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誰かの「腹落ち」をありがたく受け取り、それを別の誰かに遺して生きていきたい。(2020年9月21日(月・祝))

なぜかはわからないのですが、本に書いてあることというのは、その中身が論理的に考えられていて、情動的になんとなく流してしまうことなく、その人の中でしっかりと腹落ちさせたものなのであろうなと思うものであればあるほど、手帳に手書きで書き写しながら読んでいかないと自分の中に入り込んでいかないなということを思っています。あくまで私の場合の話ではあるのですが。

そして私は、「なんとなく流れていくもの」がどうも好きではないみたいで、いや、そういうコミュニケーションもたのしめるのですが、そういうコミュニケーションばかりだと退屈してしまう自分がいて、

本の世界に浸るたのしみというのは、「その中身が論理的に考えられていて、情動的になんとなく流してしまうことなく、その人の中でしっかりと腹落ちさせたものなのであろうなと思うもの」を、こちら側もなんとなく流してしまうことなく理解しようと考えて、がんばって整理して、その結果「ああ、そういうことかもしれない」とわかるよろこびのことだなと思うのです。

日常をせかせか過ごし、「ハレ」のイベントに飛びつく生き方ばかりをしていては得られないこのよろこびを、私は大切にしたいし、私と同じようなよろこびを持つ人に自分のこうしたよろこびをお裾分けできるような生き方を意識的にしていきたいと願っています。

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