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「すがかて」もぐもぐワーク

やわるしすの講座に「すがかて」というものがあります。これは、「清々しいカラダを作る糧」の略です。
中医学や日本の伝統医療などをまぜまぜして塾長が編み出したものですので、エビデンスもありませんし、実践例も塾長のみです。ですが、やってみてもらうと中々評判がいいですので、呼吸のワークとセットにして展開しています。
もぐもぐワークと呼んでいる部分については、文字情報だけあればできる方もあるのではないかと思いまして、noteにも載せておきます。

何を食べるかより、どう食べるかが大事

という、薬膳全否定みたいなワークです(笑)
しかも勿体ぶっていますが、これ、実は酒飲みには当たり前のやり方です。特に蒸留酒。
一口ずつ、五感をフル活用して食べる。それだけ。

まずは何か一口分でいいので、食べ物をご用意ください。チョコレートやナッツ1粒、果物1切れ、パンでもいいですし、おにぎりでも良いです。そのまま食べられるもの、簡単でお勧めです。できれば、あなたの好きなものや好きなジャンルのものが良いです。

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①視覚で感じます。見た目、キラキラしてキレイ、この形がかわいい、無骨なところが素敵、などなど、良いところを言語化してみましょう。

②嗅覚を意識します。お行儀が悪いと言われがちですが、匂いを嗅いでみましょう。どんな匂いでしょうか。甘くて癒される?香ばしくてお腹が空く?どうでしょうか。

③味覚と触覚を使います。いざ実食。五味のうち何を感じますか?その子だけが持つ、特別な味わいもあるはずです。だからこそ好きなんですよね。それを存分に感じてください。しかし。この時に同時に触覚も使いましょう。
嚙み切る時の感触、かみ砕く時の歯ざわり、少し咀嚼したら今度は舌を使って唾液と混ぜ合わせることになるはずです。すると、更に味が出てくることもあります。そうなってくると、食べ物のつぶれたものが、舌と上あごとで磨りつぶせるようになり、その感触もまた楽しんでほしいものの1つです。

④実は③の後半あたりで、もう一度嗅覚を使うことになります。かみ砕きすりつぶしたものが少しずつ喉に流れ込んでいくと、咽頭で鼻と繋がっているのでにおいが上がっていきます。飲み下すと更に。いわゆるキックバックです。ウイスキー好きな方にはお馴染みの香りかと。
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この行程を確実にするために、1口でもかなりの時間をかけます。
始めたばかりのうちは、1口2口だけやってみて下さい。全てのごはんをこれでしようとすると、1食で2時間以上かかりますし、嫌になると思います。できる範囲で、気付いた時に。

すがかてmgmgワーク

もぐもぐワークが上手にできると、同じものが、より一層美味しく感じられます。その食べ物の持ち味を余すところなく味わえるからです。
ただし、それはそのものがキレイな時に限ります。添加物の中でも体に蓄積しやすかったり、粗悪な細胞膜をつくったりしてしまうようなものが含まれていると、その味やにおいを感じてしまい、もぐもぐワークのせいでまずくなります。今まで美味しいと思って食べていたスイーツが、まず!となる可能性もあります。でも逆に、今まで価値を感じていなかった果物が、とてもおいしくなるかもしれません。
防腐剤の入った生クリームより、ローストしただけのナッツをおやつにしたくなる。菓子パンよりむき栗の方が満足できる。
そんな感じで食べるものがだんだんシンプルになっていきます。
料理も焼いて塩をふるだけ、醤油を数滴たらすだけ、など、シンプルに。素材の味を邪魔しない料理になっていきます。うちのごはん↓

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食べ方を変えることは、昨日までと同じ食事内容でもできます。家族と同じものを食べながらでもできます。薬膳を始める時に出てくるハードルをクリアできてるんですよねー。
それにより徐々に内容が変わっていく不思議、更に徐々に体が変わっていく喜びを、是非味わってください。
読んだだけだとやっぱ分からん、という方は、講座にお越しいただくか、年に数回開催するレストランイベントをご利用ください。プロの味でのもぐもぐワークはめちゃくちゃお勧めです!!(趣味と実益を完全に兼ねてます)
一応、公式サイトのリンク貼っておきます。やわるしすのサイト
(以下、金山のイタリアン「カッシーニ」さんでのイベントのお料理一例です)

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