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「中田敦彦のYouTube大学」の書籍をクイズで紹介(その3)

はじめに

この記事は、
◯ クイズスレの感想戦(2020年4月25日開催「サン・ジョルディH」
「中田敦彦のYouTube大学」で取り上げられた書籍の紹介
という2本を兼ねよう、という試みの「その3」です。

「その1」では、50万人登録、「その2」では100万人登録達成とその後を振り返ってきましたが、「その3」ではそこから先を見ていきます。

(参考)記事を読む際の注意事項
問題群は全て「ウィキペディア穴埋め」形式です。
※作問当時(2020年4月)の情報であるとともに、あまり裏取りもしていませんので、内容の正確性等についてはご留意下さい。

5.2019年・年末(世界的ベストセラー→超大作)

・2019年12月は、「メンタリスト・DaiGo」さんとのコラボ動画(【中田敦彦vsDaiGo①】〜異能の心眼〜【XENO】)で、初の『XENO』カードゲーム対決が行われると共に、
「【コラボ】中田敦彦さんの読書術を初公開」で、他者との対談形式での読書術が公開(サブチャンネルでは2か月前に公開済み)されました。

・この2019年の年末の授業動画は、『世界的ベストセラー』と『超大作』。視聴者からの要望が大きかった2本軸で展開していきます。
・クイズスレ的にも後半戦(21~40問目)に突入する問題がこちら。

【 21問目 】
ユヴァル・ノア・ハラリは、イスラエルの歴史学者。ヘブライ大学歴史学部の終身雇用教授。 
世界的ベストセラー『【 何 】全史 文明の構造と人類の幸福』、『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』の著者。著書では自由意志、意識、知能について検証している。

【 正解 】『サピエンス全史』

・「その2」でも紹介したように、ここまで日本的(ドメスティック)な話題が多かったところから、一気に世界的ベストセラー(このサピエンス全史は、動画曰く1,200万部)に方向転換します。
・この次の『禅』の授業も、東洋思想の延長線上にはありますが、世界的に注目されているという視点からのチョイスにも感じられましたね。

・そして、世界情勢・現代社会の決定版的な授業に感じたのが、これ。

【 22問目 】
ハンス・ロスリングは、スウェーデン・ウプサラ市出身の医師、公衆衛生学者。カロリンスカ研究所の国際保健学の教授および、スウェーデン・ストックホルムに拠点を置くギャップマインダー財団のディレクターを務めた。
世界的ベストセラーとなっている『【 何 】フルネス』の著者。

【 正解 】 『ファクトフルネス』

・“『ファクトフルネス』を紹介する中田が、ファクトチェックをせず、嘘の情報(デマ)を拡散している”などとネット上で皮肉されていたようですが…(私も動画に感化されてこの本を購入しましたが)内容を自分で吟味して、役立つ情報を峻別して自分のものとすることは確かに必要だと思いますね。

※「10の思い込み(本能)」は、認識しておけると便利だし、『⑩焦り本能』の中で「感染症」に対する警鐘を鳴らしていたことも、動画公開の翌年(2020年)になって深く印象に残りました。

・世界的ベストセラーに一段落ついたあっちゃんが、12月下旬に着手したのが、要望の多かった“大作”シリーズです。

【 23問目 】
現代では冗談半分で、『【 何 】』と純愛もののアダルトゲームやハーレムアニメとのストーリーの類似性が指摘されることがあるが、
「『【 何 】』は猥書であり、子どもに読ませてはならない」という論旨の文章はすでに室町時代や江戸時代に存在している。

【 正解 】『源氏物語』

・これは、クイズ単体としてみた時に、逆に情報量が少ないから導けるかなと思って出題した問題です。
・あっちゃんは「ロイヤル・サクセス・パニック・ラブストーリー」と形容していましたが、源氏物語の要素てんこ盛りな部分の一端を、このクイズで紹介できたかなと思っています。
・なお、この源氏物語の動画8本でクリスマス商戦(もとい、クリスマスの時期)を駆け抜けた訳ですが、動画本数が多くなると『全部公開されてから纏めて見る勢』などが、その分量で後回しにしてしまうことなどもあってか、どうも再生回数は伸び悩む傾向にありそうです。

【 24問目 】 空欄に共通して入る漢字5文字は?
『【 何 】』は、手軽に手に入り読むことができ、また戦略の成功・失敗例が明解に描かれているため、いわば「素人向け兵法書」としても重宝された。張献忠・李自成・洪秀全らが農民反乱を起こした際、軍事の素人である彼らは『【 何 】』を「唯一の秘書」としたと言われる。
毛沢東も『【 何 】』や『水滸伝』を子供時代から愛読しており、そこから兵法を学んだとされる。

【 正解 】『三国志演義』

・続いては動画4本には纏まっているものの、超大作の代名詞的な印象もある『三国志演義』です。
・できれば動画の冒頭で語られていた『漢民族のアイデンティティ』的な記載があればそれを出題したかったのですが、Wikipedia内には書かれていませんでした。
・そして、(あっちゃんの一見解かも知れないので、鵜呑みにはしないよう注意しなきゃとは思いつつ、Wikipediaを読み進めていると、)問題文で示したWikipediaの説明文が目に止まりました。
・上に示した問題文は、以前のnoteの記事でも取り上げた、Wikipediaを『着想を得る』ためのツールとして活用した例になると思います。
(Wikipedia穴埋め形式なので、成文化という工程を省略してはいますが)

・『三国志演義』で大晦日、2019→2020年の年越しを迎えたYouTube大学。続いて、2020年の年始の動画を振り返っていきましょう。

6.2020年・年始(自己啓発→お金の授業)

・年始はまず政治・現代社会ブロックから入ります。『小泉純一郎』→『自民党派閥抗争』→『バブル崩壊』→『安倍内閣』と、人間ドラマ的に政治を見た後に来たのが、スティーヴン・R・コヴィー先生による全世界3,000万部の名著『7つの習慣』です。

・この動画を見た、本を読んだ皆さん。『個人憲法』は言われたとおり策定しましたか? 一度読んで終わりじゃなく、ちゃんと読み返していますか?

【 25問目 】
第一の習慣・主体的である……
第二の習慣・終わりを思い描くことから始める……
第三の習慣・最優先事項を優先する……
第四の習慣・Win-Winを考える……
第五の習慣・まず理解に徹し、そして理解される……
第六の習慣・シナジーを創り出す……
第七の習慣・刃を研ぐ……
 
著者が個人的に最も困難だと感じるのは第【いくつ】の習慣である。

【 正解 】第五の習慣


・クイズ単体として答えるならば、直感的に一番最後の「7」と答えたくなりますが、正解は「第5の習慣」です。各習慣の内容を吟味すれば、『他者を理解し、他者に理解される』ことの難しさはやはり大変なものです。
・この第五の習慣については、あっちゃんが寸劇を交えて説明してくれているので、皆さんも1~3の習慣で「私的成功」をおさめたら、「公的成功」→「その先」を目指して頑張りましょう!

続いても似た傾向の世界的名著。(個人的には、『7つの習慣』のインパクトが強すぎて、刺さり具合が浅かったというのが正直な所でしたがww)

【 26問目 】
『【 何 】』(……原題 : How to Win Friends and Influence People)は、デール・カーネギーの著書。1937年発売。
『道は開ける』と供に[原文ママ]、デール・カーネギーの代表的な著書。自己啓発書の元祖と称されることも多い。

【 正解 】『人を動かす』

・タイトルは見かけたことあったのですが、ガッツリ意訳だったとは動画で初めて知りました。この問題は「知識問」としての傾向が強いと思います。

・続いて、いわゆる“一般教養”的な動画がいくつか続きます。『落語』、『ワイン』と来て、クイズにはしませんでしたが『Think Clearly』と来て、ここから半月ほど『お金の授業』パートに入ります。

・あっちゃんが日本の『金融リテラシー』を上げるべく奮闘しますが、話題自体を毛嫌いする層がいたようで、戦略的撤退といった展開となりました。ただ個人的には、『お金』に関するテーマを5本連続したことが原因の一つだったのではないかと感じます。まずはその入口となった書籍からの問題。

【 27問目 】
ロバート・トオル・キヨサキ(Robert Toru Kiyosaki、日本名:清崎 徹……)は、アメリカの投資家、実業家、セルフヘルプ著者、モチベーショナル・スピーカー、金融リテラシー活動家、時折金融コメンテーター。
……著書の中に登場する『【 何 】父さん』については、実在性を疑問視する声が少なくない。

【 正解 】金持ち父さん

・書籍名は明示しませんでしたが、『金持ち父さん貧乏父さん』というタイトルは耳馴染みのある人が結構いると思ったので、この(実質)2択を出題してみました。
・クイズスレ的には、出題傾向が読まれ始めている中での『変化球』的な、タイトルそのまま答えても得点なりませんよー、ちゃんと問題文読んでねー的なメッセージを込めての出題でした。

【 28問目 】
ジョージ・サミュエル・クレイソンは、アメリカ合衆国の著作家。
最もよく知られているのは、1926年に初版が刊行された著書『バビロンの大富豪(The 【 何 】est Man in Babylon)』によってである。

【 正解 】『バビロンの大富豪』 (The Richest Man in Babylon)

・こちらも、『君たちはどう生きるか』と同様、漫画化によって再ブレイクの書籍。少しひねって、英語の原題を問うクイズにしてみました。

・そして、あっちゃんも動画内で言っていましたが、『お金の授業』が続いた中で、視聴者から『文学』を欲する声が高まったことを受けて、今までやっていないジャンルに挑戦したというのがこちらでした。

【 29問目 】
『屋根裏の【 何 】者』は、江戸川乱歩の短編小説。……
乱歩は1917年に鳥羽造船所電機部に就職したがこの時会社をサボって社員寮の押し入れに隠れて寝ていた経験と、守口町の自宅の屋根裏に侵入し徘徊した経験から着想を得た。

【 正解 】『屋根裏の散歩者』

・21世紀の人間からすると『散歩者』という日本語に馴染みが薄いのですが、だからこそちゃんと作品を把握しているかを合わせて問えるクイズだと思い出題しました。これも『三国志演義』のクイズ同様、Wikipediaに記載のある逸話からの出題です。
・あっちゃんの寸劇・お芝居を楽しみにする層が増えてきた2020年は、フィクション系の動画も増えてきます。「その4」でご紹介しますね。

・そして「その3」の最後に出題するのは、こちらの問題。

【 30問目 】
落合陽一は、……東京都出身、六本木育ち。
開成高等学校を経て、筑波大学情報学群情報メディア創成学類卒業。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了、博士。……
著書……
・『2030年の世界地図帳 あたらしい経済と【 何 】s、未来への展望』(SBクリエイティブ、2019年)

【 正解 】SDGs

・「【 何 】s」とすれば、BRICsなどもありますが、この著作について、或いはクイズスレの過去問(3月の数字特別で、2030年を出題済)を押さえていれば昨今の情勢から『SDGs』を答えられたはずです。

「その3」おわりに

・2019年の年末から2020年にかけて、当時はまだ非表示でしたが、200万人登録に向けて、様々なジャンルでの授業を展開してきたあっちゃん。
・クイズスレの企画的にも後半戦に入った21~30問目をご紹介してきました。次回「その4」がこのシリーズのラストです。

Rx「次回、完結編『その4』でお会いしましょう。 ではまたっ!」


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