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若年男性に向けた新サービス【outa'】モニターインタビュー

1.はじめに

この度、イエローロケット(以下「イエロケ」)では、
男性らしくないメンズファッションもしたい若年男性に向けた新サービス
【outa'(アウタ)】
のリリースに向けて、
モニターインタビューにご協力いただける男性を大募集いたします!
応募条件は以下のとおりです。
いずれか、またはすべての条件にピンときた方は、ぜひ下記の申込フォームからご連絡ください!

【 モニターインタビュー申込フォーム 】

2.サービス内容

(1)outa'が叶えること

さて、私たちouta'(アウタ)が提供するサービスは、

ファッションで「自分らしさ」を表現したい男性の
"自分推し"ファッション との出会い 

を目指して伴走するサービスです。

”自分推し"ファッション とは、
①自分に自信を持って
②ファッションを通じて自分自身を心から「好き」と思える

ファッションのことを、outa'が独自にそう名付けました。

ここで、これを読んでくださっている男性の皆さんに質問です。

あなたは、いまの自分のファッションに満足してますか?


・とりあえずGUやユニクロで買ってるけど、なんかパッとしない…。

・無難に白シャツ・黒スキニー着たり履いたりしてるけど、
 もっと良い感じのファッションを着たい…。

・好きな芸能人が着ているような、
 なんとなくああいう服を着てみたいんだけどな…。

思い当たる回答は様々だと思います。

今回私たちの準備しているouta'は、
◎ 自分が心から「好き」と思える服と出会いたい。
◎ 他者の目や挑戦を恐れず、「無難」を乗り越えてみたい。
◎ 好きな芸能人が着ている”ような”服を着てみたい。
そんな要望にお答えします。

(2)outa'ってどんなサービス?

outa'のサービスでは、ファッションの知識をもつ美容系学生(サポーター)と共に、ファッションの話をしたり、服を買いに行ったりすることで、あなたの"自分推し"ファッションとの出会いと、それをきっかけに自分の心に従って生きる機会をサポートします。

outa'のアプリをひらくと、あなたのファッションとの新たな出会いを手助けしてくれる「サポーター」の一覧が表示されます。サポーターの全てのページにはそれぞれが手がけるポートフォリオ* が掲載されています。

*ポートフォリオとは、そのひとがどのようなファッションを手がけているのか、どのようなジャンルが得意なのかを表した写真集です。

その中からあなたの好みにピンとくるサポーターを指名し、都合のよい日時や場所を伝えます。

お互いに条件がマッチすると、出会いを叶えるまでのやりとりが始まります。チャット上で、どのような服を着たいのか、当日どうしてほしいか、そしてご予算などについて共有していただきます。
行ってみたいお店や場所があれば、それも積極的にお伝えいただくと、"自分推し"ファッションへ近づくかもしれませんね!

約束の日には、サポーターと実際に対面し、お店をまわりながら好みのアイテムを見つけに行きます。行ってみたかったひとつのお店にずっと居てもいいですし、好みのアイテムを探してウィンドウショッピングをしても構いません。その日はあなたの心のままに、探索することができます。

好みのアイテムがゲットできたり、好きなファッションの方向性が分かれば、最寄り駅や所定の場所で解散となります。
実際にそのアイテムを着用してみて、いつもと違うファッションを身にまとう“自分”を感じながら楽しんでみてください。

きっと、いつもと違う…
だけど、自分の心が熱くなる体験ができるはずです!

(3)サポーターはどんなひと?

ファッションを通じてあなたの「好き」を叶えてくれるouta'のサポーターは、美容専門学校の学生やアパレル店員やその経験者、ファッション系インフルエンサーなど信頼と実績を揃えたメンバーで構成されています。

テレビ番組などでよくみられる「トータルコーディネーター」の上から目線なアドバイスは一切行わず、あくまでユーザーのニーズや趣向などを最優先に聞き入れそれに見合ったファッションアイテムを見つけるお手伝いを行います。

ですので、
「こういうことを聞くのはナンセンスかな・・・」
といった心配はご無用です!

ファッションの正解はそれを着るあなたの心が決めるものなので、サポーターが趣向の実現を手助けし、あなたが本当に「好き」と思えるファッションをお届けします。

それだけでなく、サポーターには、必須の事前研修を受けてもらいます。

そこでは、ジェンダー論や傾聴・アサーティブコミュニケーションなどを学んだイエロケメンバーや専門の外部講師と共に、
・ひとりで考えすぎて、悩みを打ち明けられなかったり、
・サポーターに気を使いすぎて、どう思っているかが過剰に気になったり、
・空気を読んでわがままを言えなくなってしまったりする

そんなあなたから、要望を伺う方法や相談に乗る方法を学びます。

それを習得してもらってから、みなさんの目につく「サポーター一覧」に掲載しますので、安心して申し込んでみてください!

まだ具体的な言葉にならなくとも、写真や、ぼやっとしたイメージでも構いません。サポーターと対面する約束の日に、街を歩きながら好き嫌いを探るのでも全く遅くありません!

サポーターは、あなたとの対話の中で、あなたのニーズを引き出していきます。ぜひouta'のサービスとサポーターを頼りにしてください。

3.このプロジェクトが立ち上がった背景

このプロジェクトは、イエロケCEOの岡野と、東工大で男性学を研究(博士課程)している小埜が、2022年2月に出会ったところから始まります。

すぐに意気投合し、小埜から「東工大で、東京工業大学Lean Launchpad Program(東工大LLP)という起業について学べる授業があるんだけど、一緒にどう?」との誘いを受け、弊社社員の野村も合流して、企画を始めました。

これまでにジェンダー学を別の観点で学修してきた私たちは、男性の生きづらさを解消する事業での経営を勉強してみたい、ということがきっかけで集まりました。

ほかに優秀な東工大生2名も合流して、所属も性別もバラバラなメンバーで紆余曲折ありながらも、3か月のプログラムを経て現在に至っています。

◆outa'の由来

outa'(アウタ)は、英語の「out of ~」の省略形です。
私たちが参加している東工大LLPでは、日本語が母語でない人に向けてもプレゼンテーションするために、英語の資料も作成する必要がありました。
私たちのやりたいことを翻訳していると、このout of ~(~から外へ・範囲外へ・中から外へ)という表現がたくさん出てきました。

それをきっかけに、ブランド名にしてしまおう!と考えて
・「自分」をぼやかしてきた「らしさ」という柵を下ろし、
・扉をあけて、自由に枠を行き来したり飛び出すことを可能とした未来
をつくりたい
という願いを込めて、outa'と名付けました。

みんな誤って「オウタ」と呼ぶので、「アウタ」と呼んでくださる人が真のファンです!笑

◆ファッションとは

「ファッションとは?」と考えたとき、ただ単に外見が変わるというだけでなく、もっと深い事実に気がつきます。

たとえば、私たちは多かれ少なかれ、見た目によってそのひとのイメージや「このひとって、こういうひとなのかな?」という印象を持ちますね。
初対面のときほど、その効果は大きく発揮されます。
そこからわかるように、ファッションは、自身のイメージや印象をコントロールすることによって、言葉ではないコミュニケーションの手段を成立させるパワーを持っているのです。

ファッションの持つこのパワーを携えたとき、私たちは「自分が何者なのか」「自分はどういうひとなのか」というのを言葉以外で表現できる・伝えられる術を持つことになります。

ファッション史を研究する井上雅人氏は『ファッションの哲学』(ミネルヴァ書房・2020)の中で「ファッションは、人間の身体の多様性、つまり人間そのものの多様性を積極的に肯定し、多様な美のあり方を再現なく提案し続ける表現手段である。」(p.20)といいます。

つまり、ファッションが多様な心やあなたの「らしさ」を表してくれる大きな味方になるのです。

このようなファッションに対する考え方を通して、私たちouta'は、ジェンダー平等が叫ばれながらも画一的な「男らしさ」が暗に求められがちな現代を生きる男性たちに自身の心を自信を持って表現し、自分を生きるきっかけを提供したいと思っています。そんな未来を与えてくれるユーザーの新しいファッションを"自分推しファッション”と名づけ、自分ではない誰かのみならず、自分をも推せる未来を実現します。

outa'のサービスに携わっている小埜は、男性学というジェンダー研究の一分野で、普段は男性ジャニーズファンの研究などをしています。
彼らにインタビューしてみると、同性としての男性アイドルのことを「かっこいい」という言葉で評価することはもちろんですが、「かわいい」と愛でることがとても多いです。男性の方なら共感されると思いますが、日常で同年代の同性のことを「かわいい」と言うことってあまりないですよね。

この「かわいい」が不思議で、小埜は修士論文を執筆する際にこれについて深掘って研究しました。すると、彼らは誰しもがかっこいいや大好きと評価するアイドルのことは「かっこいい」、誰がどれだけ評価してるかは関係なく自分が好きと思えるアイドルのことを「かわいい」と言っていることがわかりました。
他がどうこうではなく、自分が心から「好き」と思えるもの/ひとに対して評価するこの「かわいい」という概念は男性ジャニーズファンだけでなく、誰にとっても重要な概念であると小埜は確信しています。

とはいえ、自信を持つには、自分だけでなく他のひとからの評価もある程度必要でしょう。
outa'ではそんな「かっこいい」と「かわいい」の塩梅(あんばい)を見据えながら、あなたの「好き」を叶えるファッションを提供したいと考えています。

小埜(男性ジャニーズファン研究・博士課程)からメッセージ

東工大で男性学という分野で男性の「弱さ」を研究している小埜功貴と申します。

私たちouta'は、日頃から着ているファッションに対して(なんか…もっといいアイテムないのかな…)や(なんか物足りないんだよな…)と、モヤっとしている男性方のお声を聞かせて頂きたく思っています。そのモヤモヤを晴らし、「自分」を表現できるファッションと出会うサービスを作るうえでのこの対話を通じて、ひょっとするとその時間のなかで「"自分を生きること"を阻む何か」という問いの答えが見えてくるかもしれません。

ボク自身も、”自分を生きたい”と思ってもがきながら日々を生きている1人です。ファッションには、そんな“自分”を表現したり、普段の日常を彩り豊かにさせるパワーを持っているとボクは信じています。

ファッションを通じて、他人の目ではなく自分の目でいまを生きたいと思える方のお声を聞かせて頂いて、多様な心が受け入れられる世の中を作っていきたいと思っています。少しでもピンとくる方にご協力頂けると嬉しいです。よろしくお願い致します。

岡野(yellowRocket合同会社CEO)からメッセージ

興味をもってくださってありがとうございます!「おかめちん」こと、岡野めぐみです。これまでに性に関する様々なイベントを企画・運営してまいりました。「男女共同参画」や「性の多様性」など、大人たちが”推進”したがっている色んなワードや動きにも携わってきました。

私は女体をもつ、Xジェンダー(ジェンダーフルイド)です。男性に極めて近い性自認のときがあっても、私が”男性として生きる”ことはできないなと自覚しています。

これまで自分に馴染みのあるマイノリティ性や当事者性を語るときに、”男性”というだけで強者だと認定して語り、これが”男性たち”を追い詰めてきたように反省しています。
でも、少しでも学んだり、経験したりしてみると、男性の中にも様々な弱さがあって、その弱さを男性たちが開示できない・社会が受け止める土壌がないことが最大の問題であり、齢25の”男性ではない”私の視線から、その問題・課題解決に尽力してみたいと考えるようになりました。だからこそ、生きづらさを抱えていたり、困難を抱えていたりする男性に、安心して話せる場を提供したいなと考えました。

このサービスを気に入らない人は、outa'を使わなくていいです。
でも、私たちは、少しでも「変わりたい」と思った男性のその声を尊重して、外見の変化をきっかけに内面までも一緒に変わっていくouta'のサービスを使って、より”みんな”が生きやすい社会を創っていこうと思っています。

もちろん、outa'ブランドの運営母体であるyellowRocket(「イエロケ」と呼んでください!)は、若年男性に限らず、様々な人に向けた多彩な事業を運営予定です。なるべく早くお知らせするので、Twitterインスタグラムのフォロー等して、楽しみに待っていてください!

これから仲良くしてください、よろしくお願いします。

◇ 野村(yellowRocket合同会社COO)からメッセージ

yellowRocketの野村優華です。学部時代には、性暴力防止パンフレットを作成したり、開発途上国のSRHR(性と生殖に関する権利)の向上のためのチャリティーランイベントの運営をしたりと、性教育やジェンダーに関係する活動を行ってきました。

outa'に携わる前までの私は、「男性の生きづらさ」について考えたことすらなかったような人間でした。そんな私が、outa'に携わろうと決心したのが、初回ミーティングでの小埜さんのこの一言でした。「男性が生きづらさを感じたら、彼らは男性らしさに迎合することで生きづらさを解消しようとするのよ。でも、迎合しても生きづらさは解消しないし、寧ろ助長されるんだよね。」

この言葉を言い換えると、「自分推しよりも周り推し。結果として自分を見失う」ではないでしょうか。これはファッションだけに限らず、デートは奢ってあげなきゃ・大黒柱として家庭を支えなければ、といったジェンダーバイアスや、女性に比べて男性の自殺率が高いことといった深刻な社会問題にも繋がっています。

つまり、生きる上で自分推ししか勝たんのです。そこで、「自分推し」を体現できる最適な手段としてファッションサービスであるouta'を企画しました。outa'は「男性の生きづらさ」に焦点を当てたサービスですが、シスジェンダー(心と体の性別が一致している)の男性でなくても、ご自身を男性だと認識されている方であれば、ご応募可能です。

イエロケの企業理念は、「自分の未来を操縦する」です。
outa'を利用して、自分の未来を自分で操縦してみませんか。
outa'チーム一同、未来のパイロットをお待ちしております。

4.さいごに

私たちouta'が目指す未来は、
男性の生きづらさが解消されて、多様な心が受け容れられる社会です。
これから皆さんと共に創っていきたいと思ってます。

男性の生きづらさって幅も深さも様々で、測り切れないほど、想像できないほどたくさん。

だけど、その中の一部でも、一握りの男性にとってでも、心が少しだけでもふっと軽くなるような社会をつくる第一歩にします。

ぜひこれらの条件にピンときた方は
アンケートのご回答とインタビューのご応募にご協力ください。

outa'ブランドチーム一同、あなたとお話しできるのを楽しみにしてます。

【 モニターインタビュー申込フォーム 】

本件へのお問い合わせ

yellowRocket合同会社 担当:野村
Mail:yellowrocket.llc@gmail.com
Twitter:@yellowrocketLLC
Instagram:yellowrocket.llc

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