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「岐阜・養老の水」がいつの間にか「Amazonの水」になってた。

 以前申し上げた通り、私は飲料水などの消耗品を自動管理している。

 つまり自宅の在庫が一定の量未満になったら自動注文される。

 とはいえ、飲料水の減りは明らかに夏場の方が早い。最近暑さが厳しくなっていることもあって、自動注文されて届くまでの間に水が無くなることも稀にある。

 今回は長かった。自前の麦茶とかコーン茶で急場をしのぐことになってしまった。

 ※水道水をそのまま飲むという発想はありません

 6月22日に注文されて、届いたのが6月29日と、1週間もかかった。

 しかもなんか知らないが商品のパッケージが変わっていた。私が買っているのはHappy Bellyというブランドの、ラベルレスの「岐阜・養老の水」だ。ペットボトルのキャップにも、そんなようなことが書いてあった。

 水に味なんてあるもんか派もいるとは思うのだが、岐阜・養老の水は甘味があっておいしい

 今はこれだ。

 これ。by Amazonの水。「by Amazonの水」である。

「by Amazonの水」

 お分かりだろうか。
 この何とも言えないうさん臭さ。

 そもそもがAmazonのロゴは、矢印なのか、口の片方を皮肉につりあげて笑ってる人の図なのか分からない。ジェフ・ベゾスに恨みはないが、なんだか怪しい。

 Amazonの自社ブランド商品が質良く安いということは知っているし、信用できないとは言いたくないのだが……。

 「Amazonの水」という言葉から受けるうさん臭さ。

 どうもラベリングなどを変えただけで、変わらず岐阜・養老の水であるようだ。値段も安い。私は恐る恐るその水を飲んでみた。

 美味しい。無味無臭だ。Amazonの水から連想される機械油のようなにおいもしない。

 だが、以前のHappy Bellyの水だった頃と比べると、なんとなくあまりおいしくない……ような気がしてしまう。

 無理もない。

 人間の味覚とは、大部分見た目や印象に左右されるという研究結果もあるようだ。

 「岐阜・養老の水」は美味しいが、「Amazonの水」はなんだか美味しくないのである。

 そう考えてみると、そもそも水をわざわざ買って飲んでいることに意味はあるのだろうかと思えてきてしまった。養老の水だろうと北アルプスの水だろうと同じH2Oだ。大差あるまい。

 まあでも、そもそも買って飲んでいることには事情がある。

 家が古いので稀にサビ交じりの水が出るのだ。それでいまだに水道水を飲みたくない。蛇口をひねってサビが入ってくる衝撃たるや。水道水を信頼していたのは私にとってはもう過去のことである。

 一方、この「Amazonの水」は安くておいしい。しかもありがたいことに、無くなったら自動的に再注文して、ドライバーの方が家の前まで運んできてくれる。

 でも……もし良かったら元のキャップラベルに戻してもらってもいい。今のままだと工場で機械油をろ過した水のような印象しか持てないのである。

 なお、水曜日はなんらかの商品紹介をしようというコンセプトでこの記事を書いているので、一応、一緒にAmazonのアフィリエイトのリンクを張っている。
 その立場上、商品を推した方がいいのだろうが、ここまで書いて一切オススメになっていない気がするのは気のせいだろうか。

 私は水に対してつけるネーミングは、「おいしい水」以上にあるまいと思っている。「おいしい水」はおいしいに決まっているのだ。Amazonも、食料品や飲料水を企画する時は、「見た目こそが味を決める」ということを分かった上で企画して欲しいものだ。


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