【考察】女性向け同人誌は電子配信に舵をきれるか?【副業で同人活動】

某ウイルスの影響でイベント中止になっている昨今ですが、そんな中でも本を発行しているサークルさんは居ます。
BOOTHや某書店経由での通販で活動をしているサークルさんです。

ただ、やはりイベント有とは違い書店のみの配布は全体部数がいまいち伸び悩んでいることと思います。

イベントに1度でも行ったことがあるならば誰もが覚えのあることだと思いますが、イベントテンションで「買う予定じゃなかったけどなんだか面白そうだから買ってみた!」ということ、多々あるのではないでしょうか。

イベントは本との一期一会の出合いの場であり、同人誌即売会の醍醐味だとも思います。また、好きな作家さんともタイミングが合えば言葉を交わせるということも。すてきなことですね。

それについては意義を唱えるつもりは毛頭ありませんが「副業で同人活動」をしていると全体部数が下がっている現実、それはとても悲しい状況であることも事実です。

「本という媒体にこだわらず、
 イベントという場所にもこだわらない、
 もっと手軽に作品を売り買いができる電子書籍配信はどうなんだろう?」

誰もが考えたことがあると思います。

「二次創作は印刷代で儲けをゼロにしているからこそ公式からファン活動としてお目汚しを~(略」
「電子書籍なんてお金稼ぎのことしか頭にないサークルのすること!とんでもない(略」

…まぁ結論、いろいろと女性向け二次創作同人の世界では「電子配信」には制約があることと思います。

法律的には「印刷をしていようが電子配信をしようがすべての二次創作は公式がどう判断するか。それだけ。」とのpixiv記事をとある方(男性向け作家)の特集で目にしたことがあります。

印刷していても電子配信していても
NGの時はNG、
OKの時はOKなのでしょう。

「印刷してこそ二次創作同人誌」「印刷していなければ許されない」「印刷しないなんて印刷所の今後はどうなるのか」
古くからある制約や通例が電子配信の波を止めている、これはもうどうしようもないことなのでしょうか?

ここから先はYAYA本人の妄想と希望の駄文になります。

二次創作の電子書籍配信が許される風潮になったら、まず打撃をうけるのは印刷所とイベント会社でしょう。
今ある印刷所の半分はなくなってしまうかもしれません。イベントも開催されるのは半分以下になってしまうかもしれませんね。

けれども、今よりももっと手軽に二次創作の作品がダウンロードで買えて、しかも本という物体が存在しないため場所もとらない。
本の通販だと数日~場合によっては数週間待たなくてはいけないのに、電子書籍配信ならば数分で手元で読める。
家族にバレずに同人を楽しみたい人にも、電子書籍配信はとても親切設計だと思います。

じゃあなんだ!印刷所とイベント会社はこの世から無くなればいいっていうのか!
そうではありません。

本という媒体・作家さんとの交流。同じ萌えを持つ人たちとの出会いの場は、きっと電子書籍配信が許される流れになっても、無くならないと思うのです。
ただ、電子で買うか本として買うか、イベントに足を運ぶかどうするか…選択肢が増えるだけだと考えています。

すぐにはこの女性向け同人の世界は変わらないとは思います。

けれども、この昨今の自粛、自粛、自粛、という世間の動きから同人の世界にも新常識となる改革がおきても良いのではないかな、と考えています。


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