哲学者の誕生
こんばんは。今回は人によってはくそつまらないかもしれない記事を書いていこうと思います。
BC650年頃〜BC300年頃までにギリシアではタレスやソクラテス、アリストトレスなど、中国では孔子や墨子、孟子などが誕生しました。
…不思議に思いませんか?笑
この時期を境に一斉に各地で哲学者が生まれるんです。
これを不思議だと感じてくれた方は最後まで読んでみてください!
このテーマと、この時期におけるギリシア哲学の構造を簡単に考察していきたいと思います。
哲学者の誕生はなぜこの時期?
世界各地でここまで時期が被るということは、偶然ではない証拠です。
この時期に広がる理由があったのです。それは大きく分けると2つほど。
①文字の普及
これはあんまり面白くないので飛ばします笑
意思疎通を図るために欠かせない言語がこの時期から広がり始めます。
②農業革命
え、何で?!って思いませんか?笑
この時期から農作物が各地に広がります。しかし、なぜ農業革命が哲学者の量産「”知の爆発”」に大きな影響を与えたのか。
これを明らかにするために農業革命について詳しく見ていきましょう!
きっと面白いはず!笑
農業革命がなぜ哲学者の誕生を促した?
農業革命というのは、旧石器時代から新石器時代の転換期に広がっていきます。
旧石器時代=獲得経済
新石器時代=生産経済
と考えていいと思います。狩猟採集民の生活から農業生産の生活へと変わっていくのです。
ここがミソ!!!笑
この転換は人類の生活を大きく変えます。どのように変えるかというと↓
⑴定住化
狩猟採集民時代は一つの場所に定住することは無かった。なぜかというと、季節や天候によって取れるものは変わるし、ずっと同じ場所に居ると何も無くなってしまうから!
定住化によって、人々の平均寿命は大幅に上がったという研究もあります(これには諸説アリ)。
⑵余剰作物の生産
栄養価は狩猟採集民時代よりも下がったと言われていますが、安定して食料を手に入れられるようになりました。灌漑農業が普及し、生産力は大幅にUP!人々は食べ物に困らなくなります。
特に⑵に大きな要因がありますが、この二つによって貧富の差が生まれます。
今の時代も貧富の差は問題になっていますが、3000年前くらいからこの状況は変わってないのですね…
※豆知識
イギリス「オックスファム」の調査によると、世界人口の資産額下位層の半分と、総資産額世界トップ8人は同じ資産額らしい。
約70億人と8人が同じなんて恐ろしい…
ということで、とにかく貧富の差が生まれました。富を得たものは働かずとも飯が食える、貧しいものはせっせと働く。そんな社会構造が生まれたのです。
哲学者の誕生
さあ、働かないものには余暇が生まれます。
現代社会のように簡単に遊べるものがない時代、皆さんであれば何をしますか?
そう、そこで先人達は考えることで遊んだのです!
これが哲学者の誕生!
各地で同じ時期に哲学者が誕生していったのは、農業革命によって貧富の差が生まれたから。
偶然ではなく、必然だったのです!面白い!笑
ギリシア哲学
マジでさらっといきます。
まず、抱いた疑問は「この世界は何でできているか?」です。
確かに余暇が生まれたら生きている世界は何でできているのか気になるよね。今となっては地球が丸いとか当たり前だけど。
それで、タレスとかピュタゴラスとか、世界の根源は「〜」である
みたいな発想が生まれた。
その次に出てきたのがソクラテス達です。
上の人達との違いは、私たち自身の内面に対して疑問を抱いた点。
外への理解から、内への理解へと変わったのです。
だからソクラテス以降の哲学で区別されるんだよね。
まとめ
ということで、今日は哲学者の誕生が同時期に起きたのは偶然ではないことについて書いてきました!
貧富の差がこの時期から始まって今も同じことを考えると、本当に現代の方が優れていると言えるのか、疑問である。
働く時間も1週間にして平均10時間ほど狩猟採集民の方が少ないと言われています。
便利=幸せ、なのか?
便利=優れている、なのか?
便利=楽しい、なのか?
歴史をフラットな視点で見てみると自分の幸せに繋げられるかも!!
先人達のように色々と思考を巡らせるのも楽しいのかもね!
明日からはスノボ。
今シーズン初。楽しみ。3時50分起き。頑張る。
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