期待とハードル上げは似てる?

重圧の掛かり方。

9月1日の「あちこちオードリー」でゲスト出演した日向坂46。ひなたメンバーのみんなの悩みを中心にトークが広がっていくという展開だった。

私は今年の2月から日向坂を追いかけ始めている。サッカーが好きだったので入りは当然影山優佳さん。みんな魅力的すぎて今は箱推しみたいになっているが。

その日向坂の冠番組「日向坂で会いましょう」が本当に面白い。MCのオードリーのおふたりと毎回様々なことに挑戦する番組なのだが、オードリーの否定しない話の聞き方、その話しやすい雰囲気にのせられてグイグイ行くメンバーたち。相乗効果が凄まじく、個人的に地上波でいちばん面白いバラエティ番組だと感じる。

バラエティが面白いと評価され、外番組での起用が増えるのはいいのだが、問題はその紹介のされ方だ。「バラエティが得意な」「大喜利大得意の」などとハードルが上がるような書き方をされている。こんなに上げられまくる書き方をされてしまえば、メンバーの皆には相当なプレッシャーがかかり、気を病んでしまうことも有りえる。あちこちオードリーでもメンバーの潮紗理菜さんが一時「バラエティが怖くなった」と話していた。まだ持ち上げられていない状況で冠番組でもそう思ってしまうようなピュアな人達が多いのだから、そのプレッシャーに打ち勝てないのも不思議ではない。

そのように紹介をするテレビ側も良くないのだが、それを悪気なく持ち上げてしまうネットニュースやファンも問題があるのではないか?という若林さんの意見があった。確かにそれには共感できるがファンの気持ちも分かる。面白かったり魅力を感じたりすると、それを色々な人に知ってもらいたいと感じるのは何も不思議なことではない。しかしそれが、書き方が悪ければ結果的に褒める側を傷つけることになってしまう。

番組でも言っていたが、「面白いんですよ!」「バラエティめっちゃすごいんだよ!」とかいって何も考えず手放しにヨイショするのではなく、一人一人がもっと考えて適切な表現をするべきであると考える。

ちなみにしゃべくりがいちばん可哀想だった。乃木坂の時みたいに普通な回じゃなかったのは制作含め色んな人が持ち上げすぎた結果だったかもしれない。

言葉って難しいなぁ。気にしすぎると何も喋れなくなってしまうよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?