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インフラエンジニアからプログラマへの転職【挑戦してよかったこと】

人生って不思議なものですね。私の場合、大きな転機となったのがインフラエンジニアからプログラマへの転職でした。

事前に説明すると…
インフラエンジニアとはサーバーやネットワークなど、ITの基盤(インフラ)を支える業務に就く専門のエンジニアです。主な業務は新たなネットワークやサーバーを構築し、保守することです。

一方プログラマとはPCなどの情報機器の上で動作するソフトウェアを作るエンジニアです。ハードウェアにはほぼノータッチで、仕様に添ったコードを書いていく業務が主です。

これらは作業するレイヤーが異なるため、協働する場合はインフラエンジニアに用意してもらったサーバーの上に、プログラマがソフトウェアを作っていくような形になります。

インフラエンジニア時代の苦悩

インフラエンジニアとして働いていた頃を思い出すと、今でも胃が痛くなります。24時間体制で緊急対応の待機をしていたんです。友達と飲みに行く時も、常に携帯とパソコンを持ち歩いていました。

ある日の深夜、急に携帯が鳴り響いて飛び起きたことを覚えています。サーバーがダウンしたらしく、眠い目をこすりながら必死で対応しました。先輩と電話で相談しながら作業していると、いつの間にか先輩が電話口でいびきをかき始めて……。

あるいは、友達との待ち合わせに向かっている時、電車の中で電話が鳴り始め、知らない駅のホームのベンチでノートパソコンを開き始めたこともあります。

まぁ、もちろん友達との約束には遅れてしまいました。

そんな経験は一度や二度ではありません。

職場環境も最悪でした。上司からのパワハラやセクハラ。上がらない給料。ピリピリする同僚。毎日が戦場のようで、ついにはうつ病を発症してしまいました。「このままじゃダメだ」と、必死の思いで転職を決意したんです。

プログラマへの道

子供の頃、パソコンでゲームを作るのが大好きだったことを思い出しました。「そうだ、プログラマになろう!」と閃いたんです。

プログラマの仕事は、まるで魔法使いのよう。頭の中のアイデアを、コードを使って現実のものにできるんです。

もちろん、簡単な仕事ではありません。締め切りに追われたり、バグと格闘したりすることもあります。でも、インフラエンジニアの時と比べると、1分1秒を争うような時間圧がなく、格段にストレスが少なくなりました。

例えるなら、インフラエンジニアは常に災害に備えている消防士。一方、プログラマは新しい建物を設計する建築家のようなものです。どちらも大切な仕事ですが、私には後者の方が向いていたんですね。

(プログラマにとっても保守の仕事は24時間365日ですが、新規案件を中心にやっていて、保守の仕事は避けています)

新しい人生

この転職で、私の人生は180度変わりました。以前は常に疲れ切っていましたが、今は生き生きと仕事ができています。自分の論理的思考力や創造性を活かして物を作るのは楽しいです。

ただ、お金の面では……インフラエンジニア時代の方が良かったかもしれません。

インフラエンジニアからプログラマへの転職はキャリアチェンジ扱いになり、同じIT業界でもある程度1から再スタートすることになってしまいました。

そして、実際にインフラエンジニア時代の業務知識がプログラマとして役に立つかと言うと……うーん、微妙です。インフラ周りは仮想化が一般的になってからガラリと変わり、最近ではAWSなどをいかに操れるか(翻訳との戦い)みたいな勝負になっていますし。トラブルが起きた時に切り分けに役に立つくらいですかね。

とはいえ、リモートワーク可能になったり、夜にたたき起こされなくなったのは何よりでした。

もし今の仕事や環境に息苦しさを感じているなら、新しいことに挑戦してみてください。怖いかもしれません。でも、その一歩が人生を大きく変えるかもしれないんです。

私がそうだったように、あなたにも素敵な未来がおとずれますように。


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