の2次試験に臨む予定です)。
 仕事の方面でも、最近は人財育成に注力しており、研修の企画・運営・講師など新人から管理職まで階層問わず幅広く活動しており、その節目と試験結果が重なったことも大きかったかもしれません。ただ、この講師業が『天職』だと思えるほど自分にハマっており、起業してビジネスとしてやっていきたいと思いました。何よりやる気のある人と仕事をすることが楽しく、更に自分がエッセンスを加えることで受講生に気づきを与え、成長曲線の変化を受講生自身が感じ表情から染み出る満足感が仕事の充足感を与えてくれます。その充足感は、講義のフェーズでもライブ感をもって感じることもできますが、企画フェーズでも同様に感じられます。一つのコンテンツを作る時間はクリエイティブな作品を作っている時間と似ており、私の好きなアートや建築と通じるものがあるからだと思います。(金融キャリアですが建築学科出身です)
 それから、講師業で生計を立てることができないか?と真剣に考え始めました。

師匠タカマツさんからの助言

 そもそも私が描く講師業イメージのベースは、私の師匠である「考えるエンジン講座」で有名なタカマツさんの存在が大きいです。コンサルに内定後、考えるエンジン講座でお世話になり、もう3年前になりますが、今でも親しくさせていただいております。

 起業で大事な考え方は「コンテンツ→コミュニティ→プラットフォーム」の順で拡大していかないと上手くいかない、と助言をいただき、まだ自分には自分の名前が商品になるほどのコンテンツ力もなく、コンテンツと呼べるほどの商品(研修商材)もありません。まだやるべきことがあることに気づかせてくれました。

何をテーマに講師業をやるのか?

 私は講師業を人的資本政策の一環で捉えております。例えば、M&Aなどの世界で使われる企業価値評価(バリュエーション)では、BSやPL、CFなどの財務諸表をベースにした算定となっていましたが、これからは非財務情報がキーになると考えております。その非財務情報の例として「人財育成」「環境対策(脱炭素)」などがあります。私はこの領域で勝負したいと思います。現在CFO育成や新人研修を行っているため人財育成は強みがあり、環境面もコンサル時代にESGに関するプロジェクトや直近も投資銀行部門として再生可能エネルギーにおけるプロジェクトファイナンスでこの領域を担当していたため土地勘はあります。
 広い意味では「企業経営」となります。東証の指針でもある「PBR1倍を超える」ためには、投資家からの期待値を超える必要がありそれを経営指標で示すと「ROE>ROIC>ROA>WACC」となります。これをさらに、ブレイクダウンしていくと必然的に「人財育成」や「環境対策」に行き着くと考えています。投資キャリアを積み上げてきた自分にだからできる内容だと思っております。

目指すビジネスモデルは?

 講師業は、ストック・フローという区分けをした場合、フロー収益のビジネスモデルとなります。メガバンクからコンサルに転職した際に一番感じたのはこのビジネスモデルの違いでした。
 銀行収益は預金貸金というコアポートフォリオがあり、株式・債券や通貨スワップ・社債などのノンコアポートフォリオで構成されます。これらがストックビジネスのベースとなり、M&A等のアドバイザリー業でフロー収益を計上するモデルとなっております。
 一方、コンサルはフィービジネスが中心となりますので、ストック収益は基本的になくフロー収益を伸ばすモデルとなっております。このフロー収益をストックのようにするために大規模PJに入り、構想・業務改善・IT・開発・保守メンテまで川上から川下まで伴奏するモデルが目下主流になっております(アクセンチュアのモデル)。つまり、戦略コンサルのような単発フローを積み上げる狩猟民族的ビジネスは高単価でやり続けない限り相当ハードゲームであることがわかりました。
 ここでうまくやっているのが、Big4といわれるデロイトやPwCのモデルです。彼らの源流は監査法人であり、監査収益とコンサル収益が非常にバランスよく構成されてます。

私のビジネスはこのBig4モデルを目指していきたいと思います。具体的には、税理士法人として顧問料ビジネス(ストックビジネス)を行い、コンサル領域は経営コンサル+講師業(フロービジネス)というイメージです。
案件獲得のソーシング業務は講師業としてセミナー登壇等で行い、その後継続的なお付き合いをさせていただくために、税理士顧問ビジネスを用意しておくという構図です。私はメインとして案件ソーシングとしての講師業や自社ビジネスモデルの構築を担いたいと考えております。これには、加えてきた案件を確実においしく料理してくれる職人のような税理士パートナーが必要となります。次世代の未来のために経営、環境や人財というテーマで何か生きた証を残したい方は一緒にビジネスをやりましょう。

今後の時間軸は?

 目先は現在受験中の証券アナリスト試験の合格を目指します(来年6月の二次試験で終了予定)。それから、税理士試験に臨みます。仕事をしながら子供3人(今年の9月に第三子誕生予定)の育児家事を並行して行うため、少なくとも5年はかかる見込みです。合計すると資格取得までここから6年ということになります。(2030年資格取得)
 環境ビジネスにおいては2030年代が勝負の年だと考えているので、可能な限り早く立ち上がりたい(起業)と思います。その心は、2050年のカーボンニュートラル宣言が背景にあります。簡単に説明すると、バリューチェーンで見たときに、CO2排出をネットゼロにしなければならない未来が2050年までにはくるということです(Scope3と言います)。

 この未来が到来すると中小企業にはどんな影響があるかというと、「ビジネスができなくなる」可能性すらあるということです。大企業を中心にこのScope3に取り組み始めており、そうすると下請け会社などにも同様にCO2排出ネットゼロにする要請がくるようになります。できなければ、案件を受注できなくなるということです。また、銀行も投融資でネットゼロを目指す必要があるため、脱炭素の取り組みをしていない会社には融資ができなくなる可能性もあります。また、税金の観点でも、でもネットゼロが実現できない分を炭素税として徴収される未来は想像に難くないと思います。
 これらの危機感を覚えながらビジネスをされている中小企業はまだ少ないと思いますが、実際に炭素税の話が現実的になるとインボイス制度導入で慌てたように、一気にニーズが高まると思っております。そしてこの動きが2030~2040年の間に加速すると読んでいるため、可能な限り早く立ち上がり、このマーケットの中でのプレゼンスを上げておくべきだと考えております。

まずは会社名を決めました。

 起業の時間軸は上記のとおり長い道のりですが、思いは固いのでどんどん前進していければと思います。
 プロジェクトも何でもそうですがネーミングは一体感や高揚感を生みために必要だと考えております。
 私は、この会社を「GOEN ARTS」としたいと考えております。その思いは「ご縁を頂いた方のARTS(会社・作品・仲間・家族・情熱)を大切に育て、豊かな人生をともにつくる」というコンセプトをベースに考えております。「世の中を」「世界を」というスコープは実現性に乏しいので「ご縁を頂いた方の」という敢えてスコープは絞り込んだ形にしております。私は講師業をベースとする営業によってそのご縁の輪を広げていきたいと考えております。環境と人を大切にする思いがベースにあるので、きっとよりよい社会の実現に貢献できると思います。そして、自分の子供たちに自信を持って「みんなのよりよい未来を実現するために貢献してきた」と言えるようになりたいと考えております。

まだまだ長い道のりではありますが、【All our dreams can come true, if we have the courage to pursue them.(夢を追い求める勇気を”持ち続けられたら",夢は必ず叶う)】と信じて前進あるのみです(「投資家人生に影響を与えた言葉7選」より抜粋)

本日もお付き合いありがとうございました。
今後ともGOEN ARTSをよろしくおねがいいたします。


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