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20240311_計算する生命

・「計算する生命」を読了した。こういう本を読みたいときがある。大体メンタルがやられているとき、疲れているとき。

・また見当違いな気もするけど「数学」そのものも少しずつ作られてきている、という意識がなかった。

・もちろん0とかなんちゃらの方程式とかが歴史上で生み出されたり発見されたりして、それが「数学」を形作っているとも言えるしわかるんだけど、まさか概念やら言語やらの話になるとはね!という感じ。

・すごく気持ちいいというか清々しいというか、素晴らしいことだと思う。なんというかその、理系の人の文系な営み。理系とか文系とかいう表現もどうなのというのはいったんおいておいて。

・むしろ哲学だったり言語学を極めることは、記号的=理系的であるともいえる。結局、性格的な文系理系は、何を愛するか、みたいな感覚的な話で、学問分野としては分け難いんだろうね。そのうえでもどちらかといえばくらいだろうし。

・ずっと専門的な話が続き、親切な図解もほぼわからず、でもなんか心地よく。

・気分が落ちているとき、小説とかフィクションの世界に没頭するほうが回復できる、逃避できるという人は多いのかもしれないけど、私は現実世界で優秀な誰かが素晴らしい何かをしている事実を知れるほうがよいかもしれない。

・すごいなあわけわかんないなあ、でも優しく書いてくれてるからちょっとわかるなあ、というところにきらめきや安らぎを感じている気がする。

・前作を読んでいないので機会があれば購入し、お守りにしておきたい。

・明日からも出社がある程度続きそうだけど、ちょっとだけ仕事面で好転したところがあった。昨日の自分が用意してくれた角煮弁当も美味しかった。明日のお弁当も用意したからまたがんばろうね。

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