ただ指を動かすだけの。(2020年11月26日(木))
ひたすら指を動かして、頭など何も使いたくない時というのがあります。…つまり、私は今、ここにいつものようにその時に思ったことを書き連ねていくことよりも、編み物をしたいなと思っているのですが、それでもちょっと無理をして、こうしてなんとか文字を連ねていこうとするのもいいものだなと思っています。
書くための訓練をしているような、筋トレ的よろこびとでも言えばいいのか、いつもの喫茶店の窓の外を時々見てひと息ついてみたり、コーヒーの香りを感じてみたりしながら、何とか文字数を埋める。そこには「役に立つために頑張る」とか、意味とか価値とかは何もなくて、私は喫茶店に流れる音楽を聴きながら(ちょっと昭和的な、ロマンチック感のあふれる曲調だけど、なんの曲だろう?)、ただ文字を埋めているだけの私がいて、
それだけのことなのに、なぜかしら「なくてはならない時間だな」なんてことを感じているのです。
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