【二次創作】2023年の流行ジャンルの予想【副業で同人活動】

「なんだか最近流行ジャンルがない」
「せっかくハマれたのにジャンルがすぐ死ぬ」
「お祭りみたいに皆で盛り上がれるジャンル、今後くるの?」

女性向け同人はどうしてもジャンルの流行り廃りが同人誌の発行部数と比例してきます。

2023年も3月に入りましたが、いまいち去年から大きな流行りジャンルがないなぁと感じている人も少なくないのではないでしょうか。

今回の記事は2023年今年の女性向け同人、ジャンルの流行についてを記載していきます。

最初に注意したいのが「新しいジャンルに次々と移動をする」ことは最も嫌われる行為です。

そういう行動をしない様にするためにも、慎重なジャンル移動を心がけた上で参考にしてください。


①どんなジャンルが長持ちするのか


私YAYAが長年同人活動をしてきて、長持ちする流行ジャンルには2つの傾向があると感じています。

1.原作が長く続きアニメにもなる、腐女子以外にも人気のある大きい作品

2.作品のテーマがオタク心をくすぐる要素がある作品

1は言うまでもなく、とにかく原作がすでに有名でアニメ化もし、一般人までもそれを読んだり見たりする巨大なコンテンツです。

こういった巨大ジャンルはアニメ化する前から「この作品はくるかも」という予測を多くの人がすることでしょう。
そしてアニメさえコケなければ予測通り巨大ジャンルになります。

巨大コンテンツはメディア側も力を入れ長期間宣伝をしてくるため人気が長続きする傾向にあり、そもそもファンの母数が大きく同人誌の配布数も増えます。

昨今で言えば鬼のつく作品や呪のつく作品がこれにあたると考えています。

2は作品自体のテーマがそもそもオタク心をくすぐるもの、もしくはテーマ自体にすでに女性ファンが多い作品です。

世界を題材とした作品、歴史が題材になる作品、スケートをテーマにした作品がこれにあたります。
鬼や呪がつく作品はここにも少しかかっていると感じています。

逆に、作品テーマがいまいちオタク女性にゆかりがない場合、大きな流行にはなりにくく廃りも早い一過性ジャンルとなりがちです。

中には水泳を題材にした作品で息が長かったものもあるとは思いますが、それはテーマが水泳だったからというより制作会社等が注目されていたという経緯がありました。

長く同じジャンルで同人誌を出していきたいと考えるならば、「該当作品が巨大コンテンツになりうるのか」「何をテーマにしているのか」この2つを注視していく必要があります。

②最初の爆発的な人気はもって半年と理解する

過去の記事「【二次創作】ジャンル/カップリングの衰退を考察【副業で同人活動】」でも記載しましたが、流行ジャンルの初期は爆発的に同人誌の配布数が伸びます。

それは「今このジャンル流行ってるみたいだから何冊か買ってみよう」「このジャンルで私も本を出してみたいから参考のため何冊か買ってみよう」「ハマったけどまだ好みのサークルさんが見つかってない!発掘だ!」このような人が増え、複数の要因から大きな波が起きるのだと感じています。

この初期の流行爆発だけを狙い、ジャンルを転々とすると所謂175サークルと呼ばれ忌み嫌われることになるので注意が必要です。

一度ついてしまった印象は、とくに女性向け同人では未来永劫覆すことができません。慎重にジャンル移動を行ってください。
(これについても上記リンク先の過去記事にて解説をしています。)

そして昨今では大きな流行も新規で発生してないので初期大波を目指すことすら難しい状況だと感じています。
逆に捉えれば平和に淡々と活動ができる時期です。

初期大波が去った後が本番。
そこでどれだけ継続的に配布数を保っていけるか。

大規模ジャンルで、発行している本の完成度が担保され、情熱を感じさせるサークル運用をしている人ならば2~3年は同じジャンルである程度数字を保ちつつ活動ができると体感しています。

この2~3年が勝負だと考えています。

「いや…わかるけど、自分は実力がないからこそ早めにジャンルに参入して少しでも先に売れておきたいんだ…」
といった悩みも抱くかもしれません。

確かにそういった「逃げ馬」的な考えも理解はできます。

けれども、どうでしょう。
それで自身の創作への満足感や貯金の残高数字は着実に増えるでしょうか?

「後から参入したサークルに次々と追い抜かれていく」
この状況はかなり堪えます。

「初期からこのジャンルで活動してたあのサークルさん、最近ぱっとしないよね」
そんな声も聞こえてくるかもしれません。

ただ配布数が伸びないよりも、こっちの方がきつくないですか。
正直私YAYAはきついです。

それならば最初から実力相応の配布数で安定させ、地道に活動を数年間した方が貯金の残高も増えるしメンタルにも優しいと考えます。

そういう意味から「とにかく初期参入しなきゃ」という考えには否定的な感覚を持っています。

遅れて参入しても「ある程度の規模のあるジャンル」「良い本を出すサークル」ならば、きちんと売れます。

いつもコピー本で20ページ未満だとか、pixiv/Twitterでサンプル/お品書きすら出してないとか、そういうサークルは売れません。

きちんとした「本」の体裁を保ち、発行予定の情報は都度発信していくことが絶対条件です。

急がば回れ、逃げ馬戦略よりもまずは日々創作を楽しみつつ実力を上げ、土台を安定させることに注力しましょう。

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いかがだったでしょうか。

「能書きはいい。で、結局2023年はどこのジャンルが安全圏なんだ?」と言われてしまうかもしれません。

私YAYAはマーケティングのプロではないので素人感覚にはなってしまいますが、以下「2023年の流行ジャンルの予想」を私なりに考察し載せていきます。

ジャンルの流行に興味がある方、次の移動先ジャンルに悩んでいる方、同人市場の参考にしたい方は読んでみてください。

(以下有料)③2023年の流行ジャンルの予想


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