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道の先に待つもの

自分はあんまり本を読まない人間だと思っいたが、探し物があって書斎に入てみると積読状態だと思っていた本は意外とちゃんと目を通していた。考えてみれば、本を購入したら一階で読んで、やおら二階の書斎に持っていく動線になっている。つまり、二階にある本は基本的に目を通している。

圧倒的に講談社学術文庫の書籍が多い。知りたいことを網羅してくれている。近年はシルクロードや中央アジア、イスラム圏への関心が高まり、関連書籍が増えている。
その中でも、一番読み返したのはこれ。シルクロードを専門とする東洋史研究者 長澤和俊氏の名著。いつかシルクロードを繋げて旅をしてみたいと、ウイグル自治区に行く前に読んだ。

併せて、玄奘三蔵の伝記である『大慈恩寺三蔵法師伝』を元にしたこちらも読んだ。

おかげで、トルファンやカシュガルの景色が、多層な歴史を通して見ることができた。
長澤氏の著作は、わかりやすく体系的に網羅されており、私の旅において非常に重要なガイドとなった。今でも私の中央アジア理解の基礎となっているし、旅先を決める際の指針にもなっている。

これまで訪れたのは、中国の西安から始まり、ウイグル自治区、そしてかなり飛んでイラン〜トルコ〜ローマを訪れている。次は、ウズベキスタンに行ってみたい。

それにしても、日本人てシルクロードが好きだな。中国史という文脈においても、膨大な研究がある。島国なので、大陸を横断するという壮大さに惹かれるのだろうか。

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