ゲームの勝ち方を知る方法

「人生はゲームだ」

よく聞くフレーズだが、この本当の意味を知る人は少ない。

このフレーズの意味するところは、「人生に巻き込まれて生きる大多数の人にはなるな。人生を俯瞰して人生の設計者となる生き方をせよ」というところにある。

たとえば、受験において、ほとんどの学生は「今、やらなければならないこと」しか見ていないから、それでいっぱいいっぱいになり、どちらに進んでいるのかすら把握していない。

しかし一部のいわゆる優秀な学生は「将来に向けてやらなければならないこと」を俯瞰して見ていて、全体像を捉えているから、今どのあたりを取り組んでいるのかを把握しながら進めることができている。

結果として、優秀な学生は余裕があり、成績も上がり、受験にも勝つことができる。

たとえば、これが社会人になると、世界が変わり、ルールも変わる。

社会人、とくに会社員の多くは、「今日やらなければならないこと」や「今週やらなければならないこと」に追われている。朝、死んだように目覚めて、生気なく出勤して、やらなければならないことを淡々とこなして、疲れ果てて眠る。

しかし一部の優秀な会社員は違う。「上司や顧客、会社や取引先の要求に対して、要求を少しでも上回る成果を出すこと」に集中する。そうすると、自然に「ここまでやれば十分」というラインが見えてくる。

優秀な会社員は、常にこの視点を持っているから、常に余裕があり、多くのタスクを抱えているように見えて、「顧客満足」という肝を抑えているからメリハリが効いて効率が良い。

今、副業や起業する人も多くなっているが、その多くは「今日の日銭を稼ぐ」ことにいっぱいいっぱいで余裕がない。

しかし一部の優秀な起業家は違う。「価値のあるサービスをつくり、広く展開が見込める顧客に提案し、それを提供する。この流れを仕組みに落として、自動的に回るようにする」このことだけに集中する。

すると、次第に自分の手を離れてサービスが多くの人に提供され始める。さらに余裕が生まれて、より一層、「価値のあるサービス」「展開可能な顧客への提案」「仕組み化、自動化」に注力することができるようになり、事業が成長軌道に乗る。

このように、新しい世界に入った時、いかに早くその世界のルールを知るか。それが人生を余裕を持って、充実させて生きていくためのコツなのかもしれない。

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