【二次創作】どのカップリングを書く/描くか迷った時【副業で同人活動】

このnoteは「ある程度同人誌について知っている」人向けに作成します。
※このアカウントでは「同人誌の作り方」はお伝えしません。
※本の作り方に関してはネット上で調べる方法はたくさんあるので別途調べてみてください。


「キャラのことを思うと動悸がやばい」
「昨日からあのキャラのことが気になって妄想してしまう」
「あのキャラとあのキャラのエッチが見たい!!」

ハマりたての勢いあるこういう気持ち、誰しもありますよね。
私YAYAも、とてもよくあります。

けれど、推しキャラ1人だけを好きになってしまった場合、

「このキャラが攻めるところが見たい」
「このキャラが受けるところが見たい」

どちらか(もしくはその両方)の気持ちになることだって、ありますよね。

もちろん特定ジャンルにハマった最初から
「A×Bだ!固定だ!」
「いいや、C×Dだ!リバは禁止!!」
と、左右固定でのハマり方もあると思いますし、もしかしたらこういう思考の方が腐女子では多数かもしれません。

今回は、左右固定の方向けの記事ではありません。

左右固定の方でその思考が確固たるものならば、そのまま自分の萌えに忠実に作品を創っていくことが正解だと思います。

けれども、Aという推しができ、その他はとくにこだわりが無い場合
「A×B…いや、B×Aか?」
「A×Cもいいし、A×Dもいいし、選べん!総攻が見たい!」
「Aの総受、此れぞ至高」
こういう思いになることもあるかと思います。

今回はそういう「どのカップリングを書く/描く」べきか、悩んでいる方への記事です。

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①まずは深呼吸、書き/描きたいキャラの需要を調べよう

一番理想的なのは、作中で1番人気である(客観的に見て)キャラであることです。
1番ではなくても、3本指に入るくらいの人気が担保されているのが理想的。

そうであるならばその推しキャラは「副業で同人活動をするに値するキャラ」になります。
これは打算的な考えだというのは承知の上です。

どんなに今流行っている作品ジャンルであっても、どんなに今アニメ/ゲームが人気の作品ジャンルであっても、人気のないキャラで同人誌を出すことはよっぽど文章/絵が上手くない限りは避けておくことがベストです。

なぜならば「他者からの需要」がないからです。
これは、あなたのせいではありません。

「なんでだよ!需要ならここにある!私という需要だ!」という考えの方、それは二次創作をする上では非常に正しいのでそのまま突き進んでください。
ただし同人誌を発行し、利益を得、副業にすることはできません。

確実にある程度の利益を出すには、キャラの人気頼みになります。
これは女性向け同人の世界で活動する以上、どうしようもないことなのです。

あなたの推しAは、ツイッターやpixivで人気がありますか?
pixivで検索をした時に、他のキャラよりも作品投稿数や閲覧数は大きいですか?
カップリングタグでよく目にしますか?

冷静に見極めましょう。

なにも「人気のキャラを見つけて無理にそこで同人活動をして金銭を得よう」ということを言っているわけではありません。
それでは悪名高い同人ゴロ/175扱いになってしまいますので、順番が逆にならないようにだけは注意してくださいね。

あなたの推しが、人気キャラであれば本を出してみることをお勧めします。
もしそうでなかった場合でも、悲しむことはありません。
この記事の趣旨とはずれてしまいますが、本にせずにpixiv上だけで創作作品を発表することもできます。

萌えはオタクのパワーです。
けれど、時としてそれは自分を盲目にしてしまうもの。

落ち着いて、今の推しで本を出しても赤字にならないかどうかを見極めましょう。


②リバカップリングで活動したい場合

「A×Bも好きだけどB×Aも好きなんだよなぁ」

こういう気持ちになったことはありますか?

私YAYAはじつはよくあります。
けれど、俗に言うこの「リバ思考」というものはカップリング固定の人たちからは忌み嫌われるということも理解しましょう。

もちろんリバOK!どっちも美味しい!という同士もいるにはいるでしょう。
けれども人は特にオタクという人種は「苦手」「嫌い」という意見の方に意識が行きがちです。
これは「人から悪く思われたくない」という人が多いことに起因していると考えられます。

固定の人からすると、逆CPはアレルギー食物と同じなのです。
そこも考えて行動しましょう。

ならば、2つツイッターとpixivアカウントを取得し、カップリングごとに別々に運用すればいいのでは?という意見もあると思います。
どうしても両方のカップリングで活動したいならばそうするのが正解だと思います。

けれどもリバで活動をすると「どちらも好きだなんて八方美人すぎじゃない?」というサークル側へのネガティブな意識も持たれてしまうことがあります。
それは避けられません。

『書く/描くのはどちらか一方のカップリングみ。
 読むのはどちらでも読みます。』

このスタンスが一番良いと長年周囲のサークルを観察し続けてでた結論です。
また、このようなスタンスで活動している絵や文章が上手なサークルさんも多いのではないでしょうか?

おそらく、過去さまざまな同人界でのいざこざを見てそういう結論に至ったのだと勝手ながら想像しています。

とくに副業としてつつがなく同人誌を出し続けたい場合、めんどくさい揉め事など不要。
厳しいようですが、どちらかのカップリングに絞り執筆していきましょう。

「あの人逆も書いてる/描いてるよ!」と悪く言われることはあっても、
「あの人逆も読んでるよ!」と悪評を付けられることはほぼありません。

読むことには欲張り、書く/描くことには欲張らずにいくことがコツです。

③特定キャラの総攻め/総受けで活動したい場合

受として人気のAというキャラがいた場合、総受けは許される場合がほとんどです。
けれど、攻として人気のAというキャラがいた場合、総攻めはあまり売れません。

もちろん中には「総攻め大好き!総攻めいいじゃん!雄って感じだよ!」という気持ちの人もいるでしょう。

ですが、

総攻めはNG
総受けはOK

副業として同人誌を出す場合は、こう覚えてください。

同人誌専門書店やpixivで過去流行った大規模人気ジャンルを見ても、総受け本はたくさん出てくると思います。
けれど、総攻めはほぼありません。
これが答えです。

なぜ総受けは売れるのに総攻めは売れないのか、という疑問はいろいろ意見があると思います。
(女性は受に感情移入を~という話もよく聞きますが、こういう意見は主観的なものが多いので真偽は不明だと思っています)

ただし女性向け同人界の長年の結果として、総攻めはNG!総受けはOK!こういう空気があることは事実です。

余談となりますが、総受けもNGだという固定カップリング思考の人も存在します。

自分は総受けだからアンチは来ないもんね~という楽観的な意識ではなく、総受けでも苦手な人はいるという意識を持ったまま、同じ味覚をもつ同士に向け作品をアピールしていきましょう。


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いかがだったでしょうか。
今まで友人や知り合いに「このカップリングで書こう/描こうと思う」と言っても、おそらく「いいじゃん」「やってみなよ」という意見ばかりだったのではないでしょうか。

それはきっと「副業で活動する上で」「黒字になりたくて」という修飾語を消して会話をしているためです。
でも…まぁ…口頭でこの修飾語はなかなか言えませんよね。
私YAYAも言った事はありません。

そんな誰にも言えない「副業で同人活動をする」という考えの人にこそ、このnoteが少しでも背中を押せる存在になればいいなと考えています。
あくまでも、原作には敬意を持って活動していきましょう。


以下は有料ですが、A×B・C×Dという同ジャンル内・キャラかぶりのない別々のカップリングで活動をしようと考えている人向け記事です。
該当する人は、参考にしてみてください。



④(以下有料)A×B・C×Dというような複数カップリングで活動したい場合

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