料理好きな元理系男子が演劇界に一石を投じたお話
こんにちは、やわデザnote編集部兼「目的地は鬼ヶ島」制作チームの ひろきょんです。
以下の記事でご紹介したとおり、富士通グループ横断「やわデザ」コミュニティを舞台に、新しいイベント「目的地は鬼ヶ島」がスタートしました。
「目的地は鬼ヶ島」は、一言でいえば「社会課題」についてみんなで楽しみながら理解を深める、全9回の社内イベントです。
本記事では、以下の3話で構成される「その手があったか?!編」の第1話(5月26日開催)についてレポートします。
イベントの雰囲気を実際に感じてみたい方は、以下の動画をご視聴ください(40min)。
今回の桃太郎さん(ゲスト)
イベントのスタートとなる今回は、学生時代に芸能人見たさにエキストラを始めたことをきっかけに、人生が大きく変わっていった 小濱 晋さん をゲストにお迎えしました。
ジブリアニメやマンガ「美味しんぼ」を読みながら過ごした学生時代、大学では人前でのプレゼンに緊張する日々。
そんな生活から現在の意外な取り組みに至るまでの失敗、手ごたえ、学んだこと、大切にされている価値観などを、「どんぶらこタクシー」の運転手であるヤマカワと、タクシーの常連客である謎の女性 メグ とともに伺いました。
演劇と食で世界を平和にしたい
小濱さんは、以前から「演劇」と「食」について問題意識を持っていました。それは、「演劇」をもっと身近なものにしたいという想いと、「食」の大切さをより多くの人に広めたいという想いです。
ジブリ好きである小濱さんはある時、”メッセージ性の強い題材はエンタメ(演劇)を通すと伝わりやすい”ということを発見。「食」の問題を「演劇」で解決できるのではないかと気づきます。さらに、非日常である「演劇」を、日常である「ごはん」とコラボすることで、両者の問題を同時に解決する「演劇ごはん」が誕生したのです。
したがって、「演劇ごはん」で手がけるお芝居のストーリーは、レストランオーナーや生産者の想いを活かしたものになっているというわけです。
劇中は、お客さんのリアクションでストーリーが分岐していく仕掛けがあり、お客さん・役者・レストランの間で自然とコミュニケーションが生まれます。そのうえ、知り合いじゃないお客さん同士が仲がよくなっちゃうこともあるのは、「おいしいごはん」と「楽しいお芝居」があるから成せる技。
運転手のヤマカワが、おとぎ話「桃太郎」を例えに小濱さんにとっての「鬼(一番大きな困難や課題)」を尋ねたところ、小濱さんはズバリ「日本では、舞台が日常に根付いていないこと」とコメントされました。また、小濱さんにとっての「イヌ、サル、キジ(大切にしているものを3つ)」を尋ねると、「演劇、食、縁」という答えが。
そんな小濱さんは、演劇ごはんのよさを言葉で伝えるのが難しいので、ぜひ実際に来て魅力を体験してほしい!とのこと。「演劇」と「食」で人をシームレスにつなぎ、世界を平和にしたい!という未来を思い描いています。
イベントを視聴した社員の反応は?
当日視聴した社員は約300人でした。イベント中に、投票サービス「slido」に寄せられた視聴者の感想やコメントは、なんと300件以上!
その中からいくつかご紹介します。
多くの社員が「演劇ごはん」の魅力を知り、実際に現地へ行ってみたいと思ったようです。
終了後のアフタートークにも100人以上の方が残り、最後は「ハート💖」や「いいね👍」などのリアクションをたくさんいただきました!
個性豊か!見て楽しいグラレコ
記事冒頭のグラレコ(イラスト画像)は、「目的地は鬼ヶ島」制作チームの一人であるデザインセンターの 田中友美乃さんが描いてくれました。
また以下の画像は、「どんぶらコミュニティ(前回の記事を参照)」内で投稿されたグラレコの数々です。
自分の心に響いた部分をビジュアルにしていて、内容も描き方もさまざま。
見ていてとても楽しい!
「グラレコを練習しました!」「初グラレコです!」といったコメントが飛び交いコミュニティも盛り上がりました。まるで、鬼ヶ島から村に持ち帰った宝のようです。
「目的地は鬼ヶ島」の満足度は?
アンケートで今回のイベントの満足度を尋ねたところ、以下のような結果となりました。
このように多くの社員がイベントに満足してくれたのではないでしょうか。いくつかコメントをご紹介します。
第2話へ続く
「目的地は鬼ヶ島、面白い!」と思った方はぜひ、「その手があったか!?編」第2話「サンタさんとの思い出がみんなの人生を変えたお話」の開催レポートもお楽しみに!