見出し画像

捨て亀ゼロを目指すポスターから、発達障害の子どもへの”適切な言葉えらび”の大切さを再確認したお話。

夏休みに入って数日経過し…
予想通り。

子供たちの「今日どこ行く??」攻撃に、
すでにネタが尽きてきていますΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン

そんな我が家の
困った時の頼りどころのひとつが動物園。

次男コタは単純に動物が好きで、
長男まるは、動物園に行くと売店で
ポテトやかき氷を買ってもらえるという😅

目的は違えど、
ほぼほぼ二人とも「OK」してくれるので、
ふたりの行きたい場所がばらけて
それを説得する気力が母にない時の
奥の手が”動物園”というわけです。

つい先日、
その動物園で目にした1枚のポスター。

参照:環境省HPより『アカミミガメ対策推進プロジェクト』
https://www.env.go.jp/press/102448.html

まるとコタがトイレに行っているのを
待っている時に、
ふと横のかべを見たら貼ってあったのです。

これを見て母が考えていたこと。
それは

「やっぱり伝えるための言葉えらびって
すごーーーく大事なんだなぁ」

ということでした。

環境省の方がうったえたかったであろう、
カメの終生飼養(動物がその命を終えるまで
適切に飼育すること)の重要性。

それを伝えるために選んだ
『大きくなってもいっしょにいるよ』
という言葉。

もしこれを
『カメを捨てるのはやめましょう』
『カメ(生き物)を捨てることは犯罪です』
『カメを大事に育てましょう』

…などと書かれていたら、
正直、母は見向きもしなかったと思うのです。

余計で余分なものが極力取りのぞかれ、
シンプルに、短くわかりやすく。
押しつけがましくなく。
前向きな視点で。

『大きくなってもいっしょにいるよ』


長々といろいろ説明されるよりも、
その言葉だけで
なんとなく全容が伝わってきて
ストンと心にしみこむ、

そんな感じがしました。

まるやコタの発達障害と向きあい始めてから、
いろんな場面で耳にしてきた
”言葉の置き換え”法。

「走らない!!」⇒『歩こうね』

「〇〇しないと、〇〇できないよ!」⇒
『○○したら〇〇ができるよ』

などなど、
こうして考えながら書いていると
あたまの中ではできるのですが(-"-)

夏休みのように朝から晩まで
ふたりの感情をコントロールしたり
調整したりしながら過ごす日が続いたり、
母の心に余裕がない(⇒基本いつもですが㊙)
と、途端に。

「もう!いい加減にして!!」

なんて大きな声で怒ってしまい( ノД`)
置き換え法もあたまの中から
すっ飛んでしまっています…

が。

このアカミミガメのポスターは、
やっぱり。
こんな場面にすごく通ずるものがあるなぁ
と思うのです。

怒りたいな~
もう何回言えばいいのかな~

ということも、
事実をそのまま伝えるだけでも響かないし、
説明も長くなってしまってダメだし、
否定的に起こるのはもっとダメ。

ぐっ!と、すーっ!と
心に入ってくる言葉の特徴は
こどもも大人も同じなのかもしれません。

つねづね実行するのは
母にとっては至難のワザですが💦

せめて心に余裕があるときは、
このポスターを見て感じたことを
思い出して。

衝動で声を出すまえに、
「どんなふうに伝えた方がいいかな?」
が、せめてまずあたまの中をよぎるように…
したいと思います。
(↑自分に甘い母でスミマセン(-_-;))

蛇足ですが、

『大人になってもいっしょにいるよ』
の”いっしょ”が漢字表記ではなくて
ひらがなであることも、
目に入ってきたときの言葉の温度感?
のような効果で、
じわっと伝わってくる感じがするなぁ
と思いました。

ものすごい母の個人的見解ですが^^;

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?