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最高の本との出会い方【5選】

あなたは本を選ぶとき、どんなことを意識しているでしょうか。

時間とお金が無限にあれば、好きな本を好きなだけ読むことができますが、なかなかそうはいかないですよね。

3時間と1500円

1冊の本を読むことは、大体これぐらいの時間とお金を使うことになります。だからこそ、どんな本を読むかはとても重要なのです。

とはいえ、本を選ぶ理由と言われても「面白そうだから」「なんとなく気になったから」など感覚的に選んでいる方が多いのではないでしょうか。

僕も、特に気にせず「面白そうな本」を読んでいましたが、本を探していく中で、自分にとって大切な本との出会い方が少しずつ分かってきました。

そして、今ではかなり戦略的にどんな本を読むのか決めています。

本日は、大切な時間とお金を費やす価値のある「最高の本」と出会うには何が重要なのか、僕が思う5つのポイントを紹介します。

1 「なぜ本を読むのか」をはっきりさせる

僕が思う本選びで一番大切なことは、本を読む目的の明確化、つまり「なぜ本を読むのか」をはっきりさせることです。

世の中には莫大な量の本が溢れており、全部の本を読むことは不可能です。

人間は、選択肢が多いほど何をやっていいのか分からなくなります。
これは本選びでも同じで、たくさんの本を目の前にすると、とりあえず「読みやすそう」で「面白そう」な本に飛びついてしまいがちです。

しかし、時間は有限です。

限られた時間をうまく使って読書から何かを得たいのなら、「何を得たいのか」「なぜ本を読むのか」をはっきりさせる必要があります。

例えば、「自分が進むべき方向を知りたい・漠然とした不安がある」なら自己啓発本を読めばヒントを得られます。

また、「販売の仕事に生かしたい」と思って本を読むならマーケティング・心理学・経営学などの本が役に立ちます。

このように、自分がなぜ本を読むのかはっきりさせればどんな本を読むといいのかが分かってきます。

ちなみに僕は、「幅広いジャンルの知識を大雑把に入れて視野を広げること」が今の読書の目的です。

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これはこの前買った本なのですが、プログラミング・心理学・社会問題とジャンルがバラバラですよね(笑)

でも、これは「幅広いジャンルの知識を大雑把に入れて視野を広げること」が僕の戦略なので、こうゆう本の選び方になります。

「なぜ本を読むのか」考える
まず一番初めに考えてみてください。

2 できる限り厚い本を読む

「厚い本」って見た目で読む気がちょっと削がれますよね。

でも2つ目のおすすめは、できる限り薄い本よりは厚い本を選ぶことです。

僕の偏見もありますが、厚い本の方が「本質」が書かれた本が多く、「本質」を知ることで一冊だけでも多くのことを学ぶことができるからです。

そもそも「本質」ってなんでしょうか。

僕は本質とは、「できる限り多くの人・多くのこと」に当てはまるもので、かつ「応用が効く」ものだと思っています。

そして、本質は簡単に見つかるものではなく、長い期間に積み上げた成功や失敗のおかげで見つかる、人間の叡智だと思っています。

そのため、本質が書いてある本を学ぶことは、膨大な時間をかけて生み出された知識を、たった3時間で学ぶことに繋がるのです。

これが、本質が書かれた本を読んだ方がいい理由です。

さらに、本質を学んでしまえば、あとは自分の状況に合わせて応用していくことができます。

例えば自己啓発本の場合、僕が知る中で一番抽象化されて本質が書かれた本は「7つの習慣」だと思っています。

「7つの習慣を読めば他の自己啓発本は読まなくてもいい」と主張される方もよくいます。

これは、「言葉や構成は多少違うけどこれって7つの習慣の◯◯と一緒だよね」と感じる人が多いから、こうした意見が出てくるのだと思います。

つまり、自己啓発の本質が書かれた7つの習慣を読んでしまえば、あとは自分が考えを膨らませることで、他の何冊もの自己啓発本に書かれているようなことを1冊だけで学ぶことができるのです。

本質について

また、気になったところだけ、他の本で詳しく見てみるといったアプローチを取ることもできます。

厚い本は一見読むのが大変そうですが、1冊で何冊分もの学びを得ることができる可能性に満ちているのです。

本質が書かれた本を読む、そして自分の考えを膨らませる。

次の本はぜひ、厚い本を選んでみてください。

3 定期的に本屋を巡る

本屋って不思議ですよね。あの空間にいるだけでも癒されます。

いい本に出会う3つ目のポイントは、定期的に本屋を巡ることです。

僕自身、電子書籍派ですし、紙の書籍もAmazonなどで購入できるようになり、本を買うのに必ずしも本屋は必要とされなくなってきました。

しかし、購入場所はネットだとしても、いい本に出会うには直接本屋に赴くのが1番です。

ネット上で本に出会うには、自分の検索力によるところが大きいです。

一方、本屋であれば、普段なら検索しないような、思いがけない本との出会いに溢れています。

また、本の積まれ方を見ることで今のトレンドを知ることもできます。

そして何より、単純に本屋って楽しいんですよね。

「まだ自分はこんなにも知らない本があるのか」
「次はどんな本を読んでみようか」

本屋を歩くだけでちっぽけな自分に気づくことができますし、ワクワクすることができます。

ネットで本を買える時代だからこそ分かる本屋の魅力

紙の本派の人も、電子書籍派の人も定期的に本屋を訪れてみてください。

amazon本屋

4 次に読みたい本はメモで管理する

「読みたい」と強く思った本があるはずなのに思い出せない

そんな経験はないでしょうか。
僕は結構忘れやすいのでよくありました(笑)

せっかく読みたいと思った本を忘れないようにするには、当たり前ですがメモに残しておく必要があります。

単純に、メモを残しておくだけでもいいですが、ちょっとした工夫をすることでより忘れにくくなります。

例えば僕は最近まで、電子書籍サイトのカートをメモがわりにして、欲しいと思ったらとりあえずカートに入れておく方法をとっていました。

難点は、ぽんぽんと何冊も新しい本を買ってしまう点です(笑)
ただ、本を買う気持ちを高めたい人にはオススメです。

また、最近ではNotionを使って買いたい本を管理するようにしています。

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こんな感じで、欲しいと思った時にメモに入れる。買ったら購入した本として整理すると、自分がどんな本を欲しいと思ったのか忘れません。

読みたいと思ったら、忘れないようにカートに入れる、メモに取っておく。
シンプルですが大切なことです。

5 定期的に脱線する

本選びで大切なこと、最後に紹介するのは「定期的に脱線すること」です。

一番最初に紹介したとおり「なぜ本を読むのか」目的をはっきりとさせて、目的に沿った本を選ぶことは大切です。

しかし、目的に沿った本ばかり読んでいると徐々に自分の思考が凝り固まってしまう可能性があります。

そこで、僕は定期的に自分の目的とは全く関係ないような本を読むことで、思いがけない発見をする機会を設けるようにしています。

例えば、「流行っているけど興味がない本」を読んでみたり、実用書から離れて小説を読んでみたり、普段なら選ばない本を月に1冊ほど読んだりしています。

もちろん、「読んでみたけど面白くない」、そう思うこともあります。

でも、創造的なアイデアは、自分が普段考えていないようなことから生まれるものです。

ちょっと遠回りだけど自分とは関係のない本も読んでみる。
たまに見つかるような新しい発見を大切にする。

興味がない本は自分の可能性を広げてくれるかもしれないのです。

本との出会い方5選

さて本日は自分にとって価値のある「最高の本」に出会うにはどうすればいいのか、5つのポイントを紹介してきました。

本って驚くほどたくさんあります。
その中から人生を通して読めるのは一握りです。

どんな本を読むのか決めることは、どう生きるかにも繋がります。

あなたの本選びの参考になれば嬉しいです。

本日も最後までありがとうございました!

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また別のnoteで出会えることを心待ちにしております!

【本の読み方編はこちら】


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