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今週消費した10のこと TEDトークって一体何だったの?/達成することを目標にしない新年の抱負って?/Meta大暴落

・TEDトークとは一体なんだったのだろう?

コロナパンデミックが起きた当初、大勢の人が2015年のビル・ゲイツのTEDトークをシェアし始めました。
「この先必ず起きるパンデミックに備え、戦争が起きた時と同じように備えるべきだ」というトーク内容で「ゲイツの警告をちゃんと受け止めておけば、こんなことにならなかったんだよ!」という嘆きや後悔の言葉と共に大量にシェアされているのを、毎日のようにsnsで見たのをよく覚えています。

しかし、このコラムの著書は「私にとっては、ゲイツの予測や解決策の提案は、今現在、少なくとも私たちが着地できた結果につながっている」と書いていて、とても共感しました。

TEDトークとは本来「未来」について語るものでした。それは「未来についてのストーリーが未来を創る」という情熱的なコンセプトがあり、TEDトークのアーカイブはアイディアと知識の宝庫として2000年代に爆発的な支持を得ました。

その後、TEDトーク代表のクリス・アンダーソンが書いた「The Official TED Guide to Public Speaking 」によってTHE ・TEDトークと呼ばれるスピーキング方法を確立。スピーチにはinteresting (興味・関心)とinspiring (インスパイア)の2つの要素が必要で、例えば、ロボットはinteresting 。ゴミを食べるロボットを開発することはinspiringである、という2つの要素を使えば誰でもTEDトークが簡単に作れますよ、というものでした。

その結果、TEDトークは”アイデアを売り込むのに最適な場所”となり、ついに2014年、シリコンバレー史上最悪の詐欺師といわれるセラノスのエリザベス・ホームズがスピーチ。

過去20年間、最も影響力のあるパブリックスピーキングのプラットフォームであったはずのTEDトークは、いつの間にか未来のシリコンバレー勝者を生み出すマネーゲームになってしまっていた。TEDトークとはテクノロジー技術支配力のプロパガンダだったのかもしれない、と著書はコラムを締めくくっています。

今年のハーフタイムショー 

Drドレ、スヌープドッグ、エミネム、ケンドリックラマー、メアリーJといったR&Bとラップ界のレジェンドが集結。ショーのアドバイザーとしてJay-Zが参加しているようで、とても楽しみです。2月13日8:30pm(現地時間)スタート予定。

•スーパーボウルのCM価格

スーパーボウルといえば、各社の趣向を凝らした広告を見るのも毎年の楽しみなのですが、その広告価格が史上最高額を記録。ちょっと信じられないのですが、30秒700万ドル、8億円!!だそう。

・Meta史上かつてない急落

ここ数年、アメリカで非難され続け、Facebook 離れだけでなくついに若者のInstagram離れまで起きているmetaの株価が何故下がらないのかと、ずっと不思議に思っていたのですが、ついに下落。

これは、FacebookやInstagram だけでなく、Netflix やYouTube のアルゴリズムにもいえると思うのですが、アルゴリズムが実は自分で選ぶチャンスを奪ってしまっているような気がする昨今。
色々なものが一気に見られるのは確かに便利なのですが、よく噛んでいない食事をただ飲み込んでいる状態に近いなぁ、と感じることが増えてきました。
自分でじっくり選ぶからこそ、味わい深くなるモノもあると思いますし、そこからきっと新しい何かが始まると思います。
因みに、Meta1日で29兆円も減ったようです。

・wordleの日本語版がとにかく難しい 

英語版と比べると選択肢が多いので、とても難しく感じながらも毎日楽しみにしています。
そんな世界的に大ヒットしているwordleですが
ニューヨークタイムズが買収したようです。早いっ!!

・ロイヤルホストの食いしん坊のシェフサラダ

ロイヤルホストは何にも媚びていない、清潔な味がする。このサラダも、アメリカ風とかイタリア風などと解釈されることを嫌うような美味しさでした。

世界中を視察し、美味しいものをたくさん食べたロイヤルホストの経験が、誇り高い味を作るのだろうなぁ、と思いながらいただきました。

・調味料は台所の秘密兵器


おかずのクッキング最新号は、コロナ禍になってからお守りのように台所に置いている土井善晴先生の「一汁一菜でよいという提案」のビジュアルブックのようで、隅々まで拝読。
「特別なことをしなくてもおいしくなります」という先生の言葉を信じ購入した調味料で、先生が書いているように忠実に作ると、よそのお宅におよばれしたような美味しさに…!ただただ感激しました。

•イカゲームよりサバイバルしているYellow Jackets 

1996年に流行った映画や音楽などがドラマ内で使用されていて、懐かしいなぁと思う反面、10代の頃独特の心理的疎隔感なども蘇り、「分かる、分かるよー!その気持ち」と、まるで存在しない5人目の登場人物にでもなったかのように見入ってしまいました。

スマッシングパンプキンズの名曲「today」で幕が上がるエピソード1。主演はクリスティーナ・リッチ。
ああ、我が青春!!という感じの、このコンボも凄く好き!

・達成することを目標にしない「新年の抱負」って?

「新年の抱負」を達成したことが一度もない私ですが、それでも毎年かかさず「新年の抱負」として目標を立ててしまい、今年も1月中に挫折しました。

こちらは、日本語で「ヤバい経済学」という本の共著者のポッドキャスト。行動経済学をベースにした「へー、そうなんだ!」という目から鱗のエピソードが毎回取り上げられるのですが、最新回は「新年の抱負」についてでした。

「新年の抱負」の達成率を研究したケイティ・ミルクマン。彼女は、変化を求めているモチベーションの高い人をボランティアとして選び調査した結果「新年の抱負」達成率は55%でした。これは彼女が過去に行なってきた調査の中でも、ズバ抜けて高い成功率だったそう。
そんなに多くの人が「新年の抱負」を達成しているわけがないと考えたミルクマンは、ボランティアに対する質問方法が「新年の抱負」達成の鍵を握っていることに気が付きます。

「あなたはまだ、新年の抱負に取り組んでいますか?」

と質問することが、実は高達成率を生み出していたのです。こう質問されることで、ボランティアたちは100%達成する必要を感じず、自分たちが抱負に向かって努力しているのなら、それで充分だ、と前向きに考え回答することができたそう。因みに「実際の」抱負達成率は8%で、その数字によりリアリティを感じました。

ポッドキャストの最後は、人生で一度も「今年の抱負」を考えたことがなかった76歳のリスナーが昨年、1分以内の短いメロディーを作りInstagramに毎日投稿する抱負を達成したというエピソード。自分には絶対出来ない、と思っていたのに「やってみるとお酒を飲むのを止めるより簡単だったよ!」という、熱いエピソードを軽く語るのが、また良かったです。

・振り返ればヤツがいる!コテンラジオ

コテンラジオがいいなぁと思うのは、情報が合理的に説明されているのに全く難しく感じず、コテンのメンバーが何でも積極的に楽しもうとしているのが伝わってくるところです。
最新回はマルクスとケンゲルス。前回の資本主義回がすごく良かったので、今回も楽しみです。


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