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「モチベーション」という視点で

よこはま発達サポートルームの保育士の中村です。

サポートルームでのセッションを通し、お子さんたちと触れ合っていると、興味関心がある物事について深くまで追求できる素晴らしさをもっているな、と感じる瞬間が多々あります。日常の中で私たち大人が見逃してしまいそうなことも、深くまで掘り下げ、それを楽しさに変えることができます。
本日は、そんなお子さんたちの興味関心からうまれた課題をいくつかご紹介します。

1つ目

この課題は、乗り物や乗り物関連のキャラクターに興味関心があり、数の概念が芽生えてきたお子さん向けの課題として作りました。お子さんには、木炭に見立てた黒い積み木と木材に見立てた割りばし、トングをお渡しします。

そして、ホワイトボードをお見せし、物とその個数を黒い貨車に積んでもらいます。

黒い貨車はお仕事に行くから、荷物を積んでほしいことを伝えると、お子さんも「1、2、3…。」と数えながら慎重に積んでくれます。また、こちらから個数などを提示する前に「つぎはなんこ?」と尋ねてくれることや、課題終了後に「もう終わり?」「またやりたい」と言ってくれることもしばしばあります。

2つ目

この課題は、動物へのエサやりに興味関心があるお子さん向けの課題です。

一見、普通のプットインに見えますが、実は表と裏で動物の口の大きさが異なっています。

その為、よく見て、考えながらいれる必要があります。また、1つ入れるごとに裏返す必要があるため、大変そうに感じますが、お子さんたちは興味関心があり、やる気に満ち溢れているため、そういった大人側の懸念もよそに、どんどんこなしてくれます。

以上のように、お子さんたちの興味関心からうまれた課題を用いることで、「できる!」「おもしろい!」という気持ちが育まれ、「もっとやってみたい!」「次はこうしてみよう!」という次なるチャレンジにつながることもあります。

今後もセッションや日常のご様子からお子さんたちの興味関心を把握し、学びを支える楽しい課題をたくさん作っていきます。

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