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致死率100%の死病、狂犬病の恐怖

2月7日、群馬県で発生した痛ましい事件は、私たちに狂犬病予防の重要性を再認識させるものでした。小学生を含む12人が犬に噛まれるという事故が起き、さらにその犬が狂犬病ワクチンを接種していなかったことが判明したのです。

日本は狂犬病清浄国なので、狂犬病をご存じない方もいらっしゃるかもしれません。

狂犬病とは、犬や狐、コウモリなどの哺乳類から人へと感染する病気で、ウイルスによって引き起こされます。感染すると、ウイルスは神経系を通じて中枢神経系に達し、致死的な脳炎を引き起こすことがあります。

初期症状は発熱や頭痛、不安感などですが、進行すると攻撃性の増加、嚥下困難、幻覚、麻痺といった深刻な症状が現れます。そして最終的には昏睡状態に陥り、治療法がないためほぼ確実に死に至ります

私は狂犬病に関する情報に触れるたび、なんて恐ろしい病気なのかと震え上がります。狂犬病に感染した犬は水を怖がるなどの特徴的な症状を示し、病気でありながらどこかゾンビ映画を思わせる不気味さを持った病気です。

実際に、ゾンビという怪物は狂犬病から来ているのではないかという説を耳にしたこともあります。

狂犬病に限らずではありますが、どんなウイルスを持っているか分からない、動物との接触には慎重になるべきです。気軽にエサをやったりする人も多いようですが、特に野生生物との接触は非常にリスキーな行為であると認識を新たにせざるを得ません。

幸いなことに日本では1957年以降、狂犬病の発生は報告されていませんが、これは狂犬病ワクチンの徹底した接種によるものです。

しかし、この安全は決して当たり前のものではありません。海外で狂犬病がまん延している地域では、毎年数万人が狂犬病で命を落としています。これは、ワクチンの普及が不十分であることが原因です。

私たちが群馬で起きたような悲劇を再び経験することなく、また海外のような狂犬病の脅威にさらされることがないように、狂犬病ワクチンの接種は避けて通れない義務です。ワクチンは犬だけでなく、犬と接する人々をも保護するための最も効果的な手段です。

愛犬家の皆様、狂犬病ワクチンはあなたの愛犬はもちろん、家族、友人、地域社会を守るために不可欠なものです。私たちの共有する安心と安全のために、狂犬病ワクチンの接種を心がけてください。

このメッセージが一人でも多くの飼い主さんに届き、全ての愛犬が守られることを願ってやみません。


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